沖の島釣行 311回目(2023年21回目)

沖の島釣行 311回目(2023年21回目)

2023年07月04日(火)
岡崎渡船/一ツバエ
中バエ(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 3名
晴れ時々曇り
最高 28.4℃  最低 25.1℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り

先週までは、賑やかな感じのする片島港でしたが、今回は、駐車場もがら空きで、かなり寂しい雰囲気でした。
出船のあった渡船やさんも少なく、しかも、二並島の当番船の出船がないといった状況。
7月に入り、暑くなってきましたし、いよいよ、本格的なオフシーズンに入ってきたということかと。
ただ、その一方で、ルアーとかキビナゴとかで遊ぶには、楽しい時期でもありますから、今度は、こちらの方で、多少なりとも賑わっていって欲しいものです。
というか、賑わっていってくれないと、出船がなくなるので困る、というのが本音なのですが。
なお、僕自身は、今回こそ、上物の最終戦にしようと、臨んだわけですが、結果は、いつものように…

7月になったとはいえ、朝は、まだ涼しく、外に出ていた方が気持ちがよいため、船室の外で、出船を待っていますと、船長から、「柴田君、一ツバエの方がよければ、先にそっちに行くけど、どうする?」
と聞かれます。
今回は、一ツバエ回りですが、二並島の当番船の出船はなく、また、岡崎渡船以外で出船があるのは、大小島の当番船のみ。
つまり、二並島の周辺の磯が空いているということです。
さらに、僕以外のお二人は、いずれもイサギ狙いの常連さんで、二並島の方に行かれるとのことでしたので、僕も、二並島の方に回ってもらえるようにと伝えます。
というか、二並島の当番船の出船があったとしても、そのように頼もうと思っていたくらいですから、僕としましては、願ったり叶ったりといった所。
また、少人数での出船ですし、船長にとっても、そちらの方が都合がよいのでは。
もっとも、僕が一ツバエの方に行きたいと言っていれば、そちらに回って頂けたと思います。
岡崎船長は、もちろんのこと、沖の島の船頭さん達は、お客さんの釣果のことを考え、時には、赤字になるのではと心配するくらい走り回って下さることも多く、初めての方とかでも、安心して任せることが出来る船頭さんたちです。

4時半に出船した船は、二並島まで直行。
さらに、言いますと、二並島の裏側(北側)を通って、中バエと黒ハエの前まで直行。
二並島回りの場合、シーズン中でしたら、東のハナから渡礁が始まることが多く、そのため、最初に船が向かうのは、大抵が、東のハナの前なのですが、この時期くらいからは、東のハナの高場、低場が、ある意味、不人気磯になってくるため、こちらのルートが増えてきます。
これもまた、上物のオフシーズンを感じさせるものの一つです。

到着した後、船長から伝えられたのが、中バエ。
今回は、キビナゴとイサギ狙いの両天秤でしたので、正直、一番上がりたかったのが、この磯。
ただ、普通に考えますと、ここが空いているはずもなく、先週上げてもらいました西のハナレでも空いていてくれたらよいのにと、そう考えながら、やってきていたのですが、まさか、ここに上がれるとは。
でも、オフシーズンになりますと、まさかの磯に上がれるチャンスが増えてくるのも事実ですので、敢えて、この時期を狙ってみるのも、面白いのかも。

 磯の紹介 中バエ/二並島
ということで、今回の磯は、中バエ。
でも、前回の釣行の際には、持っていくのを忘れてしまいましたが、こういう写真が撮れるのも、GoProの魅力(便利さ)の一つ。
なくても、困りはしないものの、楽しみが広がるのも事実ですので、忘れずに持っていかないと。
僕にとって、GoProは必需品の一つかなと。

磯に上がり、荷物を配置し直し、さらに、ブログを書いてから、のんびりと準備を開始。
今回は、キビナゴがメインのつもりで来ていますので、まずは、キビナゴから始めます。
また、普段でしたら、道具の準備をする前に、餌を撒いてみて、海の様子を確認するのですが、今回は、それすらしません。
餌を撒いてみて、イサギが食い上がってきましたら、キビナゴにするか、イサギ狙いの方にするかを迷いそうでしたし、それ以前に、撒いてみなくても、大体の予想は出来ましたので、敢えて、餌を撒くことなく、キビナゴの仕掛けを準備します。
使う竿は、いつもの我夢者

ただ、リールは、いつもの10000番でなく、8号の道糸が巻いてあります6000番。

僕は、体力がありませんので、暑い時期には、重たいリールが、身体に堪え、少しでも軽い方が、楽かなと、こちらを選択してみました。
それに、いつも書いていますように、キビナゴの釣りは、大の苦手。
まともに釣ったことがありませんので、釣れるイメージがなく、本命がアカハタで、モンツキでも釣れてくれたらくらいに考えていたのも事実。
と、その程度に考えていましたので、こちらを選択しました。

ただ、上りの潮がよく動いており、釣れそうな雰囲気は感じます。
もっとも、二並島周辺の場合、こういう日には、ダツだらけになることも多く、それが少し心配。
果たして、何が掛かってきてくれるのか。
期待を込めた一投目、いきなりの強烈な反応。

ダツとは明らかに違いますし、アカハタとかキツとかでもなさそう。
これは、もしかして、いきなりやってしまったか。
ただ、そうなりますと、6000番のリールにしたのは失敗だったのかも。
ハリスも10号にしていますし、無理は出来ません。
幸い、磯の形状は知っていますので、根に突っ込まれないように、慎重にやり取りをして、浮かせてきましたら、見えた魚は、期待しましたタマメではなく、キツ。
しかも、割とデカいキツ。
正直、針が外れてくれてもよいやくらいに、思ってみたものの、そういう時に限って、がっちりと掛かっているもので、どうにかこうにか寄せてきて、ランディング。

普段釣れてきますキツよりも、一回り大きなキツ。
これが、尾長だったらと思うような魚です。
せっかくですし、どれくらいのサイズだろうと測ってみましたら、このサイズ。

何と、これでもまだ60cmないとは。
となれば、尾長の60cmって、どのようなもの?
しかも、東のハナとか、水島とかで釣れています60cmオーバーの尾長って、もっと体高がありますし、
引きももっとパワフルなはず。
このキツは、5号の竿で、道糸8号、ハリス10号という仕掛けで獲ったもの。
60cmオーバーの尾長を、2.5~3号のくらいの糸で獲るのって、もはや、神業では?
改めて、尾長狙いの凄さを感じさせられました。

で、この後、これより少し小さなキツを2匹釣って、キビナゴは一旦休止。
お土産確保の、イサギ狙いに切り替えます。
まぁ、こちらの方は、気楽なもの。
餌を撒けば、イサギが食い上がってくるでしょうし、多分、簡単に釣れるはず。
今シーズンは、イサギ祭りを体験していませんし、面白さとかは無視して、数を釣ることに専念してみようか。
そう思いながら、餌を撒いてみますと、予想通り、イサギが食い上がってきます。

餌取りも大量にいますが、食い上がってくるイサギも、そこそこいますし、餌取りの下にも、たくさんのイサギが見えますので、これは、まさに楽勝といった状況。
実際、餌を撒いて、その中に仕掛けを投入しますと、高確率で、イサギがヒットしてきます。
時期的なものなのか、僕のやる気のなさなのか、抜き上げる際に、針外れが多発し、思った以上にペースが上がってこないものの、イサギ狙いに切り替えて、1時間も経たないうちに、2桁の10匹に到達。
これが、7時20分頃。
今回は、渡礁時に、7時半頃に電話をするからと伝えられており、電話が掛かってきた時に、魚を掛けていたら面倒ですので、ここで、一旦休憩とし、電話を待ちます。
が、一向に電話は掛かってこず、これはどうしたものかと。
でも、考えてみますと、7時半って、やたらと早いですし、8時半と聞き間違えたのでは?
それに、電話をするからではなく、電話をするかもだったのでは?
何ということ。
まぁ、暑い時期ですし、ちょうどよい休憩になったかなと、釣りを再開。
ただ、この休憩が、イサギ狙いへの気持ちを、かなり失わせてしまったのも事実。
10匹釣れたとはいえ、小さな魚がほとんどで、中には、25cmちょっとのサイズも含まれています。
潮が速い分、それなりには引きも楽しめますが、面白いかと言われますと、何とも言えないのが本音。
それに、前回と同様、たくさん持ち帰っても、魚の処分に困るだけですし、磯際でのイサギ狙いは、ここで終了。
ちなみに、この磯際でのイサギ狙い、釣りそのものが面白くないというより、持ち帰りに制限があるので、面白さを削られているのも、間違いないと思います。
実際、昨年までは、10匹どころか、30匹、40匹と釣っても、十分に楽しかったですし、むしろ、数を増やすことに楽しみを感じられた部分があったのも事実です。
取り敢えず、イサギ狙いで来ようと思ったら、引き取ってもらう先を確保しておくことも、重要なポイントなのかなと。
まぁ、こういう心配は、友人、知り合いが極端に少ない僕だからのことなのでしょうが。

そして、磯際狙いをやめ、速い潮に乗せて流していく釣りに変更。
流していって、沖の方で、糸がバチバチっと出ていって、イサギがヒット。
数釣りとしては不向きなのかもしれませんが、純粋に、これは楽しいです。
この釣り方で、数匹のイサギを確保したところで、弁当船の見回り。

ここまでに電話はありませんでしたので、やはり、「電話をするかも」だったようです。
そして、時間は、8時半という。
まぁ、そんなものでしょう。

そして、この見回りのタイミングで、イサギ狙いをやめ、再び、キビナゴに切り替えますと、すぐに、55cmくらいの少し大きめのキツがヒット。

このキツもそうですが、朝一に釣れました3匹のキツもあわせ、ここまでに釣れていますキツは、すべて50cmオーバー。
これがどういうことなのかは分かりませんが、いつものような小さなキツが掛かってこない分、もしかして、チャンスなのではと、変に期待してしまいます。
ちなみに、朝一の1匹目のキツを釣った直後に、リールを10000番に交換し、道糸を10号、ハリスも14号まで上げていましたので、これくらいのキツなら楽勝。
そう言いたい所ですが、僕の腕では、この魚を獲るだけでも、なかなか大変。
取り込んだ後は、ゼーゼー、フーフーといった感じです。
でも、狙いの魚ではないとはいえ、パワフルな魚とのやり取りは楽しく、これが、キビナゴの釣りの最大の魅力と言えるのかも。
で、さらに、次の一匹、いや、今度こそ、タマメを、そう期待して、釣りを再開しますが、次に釣れたのは、残念ながら、いつものサイズのキツ。

そして、これが引き金になったというのか、これが合図だったというのか、海の状況が一変します。
キビナゴが瞬殺されるようになり、磯際に餌(赤アミ)を撒いてみても、イサギが浮いてきません。
というか、下の方にも、イサギの姿は確認できず、辺り一面、餌取りだらけ。
また、潮が緩くなってきて、沖の方に流すのも難しくなりましたので、イサギ狙いに切り替えるのもどうかなといった状況。
本当の最盛期であれば、他の魚が釣れない時でも、イサギだけは食い続けるなんてことも、珍しくないものの、今回は、そこまでの状態ではありませんので、ここで、イサギ狙いは、完全に終了。
竿を片付け、磯の掃除をしてしまい、残りの時間は、キビナゴに賭けてみます。
ですが、イサギも釣れない状況で、他の魚が釣れるはずもなく、さらに、期待のアカハタも、音沙汰なし。
まぁ、餌が瞬殺されていますので、仮に、アカハタがいたとしても、そこまで餌が辿り着かなかったのではないかと。
で、結局、後半戦は、キビナゴでの釣果はなし。
途中、潮が動き始めかなというタイミングで、強烈な当たりがあったものの、掛かったのは、この岩のすぐ左側。

反応が遅かったこともあり、回り込まれてしまい、無念のラインブレイク。
この岩、潮位が高い時には、沈んでいるため、何とか出来ることもあるのですが、ここまで出ている時には、なかなか難しくて…
まぁ、仕方ないかなと。
ただ、取り込めましたキツと比べますと、突っ込むスピードも、パワーも違っていましたし、もしかしたら、タマメだったのかも。
取り込めなければ、意味がありませんが。

ということで、キビナゴとイサギ狙いの両天秤で出掛けました今回の一ツバエ回り。
キビナゴの方は、キツしか釣れない惨敗でしたし、イサギの方も、十数匹と、イサギ祭りとは呼べない残念な釣果。
二並島の中バエという、ベストとも呼べる磯に上げてもらったにも関わらず、情けない話です。
ただ、自分で食べる分のイサギは確保できましたし、キビナゴの方も、大きなキツとの格闘を楽しめましたりしましたので、楽しかったのは、間違いありません。
また、知り合いの方とも、たくさんお話しでき、充実した一日を過ごせましたので、今回も沖の島釣行も、大満足!!です。

さて、来週は、木曜日のムロバエか、金曜日の三ノ瀬。
ただ、どちらの日に行くのか、何を狙うか、そういったこと以前に、まずは、出船があるかどうかが問題。
最初にも書きましたように、上物の方は、オフシーズンに突入しつつありますし、ルアーとかキビナゴとかのお客さんに期待といった所。
シーズン中であれば、天気さえ良ければ大丈夫だろうと思えるのですが、この時期からは、天気が良すぎますと、逆に、マズい場合もありますし、僕自身も、あまりにも暑くなりそうであれば、出船があったとしても、パスする可能性があります。
小雨がぱらつくくらいの曇りで、気温があまり高くなく、湿度もそこそこ。
そんな天気が理想なのですが、難しいかなと。
なので、取り敢えず、天気は我慢するとして、何とか出船があってくれたらと願うばかりです。

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