中バエ/二並島
【渡礁について】
潮位によって、船が着く位置が変わり、潮位が高い時は上の釣り座、潮位が低い時は下の釣り座となります。
いずれの釣り座も、足場は悪くないため、渡礁自体は、それ程難しくないと思います。
ただ、上の釣り座の先端付近は、あまり広くありませんので、ロッドケースとかタックルバッグなどは、一旦、降りてすぐの場所に立っています鉄柱に掛けていって、後から、奥の方に移動させるとよいでしょう。
なお、渡礁は難しくないと書きましたが、磯が濡れている時には、多少滑りやすくなりますので、注意が必要です。
また、荒れ気味の日には、船が安定しないこともあり、その際には、船が磯に着いても、すぐには渡礁せず、船長の合図を待ってから、渡礁するようにして下さい。
あと、下の釣り座に船が着く場合、東側(海を向いて右側)に舳先がきますので、迎えを待つ際には、荷物を、西側(海を向いて左)の端の方に置いておくとよいでしょう。
渡礁の様子の動画につきましては、後日公開する予定にしています。
【鉄柱について】
上の釣り座には、降りてすぐの場所に鉄柱が立ててあります。
渡礁の際には、これを利用するとよいと思いますが、釣りをする場合には、ここに荷物を掛けていますと、少し邪魔になるかもしれません。
なお、この鉄柱にはロープが巻き付けてあり、このロープは、上の釣り座と下の釣り座を移動する際に使うことができます。
さらに、このすぐ奥に、鉄柱をさせる場所があります。
風とか波とかがなくて、荷物が少ない時とかであれば、ここの鉄柱は必要ないかもしれませんが、風には弱い磯ですし、船着きの前の鉄柱に、荷物を繋いでいますと、割と邪魔になりますので、鉄柱を1本持って上がるとよいと思います。
もっとも、鉄柱が必要な状況であれば、渡礁の際に、船長から指示が出ると思いますが。
また、これまで、下の釣り座には、鉄柱を指す場所がなかったのですが、2021年の冬頃に、新たに設置されました。
下の釣り座は、足下が波で洗われるような状況になることも多いため、ここに鉄柱を立てることができますと、安心です。
【荷物について】
先端の付近は、少し狭く、大きな荷物は置きにくくなりますが、奥の方も使いますと、荷物の置き場所には困りませんし、釣り座も広く使えます。
ただ、奥の方には、鉄柱を立てる場所がなく、足場も若干斜めになっていますので、荷物の滑落には注意をして下さい。
特に、潮位が高く、波がある時は、ここに波が駆け上がってくることもあるため、流されやすい物は、手前にあります鉄柱に掛けておくのが無難でしょう。
また、クーラーボックスは、途中の岩と岩の間に置きますと、比較的安定はしますが、可能であれば、ベルトとかロープとかで、鉄柱に繋いでおいて下さい。
【足場について】
足場は悪くありませんので、比較的安全に釣りが出来ると思いますが、下の釣り座で釣りをする場合には、駆け上がってくる波に、十分注意して下さい。
また、濡れている時には、多少滑りやすくなるため、フェルトスパイクのシューズが無難ですが、スパイクなどでも、十分対応できると思います。
ちなみに、僕が使用していますソールは、ビブラムソールです。
なお、潮位が高い時とか、波がある時とかには、船着き周辺しか使えないのですが、穏やかな日であれば、潮位が下がりますと、広範囲を移動できるようになります。
黒ハエとの間は、青物がよく回遊するポイントにもなりますので、ルアーの場合、こちら側を狙ってみるのも面白いです。
ただ、移動する際に、岩と岩の間を飛ばないといけない場所もありますし、無理はしないで下さい。
また、西側の先端は、別の磯(中バエの西)ということになるため、こちらに、お客さんが上がられている場合には、移動しない方がよいでしょう。
あと、渡礁時と納竿時に潮位差がある場合には、船が着く場所が変わることになり、荷物を移動させるが必要があります。
その際には、ロープを使って運ぶことになりますが、一人で運ぶのは、少し面倒で、特に、重たいクーラーなどは、運びづらくなりますので、無理そうなら、迎えの船を待って、手伝ってもらうのもありかなと。
ちなみに、上から下へ移動させる場合には、そのまま真下に降りるより、ロープを張った状態で、左側に回り込むようにして降りていきますと、少し楽に移動ができます。
【風について】
風を遮る物がありませんので、基本的には、全方向の風に弱くなるのですが、10mくらいの風であれば、問題なく、釣りが出来ると思いますし、多少荒れている日の方が、釣果が良くなることも多いようです。
風が強い日に、他のお客さんが敬遠されていれば、敢えて、ここを選択してみるのもありかも。
もっとも、あまりにも風が強かったり、波があったりしましたら、船長からストップがかかるとは思いますが。
【潮などについて】
南東(二並島の方向)に流れるのが、上り潮となり、上物の場合、こちらが本命となります。
ただ、下り潮でも釣れますし、釣り座を移動できることも考えますと、基本的には、どちらの潮にも対応出来ると言ってよいのではないかと。
ちなみに、梅雨の時期には、足下付近に、たくさんのイサギが群れていることも多く、水道と呼ばれていますこのシモリの手前も、絶好のポイントとなります。
この水道につきましても、潮の向きなどによって、二並島向きがよく釣れる時、三ノ瀬向きがよく釣れる時と、変わってきますので、その時の状況で、釣れそうなポイントを探して下さい。
なお、この中バエは、梅雨時期のイサギ狙いにおきましては、沖の島の中でも、一、二を争うくらい釣果が見込める磯となるため、イサギを釣ることよりも、ここに上がることの方が、難しくなります。
あと、上物だけでなく、ルアーとかキビナゴとかでの実績も高く、青物、根魚、ヒラスズキなど、色々な魚が狙えるのですが、水深が浅めで、あちこちにシモリが点在するため、掛ける場所によっては、取り込みの難易度が上がることも。
もっとも、それが楽しいとも言えますし、魚影の濃い磯というのは間違いありませんので、機会があるようなら、上がってみたい磯の一つです。