沖の島釣行 295回目(2023年05回目)
2023年02月09日(木)
岡崎渡船/二並島
・東の1番(二並島)
・裸島ハナレ(二並島)
出船05:30 納竿14:30
乗船客 9名
晴れのち曇
最高 13.8℃ 最低 9.8℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り/下り(裸島は上り?) (中潮)
前回、前々回は、上げてもらった磯が、東のハナだったこともあり、釣行の翌日は、身体がバキバキでしたが、今回は、どちらも足場の良い磯でしたから、翌朝の筋肉痛が、あまりありませんでした。
もっとも、これは、足場だけの問題ではなく、暖かい天気だったというのも、関係しているでしょうし、身体に刺激を与えるような、強烈な引きを味わえなかったこと、魚を捌く作業がなかったこと、これらも、意外と大きいわけで、寂しい限りです。
平日の場合、到着した時に、駐車場の空きがあることは、珍しくありませんが、出船時まで空きがあるのは、さすがに珍しく、さらに、出船されている渡船やさんも半数以下で、三ノ瀬回りでも、出船がない状況。
しかも、今回は、風も弱い予報になっており、釣りをするのに、好条件のはず。
それで、これとは…
本当に、お客さんが少なくなっている事を、強く感じてしまいます。
色々と理由はあるとしても、とにかく、盛り上がっていって欲しいものです。
さて、二並島回りの岡崎渡船、お客さんは、全部で9名
知り合いの方がたくさん
というか、よく知った方ばかり
僕の沖の島釣行において、知り合いの方とお話することは、大切な要素の一つですから、これだけで達成感、満足感を感じてしまいます。
もっとも、尾長狙いの方ばかりですから、前回のように、東のハナが空くなんてことは、なくなってしまいますが。
5時40分に出港した船は、約50分で、二並島に到着し、まずは、東のハナの高場と低場
その後、スクモバエ、黒ハエ船着きへの渡礁が済んだ所で、船長から「柴田君、どうする?」「尾長狙いなら…」「裸島のハナレ…」「尾長でなくてもよいなら…」「中バエもあるし…」と声が掛かります。もちろん、僕は、尾長狙い(のつもり)です。
ただ、今回は、東のハナに上がれない場合は、ここにしようと思っていた磯があり、それが東の1番
高場のすぐそばにある磯で、先週、上がった際、この磯の前付近にも、尾長が浮いてきていましたから、チャンスがあるのではないかと。
で、それを伝えますと、ここ最近は、ほとんど誰も上がっておらず、状況は不明とのこと。
まぁ、でも、上がったことがない磯ですし、過去の実績を信じて、上げてもらうことにしました。
それに、高場に上がられている方は、知り合いの方ですから、いざとなれば、高場の前を狙わせてもらうという手もあるでしょうし、さらに、目の前にたくさんいるであろう湧きグレを狙うという手も。
ということで、今回の磯は、東の1番
上(高場)から見るよりも広く、足場もよくなっています。
ただ、思っていた以上に、高場が遠い。
高場の方から見たら、近く感じていたのですが、まぁ、そんなものなのかなと。
あと、目の前の低い足場に上がれたら、いくらかは近くなるわけで、そうなりますと、狙いやすくなるはず。
ですが、渡礁したのは、満潮前の潮位が高い時間だったため、波が来ますと、こんな感じになります。
とても移動出来る状態ではありません。
潮位が下がって、落ち着くまでは、船を着けてもらった場所で釣りをするしかなさそうです。
取り敢えず、高場の方は、既に釣りを始められておられますし、僕も、急いで準備を!
今回も、使う竿は、マスターモデルⅡ尾長MH-50
この竿は、東のハナとか三ノ瀬2番などのような特別な尾長場で使う竿と決めてきましたので、使うことに、少し躊躇もありましたが、尾長の実績もある磯ですし、大きい尾長に期待して、この竿を使うことにしました。
ということで、誕生月キャンペーンの有効期限が残っていると信じ、まずは、餌撒き
さぁ、尾長は浮いてくるのか。
ドキドキの時間です。
が、それ以前の問題で、東の一番という、まさにその名の通りで、正面から太陽が昇ってくるため、眩しくて、海の中の様子が、ほとんど確認できません。
まぁ、これは、東のハナに上がっている時にも思うことですが、この朝日、凄く綺麗で、何回見ても、感動するものの、浮いてくる尾長を確認する上では、極めて厄介。
ですから、僕的には、この周辺に上がるなら、晴れの日よりも、むしろ、雨の日の方がいいかなと思うくらいです。
ただ、見えないなら、仕方ありませんし、尾長が浮いていると信じて、釣りをするだけ。
当たりを確認しやすいよう、当たりウキを付けた仕掛けにし、高場向きを狙ってみます。
が、魚からの反応は、全く感じられず、餌も残ったまま。
先週の高場では、掛からないまでも、餌をかじられたような形跡は、何度も見られましたから、この目の前には、尾長がいないのか。
一方、北の地向きには、湧きグレがたくさん。
これは、先週、高場から見えていた光景と同じ。
届く距離とかいう話ではなく、玉網で掬えるのではと思うくらい近くに寄ってくることがあり、仕掛けを細くして狙えば、もしかしたら、釣れるかも。
とはいえ、尾長狙いの時に、仕掛けを細くするわけにはいかず、ついでに言いますと、狙う気にもなりませんので、当然の無視。
しかし、ここの湧きグレって、どうせ狙ってくる奴はいないだろう、それくらいの感覚なのか、悠然と泳ぎ回っています。
そして、肝心の尾長狙いの方は、どこを狙って良いか分からず、しかも、潮が動いていないため、早々に、手詰まり状態。
ちなみに、この東の1番
磯の紹介の本には、上り潮が本命と書いてありますが、船長とか常連さんとかに聞きますと、口を揃えて、下り潮が本命と言われます。
しかも、速い下り潮がよいと。
で、今回は、朝のうちが上りっぽい潮で、途中からは緩い下り潮。
そして、磯の前は、何もない(潮が動かない)状態。
奥まった位置にある磯ですし、潮の向きとか速さとかによっては、こうなってしまうということでしょうか?
さらに、速い下り潮というのも、おそらく、黒潮の影響を受けた下り潮ということでしょうから、黒潮が離れている今は、期待薄ということなのかも?
まぁ、それで、ほとんど使われていないということなのではないかと。
というわけで、弁当船までは、餌取りを数匹釣ったのみ。
これから潮位が下がり、前にも出られるでしょうし、いざとなれば、目の前の湧きグレを狙うという手もありますので、このまま残るという選択もあったものの、船長からは、磯代わりを勧められ、僕自身も、あまりに動かない潮に、嫌気が差していましたから、磯代わりすることに。
そこで、候補に挙がったのが、裸島の船着きとハナレで、このうちのハナレの方は、ここ最近、尾長がよく釣れており、先日も55cmが釣れたとか。
そして、朝一にも、船長から勧められた磯。
ただ、潮が下り(満ち引きの下り?)の時は、陰になってしまうことがあるようですし、それなら、船着きの方が無難か。
船着きなら、何度も上がっており、ある程度のことは分かっています。
本命の下り潮でなくても、それなりに勝負ができそうですし、こちらにしておこうかなと。
そして、一度はそう伝えたものの、直前になって、急に気持ちが変わり、ハナレの方に変更。
磯の紹介 裸島ハナレ/二並島
果たして、この選択が、吉と出るのか、凶と出るのか。
まぁ、僕の場合、後者になる可能性の方が、圧倒的に高いのですけどね。
そして、ここでの尾長狙いにつきましては、何も情報がありません。
釣れたと聞いているだけで、手前で釣れるのか、沖の方で釣れるのか。
浮いてくるのか、こないのか。
表層を釣るのか、沈めて釣るのか。
こういったことが、何一つ分かりませんが、船長によりますと、尾長を釣られた方が、イサギでも狙おうと思って、深いタナを狙っていたら、尾長が釣れたと言われていたとのこと。
ということは、東のハナのように、浮いた尾長を狙うわけではなく、流していって釣るということ?
僕の求めています尾長狙いとは違っていて、少し残念な気がするものの、釣果が出ていない今、そんな事は言っていられません。
ただ、餌も大量に余っていますし、もしかしたら、尾長が浮いてくるかもと、餌を撒き続けてみましたら、餌取りは寄ってくるものの、やはり、尾長らしき姿は見えてきません。
なので、ここは切り換えて、それこそ、イサギを狙うくらいの気持ちで、釣りを始めていくわけですが、ここで、問題が発生。
下りと聞いていました潮が、反対方向(一ツバエ方向)に流れ始めています。
そういえば、先週も、東のハナでは下りだった潮が、ここでは逆に流れていたと、常連さんが言われていました。
そして、この現象は、僕自身も、何度か経験しており、これが、船長の言われていました陰になるということなのかも。
でも、潮が動いている分、東の1番よりはマシですし、口太でも、イサギでも、そして、何かの弾みで、尾長が釣れてくれたら、そう期待ながら、釣りを続けていきます。
ですが、思った以上に潮が動いていないため、狙うポイントが絞りにくく、下手くそな僕には、かなり難しい状況。
たまに、餌取りが掛かる程度で、グレどころか、イサギすら釣れる気配がありません。
そして、ようやく、少しまともな感触を感じたのが、磯代わりしてから1時間以上が経過した10時半過ぎ。
まぁ、まともといっても、釣れたのは、小さなグレ
35cmもない、普段であれば、写真すら撮らないこともあり得るようなサイズの魚。
ですが、今回は、厳しい状況であることを強く感じていましたので、この魚の写真を撮っておかないと、ブログ用の写真に困りそうだと思い、一応、撮っておきました。
そして、これがほぼ正解。
この30分後に、ほんのわずかだけサイズアップしました小さな魚(尾長)で、本日のグレはすべて終了。
11時半頃からは、潮がほとんど動かなくなり、釣れそうな場所を求めて、釣り座を転々としてみるものの、グレやイサギどころか、餌取りの反応もなく、途中、何度眠くなったことか。
というわけで、今回の尾長チャレンジも、見事に失敗。
というか、惨敗。
確かに、潮が動かず、上がった磯が悪かったというのもあるかもしれませんが、どちらの磯も、決めたのは、自分自身。
それも含めて、実力不足ということでしょう。
ただ、初めての磯(東の1番)にも上がることができましたし、暖かくて、気持ちの良い1日でした。
また、知り合いの方も多く、たくさんお話ができましたから、楽しかったのは、間違いありません。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足!!と言ってよいでしょう。
さて、来週は、水曜日の二並島の予定。
もちろん、尾長狙いのつもりです。
ただ、誕生月のキャンペーンは、終わっている様子でしたので、どうなるか。
というか、それ以前に、強風予報になっていますので、出船があるかどうか、そちらの方が気になります。