沖の島釣行 088回目(2018年19回目)


沖の島釣行 88回目(2018年19回目)

2018年06月01日(金)
岡崎渡船/姫島南
・穴の口前(姫島南)
出船 04:00 納竿 13:30
乗船客 4名+3名
晴れ
最高 25℃ 最低 17℃(高知西部)
水温 23℃
潮 下り

今週で、ついに、10週連続での釣行となります。
ここまできますと、日常の一部のようなもの。
それでも、毎回の沖の島釣行は、楽しくて仕方ありません。

お客さんは全部で7名。
そのうちの3名の方は、他船から回ってこられたお客さんですので、岡崎渡船さんのお客さんは、4名。僕以外の方は、すべて底物の方で、この方々が、一等席と南の磯に渡礁され、その後で、船長から「柴田君、どこに行く?」と聞かれます。
当然ですが、磯はガラ空き状態。
カメバエからヨウチエンまで、すべて空いていますので、こうなりますと、逆に困ってしまい、前半戦はルアーがメインとだけ伝え、船長に任せることにしました。
そして、船長が選んで下さったのが、穴の口前。

ここには、4月にも1度上がっており、今回が2回目となります。
青物にも期待できる磯なのでしょうが、あちこちにサラシがありますし、姫島の周辺は、ヒラスズキの実績も高いですから、今回は、ヒラスズキ狙いから始めてみます。

ちなみに、この目の前の岩は、この磯の釣り座の一部。
潮位が低いに時しか上がることは出来ませんが、潮位が高い時ですと、かなり邪魔な障害物になってくれます。
ということで、こちら側を攻めるのは後回しにして、まずは沖側から攻めてみます。

しばらくは、何もなかったのですが、良い感じでサラシの中に入ったなと思って、ルアーを止めてみましたら、その瞬間に、ガン!という強い衝撃。
そして、それと同時に、ラインが一気に出ていきます。
ドラグは、かなりきつめにセットしているはずなのですが、どうにもなりません。
これは獲れないだろうと思い、それなら動画でも撮っておこうかと、GoProのスイッチに手を伸ばした際、一気の突っ込みに対応しきれず、PEがシモリに触れて、ラインブレイク。
いずれにしても、手に負えそうな代物ではありませんでしたし、GoProを操作しようとした事自体は、特に後悔していないものの、この魚の正体は何だったのでしょう?
ヒラスズキだとしましたら、相当なサイズになるでしょうが、そんな感じの引きではなかったようにも思えますし、姫島ですから、例の魚ということも考えられないことはないものの、そこそこのサイズのタマメだったとみるのが妥当かと。
まぁ、獲れなければ、何であっても大差ないのですが。
しかし、GoProを事前に作動して、準備万端である時には、全く掛かってくれないのに、作動させていない時に限って、妙に掛かるのは、何故?
GoProも、使い始めて1年になりますが、僕との相性は、相当悪いようです。
ただ、久しぶりにルアーでのやり取りが出来たことで、気持ちが一気に盛り上がります。

すばやく、リーダーを結び直し、今度は姫島本島との間
かなりきつそうなシモリが入っているのも見え、仮に掛けたとしても、獲れるかどうか。
まさに、一か八かといった感じですが、これはこれで楽しいですから、敢えて、攻めてみますと

ガン!ときて、グ~ンと引っ張られ、プツン!
今度は、何も出来ず、まさに瞬殺というやつ。
というか、これって、上手くやれば獲れるのでしょうか。
正直、投げる前は、何とかなるだろうという安易な考えもありましたが、今の瞬殺で、一気にヤバい雰囲気を感じます。
獲れるか、獲れないかの駆け引きも、ヒラスズキ狙いの醍醐味の一つとはいえ、これは明らかに、分が悪いような気も…
ただ、魚を釣り上げることは出来ませんでしたし、ルアーのロストも痛かったですが、楽しかったので、よしとしましょう。
ちなみに、僕は、サラシがない場所で、ヒラスズキを狙うことが、ほとんどありません。
サラシがない場所でも、ヒラスズキは釣れますし、実際に釣ったこともあります。
ですが、今ひとつなんです。
僕の中で、ヒラスズキは、サラシの中で釣ってこその魚というイメージもありますので、今後も、このような無謀なチャレンジは続けていくと思います。
しかし、上物をするようになって、ルアーの感覚が相当鈍っているのも事実。
さらに、しばらくの間、まともな魚を掛けていなかったこともあり、心の準備が出来ておらず、タイミングが遅れてしまったというのも否めません。
元々、ルアーマンなわけですし、というか、今もルアーマンのつもりですので、もう少し本気でやらないと。
で、この瞬殺の後、軽くルアーを投げてみて、反応がなかったため、上物にチェンジ。
すると、開始早々に、グレが釣れました。

40cmのいわゆる登録サイズには、届いていないものの、30後半はありそう。
取り敢えず、釣れてくれて、ほっとしたといった所でしょうか。
そして、このグレを釣った直後に、弁当船の見回り。
ヨウチエンなども空いており、移動してもよいと言われますが、グレが釣れたばかりでしたし、それに、これから潮位が下がりますと、前の方にも出られるでしょうから、このまま残ることを選択。
で、その後半戦は、キツの猛攻からスタート
30cmくらいキツが、立て続けに掛かってきます。
もう少し大きければ、引きだけでも楽しめるものの、30cmくらいのキツですと、単に邪魔なだけ。
そして、10時頃には、奴の姿も。
奴というのは、もちろん、サメのこと。

水温も高くなっていますし、いるだろうとは思っていましたが、実際に見てしまいますと、あまりいい気分にはなりません。
もちろん、いるだけなのであれば、まだ我慢できるのですが、今回の奴らはやたらと好戦的で、掛かった魚を目掛けて、猛然とアタックしてきます。
何回、これにやられたことか。
ただ、それも11時半頃まで。
その後は、潮がほとんど動かなくなり、サメだけでなく、餌取りも何もかにも見えなくなり、魚からの反応が消えます。
ちょうど、餌がなくなりそうでしたし、ちょうどいいタイミングだろうと、上物はここで終了。
結局、後半戦に追加できたのは、30cmちょいのグレ1匹のみでしたが、サメに強奪された魚の中にも、もしかしたら、グレがいたかも。
なお、潮が動かなければ、ルアーでの釣果にも期待できるはずがなく、最後の方は、GoProで海中撮影をしたり、磯の探索をしたりしていました。
ちなみに、ここは、前回上がった際にも見ましたが、まさに神秘的。

そして、これを見ながら、子供の頃に呼んだ漫画を思い出します。
洞窟みたいな所にいる主のようなイワナを、ラジコンの船を使って、釣っていたような。
また、潮位が低くなってきてから、前の釣り座の方に行ってみて、瞬殺された現場を確認。

これは思っていた以上に、きつそうな地形になっており、この中で掛けるのは、やはり無謀だったか。
おそらく、掛かったのは、この細くなる手前付近。

表層で掛けたならともかく、これを浮かせてきて、さらに取り込むとなりますと、至難の業ではないかと
なので、正直、投げてはいけない場所だった気もします。
少なくとも、僕の腕ではまず獲れないでしょうから、ルアーを捨てたようなもの。
ただ、これが確認できただけでも、次に繋がってくれるのではないかなと。
ということで、今回も、貧果に終わりましたが、大物を掛けたというだけでも、興奮できる要素としては十分ですし、楽しい時間が過ごせたのも、間違いありませんので、大満足と言ってよいでしょう。

そういえば、先週お会いした底物の名手の方は、今週も来られていました。
どうやら先週の釣行時に。忘れ物をされたそうで、それを受け取るついでに、釣りに来られたらしいです。
まぁ、それ程度のことなら、びっくりしないのですが、忘れ物を取りに来たついでの釣りが、昼釣り+夕釣りの通し、さらに泊まって明日もという。
いや、もうこれは、ついでとかいう話ではないでしょう。
ちなみに、この方、先々週も来られており、僕も大概だとは思いますが、この方は次元が違います。
ただ、こういうおかしな人って、好きなタイプの人であることが多く、この底物師の方も例外ではありません。

さて、来週ですが、厳しいかもしれません。
台風になりそうな低気圧が待機しており、今のままでしたら、金曜日から月曜日までは厳しいやろうねと船長も言われていました。
ただ、まだどうなるかは分かりませんので、行けることを信じましょう。



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