沖の島釣行 314回目(2023年24回目)
2023年08月18日(金)
岡崎渡船/ムロバエ
・スクモ(三ノ瀬)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 6名
曇り時々晴れ
最高 31.8℃ 最低 26.5℃(宿毛)
水温 ?
潮 下り/上り
この時期は、平日の出船が厳しくなるため、土曜日(6日)と祝日(11日)を休みにしていたのですが、一つの台風(6号)で両方がアウトに。
さらに、無理をして、日曜日(13日)に変更してみましたら、今度は、次の台風(7号)。
巡り合わせが悪い時って、とことん悪くなりますし、以前には、7週連続で飛んだこともあります。
しかも、今週からは、休みが平日になりますので、しばらく行けないことも覚悟していましたが、無事に出船があり、行くことが出来ました。
もっとも、晴れだった予報が、途中から、雨の予報に変わり、直前までドキドキだったのですが。
前日までは、雨の予報になっていましたので、レインウェアを着ての釣りを覚悟していたのですが、少しずつ、予報が良くなってきて、出船の直前には、曇りの予報に。
日頃の行いがよかったおかげなのかはともかく、レインウェアを避けられるのは、非常にありがたというのが本音。
ただ、こういう時に限って、とんでもない雨が降ってきて、びしょ濡れになるというのは、良くある話。
実際、降水確率も、30%くらいにはなっていますし、念のためにと、レインウェアをタックルバッグの中に入れておきます。
これを入れることで、タックルバッグがパンパンになってしまいますが、雨に濡れるよりはマシかなと。
4時半に出船した船は、まず、母島港に寄り、お一人の方が、スーパー堤防に上がられます。
このスーパー堤防、沖の島の一級磯に引けを取らないくらいの実績を誇り、この盆休みの間にも、ルアーの方を中心に、たくさんの方が上がられていました。
特に、青物の実績が高く、カツオ類などもよく釣れますし、テントなども設置しやすいですから、暑いこの時期には、おすすめのポイントの一つです。
そして、次に向かったのは、白岩の岬のハナ。
ルアーはもちろん、キビナゴでも実績のある磯で、ここに、お二人の方が渡礁された後、船長から
「柴田君」
「久しぶりに、スクモ行ってみようか」
と声が掛かります。
この三ノ瀬スクモ、大好きな磯の一つですし、上げてもらいたかった磯ではあったのですが、今回は、三ノ瀬回りではありませんし、少人数でしたので、お願いするのは、心苦しいなと思っていたというのが、正直な所。
それをまさか、船長の方から、言って頂けるとは。
飛び上がりそうになるくらい興奮しながら、渡礁の準備に入ります。
ということで、今回の磯は、まさかの三ノ瀬スクモ。
上物、底物、ルアー、キビナゴ、すべてにおいて実績のあり、実績がないのは、僕の釣果くらいという一級磯。
比較的、穏やかで、サラシとかはほとんどないものの、ぱっと見た感じでは、下りの潮がよく動いており、いかにも釣れそうな雰囲気。
もっとも、僕の場合、朝一の段階では、常に釣れそうな気にはなっており、それが、時間とともに、釣れそうにない雰囲気に変わっていくのが、いつものパターン。
果たして、今回はどうなることでしょう。
で、その釣れそうな気持ちの中、すぐにでも準備をして、釣りを始めたい所だったのですが、前回(6/20)上げてもらった際に、スプール(定価約2万円)を落とした苦い経験がありますので、まずは、釣りがしやすいように、荷物の配置換え。
この磯は、足場自体は悪くないものの、斜めになっている場所もありますし、割と頻繁に、釣り座を移動することになるため、この段階で、動きやすい状態を作っておくことは、トラブル回避のためにも重要。
しかも、今回は、荷物が多めですから、慎重に、荷物の配置を決めます。
なお、パラソルは持ってきていましたし、上げてもらう磯によっては、最初に設置してしまおうとも考えていましたが、曇っており、風も強めでしたので、この段階では、設置を見送り、保留とすることに。
そして、荷物の配置換えが済みましたら、釣りの準備。
ルアーから始めるか、キビナゴから始めるか。
メインは、キビナゴですし、しかも、そのキビナゴの釣りは、大の苦手。
朝一のチャンスタイムを利用しない手はないはずで、それならと、キビナゴの竿を準備。
仕掛けも作り、いざ釣り開始!
とその時、何故か、急に、ルアーが投げたくなってきて、キビナゴの竿を一旦置いて、ルアータックルの準備に入ります。
キビナゴの方は、仕掛けを投げる前、正確に言いますと、針に餌をつける前の状態でした。
この突然のひらめきが、何を意味しているのか。
取り敢えず、ヒラスズキタックルに、ミノーをつけ、この水道側を狙ってみますと、
何と、一投目からヒット!
釣れたのは、モンツキ(クロホシフエダイ)
このモンツキ、数年前までは、比較的、簡単に釣れてくれて、これのおかげで、ボウズになる可能性がひくかったのですが、ここ最近は、あまり釣れなくなっています。
海の状況が変わったのか、僕が下手くそになったのか、その両方なのか。
いずれにせよ、久しぶりに釣れたモンツキです。
サイズは、それ程大きくはないものの、嬉しい1匹。
もっとも、僕は、モンツキを食べませんので、リリースするのですが。
ちなみに、このモンツキ、とても美味しい魚で、以前は、僕も持って帰っていました。
ただ、僕の場合、基本的に、週1回のペースで釣りに行きますから、たくさん持って帰っても、食べきれませんし、あと、捌くのも面倒ですので、持ち帰らないようにしているということです。
しかし、まさか一投目から、釣れてくれるとは。
これは、もしかして、高活性なのでは?
そう期待して、さらに、同じ場所に投げてみますと、またしても、魚からの反応。
ヒットはしなかったものの、何かしらの魚が、アタックしてきているようです。
そして、次の一投で、またしても、反応があり、今度はヒット!
釣れたのは、もちろん、モンツキ。
小さくても、パワフルな引きですし、何より、久しぶりのルアーでの釣果ですので、楽しいです。
さらに、同じ水道側で、もう1匹釣った後、今度は、潮が当たってくる方を狙ってみますと、こちら側でも、ヒット!
もう、どこに投げても、釣れるような状況。
ただ、こちらの潮が当たってくる方向は、ダツもいて、次に掛かったのが、そのダツでしたので、再び、水道側で、モンツキ狙い。
リリースするのに、釣っても意味がないのではと思われるかもしれませんが、逆に、リリースすると決めているからこそ、気楽な部分があるのも事実。
もちろん、掛かりどころが悪かった場合とかには、キープするつもりですし、下手くそな僕の場合、魚を釣る感触というのは、なかなか味わえませんので、楽しめる時に、楽しんでおかないと。
そんな感じで、モンツキの数釣りを楽しんでいますと、途中、こんな魚も。
アカハタって、底の方で釣れるイメージがありますので、ミノーに食いつく瞬間って、あまり見る機会がなく、これで2度目。
ちなみに、前回も、このスクモの同じ水道側。
まぁ、ここは、水深のない場所ですし、こういうことが起こりやすいのかも。
なお、釣れたアカハタは、結構な良型。
これは、問答無用でキープです。
ということで、1時間ちょっとの間、ルアーを楽しみ、モンツキを7~8匹と、アカハタを1匹。
こんなに釣れることは珍しいですから、相当楽しかったです。
でも、キビナゴの釣りを始める直前のひらめき。
あれのおかげで、この釣果を得られたわけで、僕の感覚というのも、まんざらではないかも。
と言いたい所なのですが、キビナゴからルアーに切り替えた本当に理由は、餌のキビナゴが溶けていなかったこと。
クーラーの中に、小さいバッカンを入れ、その中に、氷-餌-氷-餌-氷と、サンドイッチ状態にしてきていたため、ガチガチに凍ったままの状態で、とても使えそうになかったため、溶けるまでの間、ルアーでも投げていようかと。
そしたら、それが、あまりにも楽しくて、途中、キビナゴも溶けて、使えるようになっていたものの、そのままルアーを投げ続けていました。
ただ、考えてみますと、この高活性な状態は、苦手なキビナゴで釣るチャンスでもあったわけで、もっと早めに切り替えてもよかったかも。
ということで、ここからは、キビナゴ。
ルアーで、あんなに釣れていたわけですし、キビナゴでも簡単に釣れるはず。
ただ、ルアーの方も、後半には、当たりがなくなってきていましたし、それに、モンツキが釣れていました水道側は、水深もなく、シモリだらけの場所。
キビナゴの釣りに向いている場所なのかは疑問。
それこそ、モンツキならともかく、大きめの魚が掛かった場合、キビナゴの竿では、取り込むのが難しそう。
なので、キビナゴの釣りは、船着き側ですることにしたのですが、この頃から、潮がメチャクチャ速くなってきており、さらに、ほぼ正面から吹いてきます風も強くなってきたため、当たってくる潮を狙おうと思っても、すぐに仕掛けが押し戻されてくる状況。
また、流れていく潮に乗せて、仕掛けを流してみますと、これまたすごい勢いで、ウキが流れていきますし、しかも、シモリを巻き込むように流れていくため、下手くそな僕には、どうにも出来ません。
そのため、ルアーのようには釣れず、弁当船までに、釣れたのは、モンツキ2匹とアカハタ1匹のみ。
こんなことなら、早めに、キビナゴに切り替えておくべきだったかと、改めて思うと同時に、ルアーだからこそ、あの釣果になった可能性も否定できないわけで、複雑な所です。
ただ、久しぶりに魚を釣って、楽しかったことは、間違いありませんので、問題なしとしておきましょう。
もちろん、弁当船での磯代わりはせず、後半戦も、スクモで頑張ります。
ただ、この頃から、釣果だけでなく、空模様の方も、怪しげな雰囲気になってきており、いつ雨が降り出してもおかしくない状況。
レインウェアは持ってきているものの、そこそこの気温ですから、なるべくなら、このまま、降らないでいて欲しい。
そう期待していたのですが、僕の期待は、裏切られるためにあるようなもの。
9時半過ぎ、ついに、雨が降り始めます。
しかも、結構な雨。
少々の雨なら、濡れて気持ちよいかなと我慢できますが、そのようなレベルの雨ではなく、シャワーのような雨ですので、このままなら、びしょ濡れに。
レインウェアを着るしかないかなと思った瞬間、手持ち用パラソルの存在を思い出し、それで凌ぐことに。
この手持ち用のパラソル。
1500円くらいの物ですが、日よけに、雨よけにと大活躍です。
ちなみに、このような雨でした。
この雨は、10分程度で上がり、ちょっとした休憩もできましたので、新たな気持ちで、釣りを再開。
開始早々、立て続けに、ルアーでモンツキが2匹釣れ、これは、よい休憩になったかも。
そう思ったのですが、ここから、大失速。
キツとか、餌取りとかが増えてきたのか、餌のキビナゴが持たなくなってきて、さらに、それを避けるように、遠投してみますと、今度はダツ。
そして、このダツが、デカいダツですので、キビナゴの方はともかく、ルアーの方は、ロストが怖くて、投げることができません。
しかも、最後の方は、足下付近まで、回ってくるようになったため、最後の2時間くらいは、ルアーを投げることができませんでした。
で、結局、迎えの時間まで、状況が好転することがなく、釣れたのは、キツとか、ダツとかのいつもの面々。
敢えて、いつもと違う魚と言えば、これくらい。
怖くて、触ることすら出来ませんし、仕掛けはぐしゃぐしゃになり、掛かったときは、根掛かりかと思うくらいへばりつきますので、ダツとかキツとかよりも、釣りたくない魚かも。
ということで、後半は、いつもの僕に戻り、前半も、釣れたとはいえ、モンツキとアカハタのみ。
大物狙いのルアー、キビナゴということであれば、撃沈に近い釣果かも。
ですが、僕的には、久々に、魚を釣ったという感触が味わえ、楽しかったのは、間違いありません。
また、途中雨が降りましたし、後半は、晴れて暑かったのですが、真正面から吹いてくる風のおかげで、割と快適に釣りができました。
同船のお客さんに、知り合いの方がおられなかったのは、残念でしたが、その分、初めての方々と、たくさんお話出来ましたし、港では、知り合いの方にもお会いでき、こちらの面でも、楽しい一日だったといえるでしょう。
なので、今回の沖の島釣行も大満足です。
さて、来週ですが、月曜日と火曜日は、子供達と遊ぶ予定にしており、さらに、金曜日も行けませんし、土日への変更も難しい状況。
なので、行けるとしましたら、24日の木曜日のみ。
しかも、その木曜日も、現時点では、雨の予報となっていますし、そもそも、平日ですので、出船は厳しそうな雰囲気です。