沖の島釣行 107回目(2018年38回目)


沖の島釣行 107回目(2018年38回目)

2018年12月10日(月)
岡崎渡船/一ツバエ
・平バエ(一ツバエ)
裸島コバエ(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 6名
曇り
最高 11℃ 最低 3℃(高知西部)
水温 20.8℃
潮 上り (中潮)

随分と冬らしくなってきて、窪川の辺りでは、道路脇の温度表示が、0~1℃になっていました。
魚の活性が落ちてきても不思議ではない寒さですが、僕の活性は落ちません。
というか、今年は上物がありますので、ここから、さらに、活性が上がってくる予感がします。

今回は、一ツバエ回り
風も大したことなさそうですし、問題なく使えるはず。
また、前日が貸し切りだったため、泊まりのお客さんもおられず、定時に片島港を出港した船は、一ツバエに直行します。
波もほとんどない日でしたので、磯に着いた時間が早く、おまけに、空が曇っていたため、磯に上がった時には、かなり薄暗く、しばらく、座って待つことに。
ちなみに、沖の島の釣り(昼釣り)で、ライトが必要な状況というのは、本当に少なく、僕は持っていっていませんが、小さなペンライトみたいなような物を忍ばせておくのもよいかも。
なお、僕が上げてもらいました磯は、平バエ

滑りやすい場所の多い磯で、波が駆け上がってくることもあるため、先述のように、明るくなるまで、不用意に動かなかったということです。
で、明るくなって、釣りの準備を始めるわけですが、ここも、ヒラスズキの実績が高い磯。
ウネリもほとんどなく、サラシも出来ていないものの、それでも、シモリ際から出てくることもありますし、一応、ルアーを投げてみますと、早々に、ルアーがシモリにヒットし、ロスト。
リーダーを結び直すのも面倒でしたから、ここでルアーは終了。
実質、十数分といった所でしょうか。
こんな短時間しか投げないなら、投げてみる意味があるのかと、疑問に思うものの、それでも、ルアーも楽しいですから、チャンスがありそうなら、投げたくなってしまいます。
そして、ここからは上物
この平バエは、潮が駆け上がってくることがあるため、磯際には立ちにくい磯。
また、尾長も出ることがあると聞きますし、足下の張り出しも割と厄介ですので、購入したばかりの竿を使ってみます。
尾長は難しいとして、口太でも釣れてくれたらと、釣りを開始しますが、掛かってくるのは、キツばかり。

とにかく、キツ、キツ、キツ…
グレも、イサギも一向に釣れる気配がなく、しかも、掛かってくるキツが、30cmくらいの小さいサイズのばかりですので、引きを楽しむこともできません。
というわけで、キープゼロのまま、弁当船の時間を迎えます。
潮があまり動いておらず、磯際は餌取り(主にキツ)だらけ。
このまま続行しても、釣れる気がしなかったため、磯代わりさせて頂くことに。
ちなみに、一ツバエに上がれらた方を含め、この周辺にあがられました上物の方は、全員磯代わりされていました。
磯代わりで移動してきました磯は、裸島コバエ。
 磯の紹介 裸島コバエ/二並島

ここは、昨年の12月に、2回上げてもらっていますが、その時は、ルアーだけでしたので、上物で上がるのは今回が初めて。
この裸島のコバエは、イサギが爆釣したという話をよく聞きますし、先日は40アップの尾長が複数釣れたという話も。
足場が良くないことさえ我慢できれば、期待感の高い磯の一つです。
取り敢えず、少し沖の方が、いい感じのように見えましたので、まずは、そこを攻めてみますと、すぐに魚からの反応があり、掛かってきたのは、キツ。
ここでも、キツですか。
嫌な予感がしたものの、そのまま沖の方を攻めていますと、今度は少し違った感触。
残念ながら、この魚は、バラしてしまいましたが、イサギのような引きでしたし、もしかしたらと、同じように攻めていましたら、本日1匹目のイサギ

網の中で、写真を撮ったため、小さく見えますが、30後半のまぁまぁサイズ。
嬉しい1匹です。
ちなみに、合わせ方が下手なせいか、変な掛かり方をしており、針が外れる寸前。
危ない所でした。
ここまで、尾長が出る可能性があると聞いていたこともあり、2.2号の竿を使ってきていましたが、イサギ狙いをするには、強すぎるかもということで、竿を交換。
もっとも、1.5号の竿はまだ修理中ですから、2.0号の竿に交換するだけのことで、これでどの程度違うのかは何とも言えない所。
ただ、それでも少しはマシかなと、急いで竿の交換をし、釣りを再開。
すると、最初のうちこそ、イサギからの反応があったものの、次第に、潮が緩くなってきて、それに合わすかのように、魚からの反応もなくなっていきます。
せっかく竿を交換したのにと言いたい所ですが、竿の交換をせずに、そのまま釣りを続けていれば、竿の交換に要した時間の分だけでも、イサギを追加できたのでは?
まぁ、こういうズレた部分があるのが、僕の釣りなのですけどね。
で、また潮が動き出すことを信じ、それまでは磯際狙いでお茶を濁すことにしたわけですが、お茶を濁すなどという感覚が、そもそもの間違いで、とんでもない目に遭いました。
得体の知れない奴が、ガンガン掛かってきて、ほとんどが瞬殺。
たまに、少しだけ粘れたとしても、とにかく、この目の前のシモリが厄介。

最後は、ここに突っ込まれてアウトというパターン。
何度掛けたか分かりませんし、おそらく、その大半はキツだとは思われますが、掛けた魚の姿を見ることすら一度もない、まさに完敗。
実力不足を痛感させられました。
ということで、結局、釣れたのは、イサギが数匹とグレが1匹。
まぁ、グレといっても、32~33cmの小さなサイズ。

ちなみに、このグレが釣れました沖の潮目では、これよりも一回り、二回り大きいグレも掛けており、完全に足元まで寄せてきて、魚の姿も見えていたものの、玉網を取ろうと、振り向いた瞬間に、無念の針外れ。
今も書きましたように、魚の姿が見えており、僕の見間違いでなければ、尾長だったと思います。
皆さんが狙っておられるような大型尾長ではないものの、僕にとっては嬉しいサイズでしたから、これは悔しい1匹となりました。
なお、釣れた数には入れていませんが、30cm未満のグレが何匹か釣れ、全てが尾長でしたので、もしかしたら、磯際で切られた魚の中にも、大型の尾長が混じっていた可能性も。
いや、そう思い始めますと、悔しくて仕方ありませんので、磯際でやられた魚は、キツだったことにしておきましょう。
ということで、今回も、貧果に終わり、自分の腕のなさを痛感した1日にもなりました。
掛からなかったのであれば、魚がいなかったのかもと、言い聞かせることも可能ですが、掛かった魚を獲れなかったとなれば、言い訳も出来ません。
ただ、楽しい時間を過ごせたのは、間違いありませんので、今回の沖の島釣行も、大満足です。

そういえば、裸島のコバエで釣りをしている際、同じ磯に魚を獲る名人の方がおられ、帰り際に、色々と聞いてみました。
「おくつろぎの所、申し訳ありませんが、少しお聞きしてもよろしいでしょうか」
「おう、何だ?」(以下、太字が名人)

「魚を釣るには、どうすればよいのでしょうか」
「魚の釣り方か?」
「はい。」
「どうすれば、上手くなりますか?」

「そうやな、まずは、しっかりと海を見ることだな」

「海を見ることですか?」
「そうや。」
「海をしっかりと見ていれば、色々な事が分かってくる」

「そして、よく考えること」
「適当に釣っていても、それなりに楽しいかもしれんが、考えて釣れるようになると、釣りの幅が広がって、より楽しくなるぞ」

「あとは経験かな」
「最初は上手くいかなくても、やっていくうちに、いつかは…」
「実際、わしも、最初の頃は、上手くいかなくて、困ったものだ」

「出来るようになると信じて、頑張ることだな。」
「それでは、また会おう」

「ありがとうございました!」

「釣れるようになることを信じて、頑張ります!」
「またお会いできる日を、楽しみにしています」
「おっと」

「言い忘れてたけど」

「わしは、尾長は専門外だから、今の話は、参考程度に考えておいてくれ」
「まぁ、魚の釣り方なんて、結局は、同じ所に行き着く気もするが、ここの尾長だけは、どうも勝手が違うような気がするので、一応言っておこうかと。」
「では、改めて、さらばじゃ」

という感じで、今後に繋がる大きなヒントを頂くことができました。
これを活かすかどうかは僕次第。
次回以降の釣りが、楽しみです。

で、その次回の釣行は、土曜日にしようかなと思っています。
まだ予約は入っていないようですが、来られる予定の方がいらっしゃるみたいですし、三ノ瀬回りで、天気も悪くなさそうですから、多分、大丈夫でしょう。



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