沖の島釣行 327回目(2023年37回目)


沖の島釣行 327回目(2023年37回目)

2023年11月21日(火)
岡崎渡船/一ツバエ
・東のハナ高場(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 9名
曇りのち晴れ
最高 20.5℃  最低 12.5℃(宿毛)
水温 22.0℃
潮 上り

今回の釣行記は、いつも以上に、時間が掛かってしまいました。
上げてもらった磯が、東のハナの高場でしたので、翌日(今日)の疲労度が大きく、さらに、釣れなかったことが、それを増大させており、身体がだるくて、ペースが上がりません。
さらに、それに加えて、右手中指のひび割れ。
爪との間の部分が割れてしまっており、キーボードを打つと、結構な痛みが走ります。
毎年のことですので、気を付けていたのですが、嫌な時期に突入したようです。
そして、時間が掛かった一番の理由が、書く内容がなさ過ぎたこと。
書く内容が多すぎて、時間が掛かったのであれば、むしろ大歓迎といった所なのですが、今回は、その逆で、書く内容を絞り出すのに、苦労してしまいました。

今回は、一ツバエ回り。
本当は、二並島の日に行きたかったのですが、前日(月曜日)は、どうしても都合が悪かったため、取り敢えず、出船の決まっていましたこの日を選択。
一ツバエの周辺でも、尾長が狙える磯はありますし、それこそ、一ツバエとかは、過去に、大型尾長の実績があると聞いています。
とはいえ、新たに組み込まれました大小島の周辺も含め、口太狙いが中心の磯が多いことも事実で、それなら、今回は、口太狙いをメインとし、持っていく餌も少なめにしようかと思ってみたものの、お客さんがまだ多くないこの時期は、何が起こるか分かりません。
それに、僕の尾長狙いは、そういう気分になるだけのものですから、どこの磯に上がろうが、尾長狙いと言ってしまえば、尾長狙いになります。
餌が足りなくなるよりは、余る方が、余程マシですし、餌は多めに持っていくことに。
ただ、その際、いつもの量を持っていけばよいものを、二並島回りでないということで、赤アミの数を、いつもより1枚減らすという中途半端さ。
こういうのも、釣れない原因の一つなのでしょうし、実際、今回も、この1枚が、意外と大きかったりもするという。

お客さんは、全部で9名。
日曜日に問い合わせた時点では、3名というでしたがので、結構増えていました。
といっても、取材の6人組の方が増えていただけで、この方々がおられなければ、3人のままだったということですが。
なお、この取材の方々というのは、ルアルアチャンネルの広瀬さんご一行でした。
広瀬さんとは、これまでにも、何度かお会いしており、いつも気さくに対応して下さいます。
今回も、たくさんお話させて頂きましたし、広瀬さん以外の方々も感じのよい方ばかりでした。
また、取材以外のお二人も、僕と同じか、それ以上に来られている、いつもの常連さんで、これだけでも、来て良かったと思えます。
さらに、これで釣れてくれたら、言うことなしなのでしょうが、そこは、一番難しい部分です。

そんな感じで、出船を待っていますと、船長が来られ、びっくりの内容を伝えられます。
その内容というのが、二並島の当番船(島一渡船さん)の出船がないこと。
朝の片島港で、隣にあるはずの船がありませんでしたので、てっきり、島に残られているのだと思っていましたが、まさか、ドックだったとは。
また、他にも、出船されている渡船やさんは少なく、磯はガラ空き状態。
そして、船長から、「柴田君、東に行くかい」と声が掛かります。
正直、尾長狙いの磯が空いていたらと、そのつもりで準備はしてきたものの、ここが空いているのは、想定外。
ただ、上げてもらわない理由はありませんから、当然、上げてもらうことに。

ということで、今回の磯は、東のハナの高場。
これで、今シーズン4回目の高場。
上がった回数だけであれば、今シーズンで一番多いのではないかと。
もっとも、尾長は全く釣れておらず、ただ上がっているだけなのですが。
そして、過去の分も含めますと、高場に上げてもらうのは、今回で、38回目。
これだけ上がっていて、これだけ釣れていないのは、僕だけなのではないかと。
ですが、東のハナの高場には、夢がありますし、何度上がっても、ワクワクします。

で、今回の釣り座ですが、先週、低場に上げてもらっていた際、高場に上がられていた方から、朝のうち、北の地向きで、かなりの数の尾長が見えていたと聞いていたため、まずは、ここから始めてみることに。
今シーズンは、ここまで、浮いてくる尾長の姿を確認できていませんし、取り敢えず、尾長の姿を見られたらと、期待を込めて、餌を撒いていきますと、餌取りとか、タカベとかの下に、大きめの影が、少しずつ見え始めます。
さらに、この魚が、割と上の方まで上がってくるのですが、どう見てもキツ。
もしかしたら、尾長が混じっているのかもしれませんが、仮にそうだとしても、このキツの群れの中から、尾長を引き出すのは難しそう。
というか、腕(技術)がなく、ほぼ運任せの僕にとって、この中で、尾長を釣るのは、絶望的。
しかし、先週もそうですが、前々日(日曜日)にも見えていたとのことですが、僕が上がった時は、キツばかり。
この辺りの運のなさも、釣れない原因の一つなのかも。
でも、運任せの釣りをする僕に、運もなければ、どうすればよいのでしょう。

ということで、取り敢えず、釣りを始めていこうと思ったのですが、今回は、一人で上がっていますので、他の釣り座も自由に選べます。
せっかくならと、他の釣り座も、様子を見て回ることに。
そして、その際に、持っていったのが、この小さなバッカン。

ここ最近は、38cmのバッカンに、赤アミ(4~6枚分)だけを入れ、40cmのバッカンには、袋に入ったままの餌を入れているのですが、今回は、その40cmのバッカンに、小さめのバッカンも入れてきました。
これは、使う餌の量が読めなかったからで、この中で、ボイルと赤アミを混ぜるつもりだったということです。
で、この中に、赤アミとボイルを入れ、餌を撒きながら、様子を見て回りますが、他の釣り座でも、尾長の姿は見えません。
どこも同じような感じです。
なので、それならと、最初の釣り座(北の地向き)で、釣りを始める訳ですが、以前にも書きましたように、一人で上がった時は、これが困ります。
正直、僕の場合、どの釣り座でも同じようなものですから、それなら、他の方に選んでもらって、残った釣り座にというくらいの方が、気楽でよいかも。

しかし、潮があまり動いていません。
東のハナの場合、上りの時には、影になって、潮が動かないことがあるのですが、今回は、まさに、その状況。
こういう日が、尾長を釣るチャンスとも聞くものの、僕のような下手くその場合、狙うポイントを絞り込めないので、厄介です。
さらに、それに加えて、風もほとんどない、べた凪状態。
しかも、快晴。
釣りをするには快適ではあるものの、下手くそな腕を誤魔化す要素がない分、僕にとっては、厳しくなってしまいます。
実際、今回も、見えていない尾長はともかく、たくさん見えているキツですら、なかなか掛かりません。
というか、最近、思い始めてきたのですが、キツって、簡単そうにみえて、意外と難しいのではないかと。
特に、今回のように、晴れたベタ凪の日とかは、見きってしまい、なかなか食ってくれないような。
もっとも、それは、僕が下手なだけかもしれませんが。
ただ、そんな中でも、比較的、簡単に掛かってくれるのが、イサギ。

今回は、なるべく持って帰らないようにしようと思っていたため、イサギの群れの中は、完全に避けるようにしていたのですが、仕掛けを入れて、馴染んだ頃に、ドドッと押し寄せてきて、ぱくり。
狙った魚が釣れず、釣らないように避けた魚が釣れる、まさに、下手くその見本のようです。
とはいえ、元気いっぱいのイサギですから、引きは楽しめますし、キツとかも含めまして、釣れたら、何でも楽しいというのが、本音かなと。
ですが、こいつは、話が別。

今回は、やたらとたくさんいて、気付かないうちに道糸をかじられ、合わせた瞬間に、すかっ。
これが何度起こったことか。
幸い、潮が緩かったため、すべて回収できましたが、それこそ、今回は、こんなウキも使っていましたので、ロストしていたら、洒落にならない所でした。

ただ、このウスバ、守り神とか何とかとも言われますし、これがたくさん出てきたと言うことは、状況が良くなってきているということなのかも。

なお、イサギにつきましては、元気いっぱいだったのは、朝のうちだけ。
弁当船の前くらいからは、潮が動かなくなったこともあり、餌を撒いても、なかなか浮いてこず、釣ろうと思っても、釣れなかったのかも。
まぁ、それでも、納竿までに、10匹くらいは釣れましたが。

あと、肝心な尾長につきましては、僅かな時間でしたし、数も少なかったものの、潮が動き出したた時とかに、それらしき魚の姿が、何度か見えました。
上手い人であれば、その僅かなタイミングを逃さないのかもしれませんが、僕には無理。
しかも、たくさんのキツの中にいる、数少ない尾長を、ピンポイントで狙うなんて、とても。
ただ、それが尾長釣りなのかもしれませんし、それが出来るようにならないと、釣果に繋がらないのでしょうが、僕の場合、運に頼っているわけですから、僕でも釣れるような状況のよい日に当たることに期待した方が早いのかも。
とはいえ、それなりの抵抗はしたいですし、腕は磨いていこうと思っていますが。

で、結局、今回も釣れたのは、イサギのみ。
強烈な何かに切られたのも何度かありましたが、いずれも、少し深めのタナを狙っている時でしたので、正体は分かりません。
尾長だった可能性も否定できないものの、ヒブダイとかもウロウロしていましたし、何より、相当な数のタマメが、浮いたボイルにガボガボしていましたから、これであることが濃厚かなと。
まぁ、切られてしまえば、結局は、同じなのでしょうが。

でも、今回、少し残念だったのは、尾長らしき魚が、この日で一番よく見えていた13時過ぎ頃に、餌が残っていなかったこと。
今回は、ボイル2枚と、赤アミ7枚(28kg)を持っていきましたが、かなり撒かないと、魚が見えてこない時間が多かったため、これでは全然足りませんでした。
というか、最初にも書きましたように、赤アミを1枚減らしたことが、痛かったです。
この分があれば、最後に一勝負できたかもしれませんので。
やはり、餌はたくさん持っていくべきかなと。
特に、僕の場合、一人で上がることが多い分、撒かないといけない量も増えますし。

なお、いつものように、磯の掃除は頑張っておきましたので、特に、北東の端と、その横の平たい場所は、シーズン中にしては、綺麗な状態になっていると思います。
尾長を釣る腕のない僕が、頑張ることが出来る数少ないポイントの一つですし、ここは頑張らないと。

ということで、今回も、尾長に辿り着くことはできませんでした。
高場、高場、高場、低場、低場、高場
東のハナを、6回連続で無駄にしており、何をしているんだと言われそうですが、他の日でも、釣れたという話は聞いていませんし、僕が釣れないのは、仕方ないかなと。
まぁ、ボウズを覚悟で上げてもらっているわけですし、気にしていませんし、東のハナの場合、そこで尾長を狙ったという気持ちになるだけでも、十分に楽しいのは事実です。
また、今回は、取材の広瀬さんにお会いできましたし、取材以外のお二人も、大好きな方々でしたので、たくさんお話もでき、本当に楽しい1日を過ごすことができました。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

なお、ルアルアチャンネルは、良い取材になったとのこと。
広瀬さんといえば、このスーパー堤防の人気を爆上がりさせた方なのですが、この11月下旬にも、ルアーで楽しめるということを示されたのは大きいかなと。
これでまた、お客さんが増えるはずですし。
もっとも、広瀬さんの場合、釣りの腕がありますので、その分は、差し引いて考えないといけない部分もあるのでしょうが。
ただ、いずれにせよ、放送が楽しみです。

さて、次回の沖の島釣行ですが、木曜日の出船が決まっていましたので、その日に行こうと思っています。
釣れない日々が続いていますが、次回も、もちろん、尾長狙いのつもりです。
まぁ、尾長狙いをやめたからといって、釣れるわけでもありまんし、僕の場合、尾長を狙っているという気持ちになれたら、それで十分ですから、全く問題なし。
いつかは釣れるだろうと信じて、やっていくだけかなと。
というか、僕の場合、沖の島で釣りができたら、それだけで満足なのですが。


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