沖の島釣行 315回目(2023年25回目)


沖の島釣行 315回目(2023年25回目)

2023年09月03日(日)
岡崎渡船/大小島
黒ハエ船着き(二並島)
出船 05:00 納竿 13:30
乗船客 7名
晴れ
最高 30.7℃  最低 26.2℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り

今年は、本当に巡り合わせが悪く、4月以降で釣行が飛んだのは、今回で、7回目になります。
そして、先月は、行けたのが、わずか1回。
普段ですと、釣行が飛んだ時は、いつも以上にワクワク感が増して、得した気分になることも多いのですが、今年は、あまりにも、それが頻発するため、ワクワク感を通り越して、出船があることに対しての感謝の気持ちが湧くくらいになっています。
でも、これまで当たり前のように、毎週通っていましたが、これって、色々な意味で、ありがたいことなわけで、それに気付かせてくれる良い機会になったかもしれません。
ちなみに、先月は1回しか行けなかったと書きましたが、船長に聞きましたら、台風などの悪天候が続いたせいで、8月は、5回しか出船がなかったとのことです。

今回は、久しぶりの週末釣行。
週末の釣行は、昨年の8月13日(土)以来となりますし、さらに、日曜日ということになりますと、2021年の10月10日以来ということに。
もっとも、うねりさえなければ、先月の13日(日)に行く予定だったのですが。
そして、今回は、これまた久しぶりの大小島回り。
上物を始めてからは、大小島回りの日に行くことが、極端に少なくなりましたし、そもそも、大小島回りの日は、出船が少ないのも事実。
なので、大小島回りの日に行くのは、2019年の9月19日以来。
実に、1449日ぶりということになります。
ただ、今回は、うねりがついているため、南側の磯は使えず、大小島の方に行くことは、ありません。

5時に出船した船は、少しずつ揺れながら、沖の島を目指し、約50分で、二並島の前に到着。
この周辺が、一番陰になっているとのことですが、それでも、そこそこの波があり、あちこちが、サラシで白くなっている状況。
ただ、キビナゴの方はともかく、ルアーの場合、べた凪の状態よりは、多少波があった方が釣れそうな気がしますし、サラシがありますと、ヒラスズキ狙いも出来そうですから、これはこれでOKかなと。
ということで、二並島周辺の使えそうな磯から、渡礁が始まるわけですが、その際、
「柴田君、白岩の方にでも行ってみる?」
「ちょっと波あるかもしれんけどね」
「中バエとかでもええけど…」
「キビナゴは、地磯の方が良かった」
と声が掛かります。
正直、白岩の周辺よりも二並島周辺の方が好きなのが事実ですが、あくまで、それは上物の場合の話。
キビナゴとかルアーであれば、白岩周辺も面白いですし、それこそ、ヒラスズキとかモンツキとかなら、二並島周辺よりも、白岩周辺の方が期待できそうな気はします。
さらに、岬のハナとかであれば、日陰になって、快適に釣りが出来そうですから、これもありかなと。
もっとも、二並島周辺の磯が好きなのは変わりませんから、こちらの方も捨てがたく、迷うところ。
ただ、船長にすすめてもらった磯の方が、釣果が出やすいのも間違いありませんので、白岩の方に上げてもらうことにし、他の方の渡礁を待ちます。

ちなみに、今回は、息子さんがポーターとしてお手伝いに来られていましたので、僕は、後方から見るだけ。
そして、ヒカリの子と西のハナレへの渡礁が済んだ後、再び、船長から声が掛かり
「今、見とったら…」
「三ノ瀬も白くなっとるんで…」
「使えるなら、宮の下の辺りくらいかも」
「それでもよかったら行くけど」
「それか、黒ハエにでもする?」
「ただ、上からしか出来ん思うけど。」
とのこと。
本音としまして、岬のハナとか白岩の地とかであれば、こちらの方を選択したかったのですが、そうでなければ、二並島周辺の方が無難なはず。
無難というのは、釣れそうという意味ではなく、仮に釣れなくても、好きな磯であれば、満足度も高いだろうということです。
もちろん、釣れた方がよいのは間違いないものの、魚を持ち帰ることよりも、楽しい時間を過ごすことの方が、遥かに重要なわけで、それならと、黒ハエに上げてもらうことにしました。

ということで、今回の磯は黒ハエ船着き。
 磯の紹介 黒ハエ船着き/二並島
ここに上げてもらうのも、久しぶりです。
東のハナの高場の次に、多く上げてもらっている磯で、今回が23回目となるのですが、前回が、昨年の9月9日でしたので、約1年ぶりということになります。

磯に上がった後、まずは、荷物の配置換え。
磯が広いため、荷物の置き場所には困らないものの、今回は、下の釣り座が使えないため、荷物を置く場所を間違えますと、釣りがしにくくなります。
また、この後、パラソルを設置することになるでしょうから、それも想定した配置とします。
そして、その配置換えが済みましたら、ブログを書きながら、小休憩。
黒ハエって、こちらを向きますと、沖の島の本島と二並島

裸島も見えますし、手前には中バエ、遠くには、一ツバエも。
さらに、こちら側を向きましたら、三ノ瀬と姫島。

この景色だけでも得した気分になれます。

そして、小休憩の後、最初に選んだのはルアー。
潮が速く流れていますし、もしかしたら、カツオが回遊しているかもしれませんので、それに期待して、ルアーを投げてみることに。
といっても、準備した竿は、ヒラスズキ用の竿。
ハガツオは、小さめのルアーに好反応なことが多いと聞いており、それなら、ヒラスズキタックルの方が扱いやすいかなと。
というか、僕の場合、特別な場合を除き、最初に使うのは、ほぼこのタックルです。
ヒラスズキタックルといっても、70cmくらいのロウニンアジ、80cm弱のタマメ、90cm超のブリなどを獲ってきました信頼できるタックルで、これに、僕の腕が加わりましたら、怖い物なし。
何が怖い物なしか分かりませんが、このタックルに、13cmミノーをセットし、まずは、磯際から攻めてみます。
いくらかサラシもあり、ヒラスズキでも掛かってくれたら。
ただ、この黒ハエ、モンツキとか根魚とかは、よく釣っているものの、ヒラスズキを釣ったのは、おそらく1回だけ。
しかも、7年くらい前だと思います。
サラシの中とかでも、掛かってくるのは、大抵がモンツキですし、ヒラスズキ自体が少ない磯なのかも。
なので、モンツキでも釣れてくれたらというのが、正直な所。

あと、ついでに言いますと、この向きの磯際は、取り込みが割と難しく、掛かった魚が向こうの方に回り込んでしまったり、先端付近の岩でラインブレイクしたりと、これまでに、何度か痛い目に遭っています。
ですが、今回は、掛かる気がしていませんでしたし、駄目そうなら、さっさとキビナゴに切り換えて、そういった気楽な気持ちで、ルアーを投げていました。
そして、その油断というか、気の緩みが、残念な結果を招くことに。
ルアーを投げ始めて、すぐに、磯際の手前の方で、何かがヒット!

それこそ、当たりは大きくありませんでしたので、モンツキだろうと思ったのですが、予想以上の重量感。

そして、手前で突っ込まれてしまい、ほぼ為す術がないまま、無念のラインブレイク。
動画がこれです。

水面をバシャンとした姿をみる限りでは、ヒラスズキのようにも見えますが、正体は何でしょう?

ただ、いずれにせよ、ドラグをきつめにセットしていたにも関わらず、ラインを出されてしまいましたし、高い釣り座から釣りをしていた分、あの角度で突っ込まれたら、どうしようもありませんでした。
完敗です。
しかし、リーダーを組み直さないといけませんし、お気に入りのルアー(Rowdy130)をなくしたのは、本当に痛い。
なので、ここでルアーをやめ、キビナゴにチェンジ。
という手もあったのでしょうが、妙に、火がついてしまい、リーダーを組み直して、再チャレンジ。
といっても、この磯際狙いでしたら、また同じようなことになる可能性もありますので、今度は、沖向きでの青物狙い。
が、タイミングの悪さというのか、運の悪さというのか、リーダーを組み直している最中に、足元付近で、バシャバシャという音。
キビナゴを追って、青物(多分、ネイリ)が入ってきていました。
まだリーダーは組み直し中ですから、投げることも出来ず、さらに、両手が塞がっていたため、動画とか写真も撮れず、ただ、見るだけ。
また、この青物の回遊が頻繁にあったのであれば、この1回くらいはと思えるものの、直接確認できた回遊は、これを含めて、2回のみ。
そして、もう1回は、仕事の用事で電話をしている時という。
沖の島という場所は、とことん、僕に魚を釣らせないようにしてくるようです。
僕を沖の島から排除したいのか、あるいは、どうせ釣れなくても来るだろうから、釣れる魚は他の人に回しておこうということなのか。
ただ、僕の場合、他の人のように、魚を釣る腕がないわけですし、もう少し、優しくなってくれてもよいものですが。

リーダーの組み直しが終わり、釣りを再開。
潮は、上り潮で、かなり速く流れており、正直、どこを狙ってよいのか、分かりにくいものの、ルアーの場合、手当たり次第に投げまくるという最終手段がありますので、まさに、手当たり次第に投げていましたら、ゴツンという感触。
やったと思い、合わせましたら、すっと軽くなります。
あ~、バラしてしまったか、そう思いながら、回収していますと、異常な軽さ。
何と、ルアーが着いておらず、リーダーに切られたような痕跡。
一体、何が起こったのか。
もしかして、ハガツオとか。
釣ったことがないため、分かりませんが、歯が鋭いようですし、それでスパッと切れたとか。
あるいは、沖の島でも、たまに、鰆が釣れることがあり、あれなら、切られることもありそう。
ただ、いずれにせよ、2個目のロスト。
さて、どうしましょう。
今度こそ、キビナゴにチェンジするか、あるいは、このままルアーを続けるか。
まぁ、悩むことはありません。
火がついたというより、ルアーが面白くなってしまっていますので、このまま、ルアーを続行。
が、その盛り上がっていました気持ちは、次の一投で、一気に萎んでしまいます。
先程と同じ場所を攻めていましたら、ゴツンという感触からの、大ジャンプ!
ダツです。
しかも、かなりデカいダツ。
掛かりが浅かったのか、運良く、外れてくれて、3個目のロストは避けられたものの、ダツを掛けていましたら、ルアーがいくらあっても足りません。
二並島の周辺、特に、この黒ハエと中バエの周辺は、異常に、ダツは多いですから、ここで、ルアーは断念。
キビナゴにチェンジします。
もっとも、ダツは、キビナゴにも掛かってくる魚ですので、不安しかありませんが。

で、これが7時半頃。
キビナゴの仕掛けを準備し、数回投げてみた後、暑くなってきていましたので、パラソルを設置することに。

正直、もう9月ですし、いらないかとも思っていましたが、この日は、9月とは思えないような暑さで、持ってきたのは、大正解でした。

で、キビナゴの方ですが、とにかく、潮が速くて、大苦戦。
あっという間に、数十m流されていき、回収するだけでも一苦労。
潮が動かないのも辛いですが、下手くそな僕にとっては、速い潮も、相当厄介な状況。
そして、こういう速い潮の中には、当然のように、ダツがいて、ガンガン掛かってきます。

さらに、このダツが、やたらとデカくて、すべて1mオーバー。

バットみたいな太さのダツですので、引きは強烈で、1匹釣ったらヘトヘト。
これを納竿までに、10匹以上釣ったはず。
しかも、ダツの場合、掛けますと、ハリスがボロボロになりますので、頻繁に交換しないといけませんし、とにかく、厄介でした。
釣りたい魚は、全然釣れないのに、釣りたくない魚は、ひたすら掛かってくるという。
この日の沖の島は、いつも以上に意地悪だった気がします。

でも、今考えてみますと、こんなにダツが多い状況でしたら、磯代わりする手もあったかもしれません。
姫島の方には、いなかったようですし、二並島周辺の他の磯でも、それ程多くはなかったと聞いています。
僕の周辺にだけ、たくさんいたのか、あるいは、僕の釣り方が悪くて、ダツばかり掛かってきたのか。
ただ、すぐ目の前に仕掛けを入れても、その音に反応してなのか、猛然と突っ込んでくるような状況でしたので、とにかく、ダツが多かったのだと思います。

ですが、いずれにせよ、黒ハエは好きな磯ですし、潮もよく流れており、さらに、パラソルも設置した後でしたので、磯代わりするという考えは全くなく、磯の上から残ることだけを報告し、弁当船の見回りは終了となりました。

そして、後半戦。
沖の島の場合、弁当船の後から、潮が動かなくなるのは、よくあることで、いつもでしたら、それを残念に思うことが多いのですが、今回は、その逆。
極端な話、潮が動かなくなってくれてもよいので、この速い潮を何とかして欲しいと、そう思いながら、釣りをしていますと、願いが通じたのか、潮が緩んできてくれたのですが、それが13時過ぎ。
つまり、片付けをしている時ということ。
ここまで来ますと、ちょっとした意地悪というものでなく、もはや、いじめと言ってもよいレベル。
ただ、そんな状況でも、楽しめるのが、僕ですが。
それに、全くチャンスがなかったわけではなく、一瞬ごとであれば、何度か潮が緩んだタイミングもありましたし、すぐ近くの西のハナレでは、70cmクラスのハマチが数本釣れていたようですから、青物が回遊していたはず。
なので、釣るチャンスはあったわけで、結局、釣れなかったのは、僕の腕が問題ということでしょう。
また、今回は、朝のうち、うねりがあって、潮位も高かったため、下の釣り座が使えませんでした。

なので、上から釣りをしていたのですが、おそらく、11時頃には、下に移動することも出来たはず。
ただ、ダツばかり釣れて、もういいやという気分にもなっていましたから、移動するのが面倒で、そのまま上の釣り座で釣りをしていました。
で、そんな時に、強烈なのが掛かり、まさに、その下の釣り座の部分が邪魔になって、ラインブレイク。
キツだったのか、ヒブダイだったのか、あるいは、タマメだったのか。
正体は分かりませんが、下の釣り座からでしたら、もう少し抵抗できたはずで、これは悔やまれます。
しかも、チャンスは、この1回だけだったわけですし。

でも、釣果のことだけでなく、安全面を考えましても、気を緩めたり、面倒がったりしてはいけないということなのでしょう。
帰り際には、そのペナルティとして、バケツを紛失するハプニングが発生。

今回は、撒き餌用のイワシを持っていっていましたので、柄杓を洗おうと、下に降り、水を汲もうとしましたら、バケツが飛んでいきました。
玉網とか竿とかは、既に片付けた後だったため、速い潮に乗って、流れていくのを見守るだけ。
クーラーが空っぽで、帰ってからの片付けが楽だなと思っていましたが、水汲みバケツを洗う手間まで省いてくれるとは。
ただ、せっかくの高速道路の休日割引が、これでパアです。
いや、ルアーのロスト分もありますので、被害額が、1万円を突破するということに。

ということで、今回も、見事に撃沈。
一応、小さなオオモンハタが数匹釣れたものの、これも、いつか掛かったのか分からないような状況でしたし、釣ったという感覚がないのは事実。
ひたすら、ダツと格闘しただけの釣りでした。
しかも、今回は、速い上り潮で、絶好のチャンスだっただけに、情けないの一言に尽きます。
特に、ルアーの方は、青物も回っていましたので、残念ですし、今になって思いますと、もっとルアーを投げる時間を多くしてもよかったかなと。
さらに言いますと、しっかりと準備をしてくるべきだったかと。
ただ、いまさら言っても仕方ありませんし、釣れなくても、楽しかったのは間違いありません。
それに、好きな磯で1日を過ごすことができたわけですから、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

さて、今週ですが、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日であれば、行くことが可能。
ただ、明日行くのは、さすがに無理ですし、木曜日も、間隔が短いため、避けたいのが本音。
なので、金曜日か土曜日のどちらか。
もっとも、天気もあまりよくない予報となっていますし、出船があること自体が怪しいのは事実。
ただ、ルアーの場合、いくらか波があった時の方が、良い釣果になることも多いですし、そろそろ底物の方なども始動されるはずですので、予約が入ることに期待したいです。
ちなみに、10日の日曜日は、船長のご都合で出船ができないとのこと。
その日は、各高校の体育祭が重なっているため、休みにできたはずなのですが、これもまた、巡り合わせの悪さということでしょうか。
取り敢えず、金曜日にしても、土曜日にしても、そんなに日数がありませんし、出船があることを前提にして、早めに準備をしておこうと思います。

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