沖の島釣行 354回目(2024年24回目)
2024年07月17日(水)
岡崎渡船/二並島
・コシキバエ(二並島)
・黒ハエウラ(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 4名
晴れ時々曇り
最高 30.1℃ 最低 25.9℃(宿毛)
水温 27.0℃
潮 下り
前回の釣行で上物は終了。
普通なら、シーズンオフに突入するか、あるいは、川なども含めた別のエリアでの釣りにシフトチェンジするのでしょうが、僕の場合、釣りのスタイルだけ変更して、沖の島での釣りが継続となります。
とはいえ、それなりに気持ちが下がっているのも事実で、釣行がお休みになった先週も、上物の時期のようには残念に感じませんでした。
ですから、そういう意味でも、毎週の釣行というより、適度にお休みが入った方が楽しく感じられるのかも。
それに、こんな暑い時期に、毎週通っていましたら、身体が持ちません。
そして、今回も、暑さでバテバテ。
年齢も年齢ですし、無理のない範囲で、暑い時期の釣りを楽しんでいこうと思っています。

今回の二並島周り。
お客さんは、全部で4人。
上物の方がお二人、ルアーの方がお一人、そして僕という内訳。
雨の心配が少ない予報になっていましたので、もっと増えるかなと期待していましたが、7月の半ばを過ぎますと、二並島周りであろうが、天気が良かろうが、あまり関係ないようです。
実際、今回出船があったのは、鵜来島エリアも含めて、岡崎渡船さんのみ。
出船があったことに感謝しないと。

4:15に出船した船は、約45分で二並島に到着。
最初に、ルアーの方がスクモバエに渡礁され、その後、船長からどこに行くかを聞かれます。
海は穏やかで、風もなく、ほぼすべての磯が使える状況。
イサキ狙いのつもりで来ていましたら、東のハナの高場という選択もありましたが、最初にも書きましたように、今回はルアーとキビナゴ。
黒ハエ船着き、黒ハエウラ、中バエ、ヒカリの子など面白そうな磯がたくさんある中、僕が選んだのはコシキバエ。
足場の低い磯で、渡礁できる条件が厳しい磯。
実際、今回も、弁当船で磯代わりするという条件付きでの渡礁となります。
正直、磯代わりしないといけないのは、少し面倒ではあるのですが、滅多に上がれない磯ですし、せっかくならと上げてもらうことに。

ということで、今回の磯はコシキバエ。
暑くなる予報でしたので、最初にパラソルを設置することも考えたのですが、広くない磯ですから、パラソルを設置すると、割と邪魔になります。
しかも、今回持ってきているパラソルは、220cmの大きいタイプ。
どうせ9時前には磯代わりするわけですし、そこまでなら大丈夫かなと、パラソルの設置は見送り、釣りの準備に取りかかります。
まず用意したのが、ヒラスズキタックル。

コシキバエの裏側、つまり二並島側は、浅くて、シモリが多くなっているため、上物とかキビナゴとかでは狙いにくくなっていますが、ルアーで狙ってみるには面白いポイントで、以前上げてもらった際には、ヒラスズキが連発したこともあります。
この日は、海が穏やかで、サラシもあまりない状況ではあったものの、磯際にはベイトもいますし、ガツン!と来る一発に期待して、いざ釣り開始!
でも、メインになった今でも、朝一にルアーを投げる時間は、本当に興奮します。
しかも、上がっているのが、一級磯のコシキバエ。
期待するなと言うのが無理な話です。
ただ、実際に釣れるかどうかとなりますと、なかなか思い通りにはいかないもので、魚からの反応はなし。
ベイトが追われている様子もなく、潮も微妙。
沖の方は下りの向きに流れているものの、その手前は、反対向きに流れており、さらに、磯の周辺は、ほとんど動いていない状況。
1時間くらいルアーを投げてみて、釣れたのは、この1匹のみ。

イソゴンベ
一般には、マイナーな魚のようですが、沖の島ではよく釣れる魚で、僕自身は、ヒラスズキとかよりもよく釣っていると思います。
もっとも、よく釣れるといっても、狙って釣るような魚ではなく、むしろ、何も狙っていない時に掛かってくるような魚です。
それこそ、足下まで引いてきたルアーをピックアップしようとした時に掛かったりとか。
今回も、キャストミスで、岩に引っ掛かったルアーが、岩から外れた瞬間に掛かってきたもの。
釣ったというより、釣れてしまったという感じでした。
ちなみに、煮付けなどにすると美味しいようですが、僕は一度も食べたことがありません。
で、一旦、ここでルアーを止め、キビナゴにチェンジしてみることに。
ですが、こちらも全く反応がなく、これは思ったよりも厳しい状況なのかも。
しかも、6時前くらいからは、かなり暑くなってきていて、体力だけが消耗していきます。
弁当船までで磯代わりしなければいけないことを残念に思っていましたが、これだけ反応がありませんと、どちらにしても磯代わりすることになったかも。
しかし、これはマズい状況。
コシキバエに上げてもらって、何の釣果もないというのは、さすがに恥ずかしいですから、切り札とも言えますPB-30を投入してみることに。
このPB-30、小さなルアーですし、フックも細いですから、沖の島のような場所で使うのには不向きなような気がしますが、アカハタとかオオモンハタなどの根魚には絶大な効果を発揮し、特に、オオモンハタは、ワームよりも、こちらで釣っている数の方が多いくらいです。
さらに、昨年は、ハガツオも釣れましたし、意外と役に立ってくれますので、持っていて損ではないでしょう。
そして、今回も、これが釣果なしの危機を救ってくれます。
交換して早々に、中層付近を引いているルアーにゴンゴンという感触。
上がってきたのは、オオモンハタ。

小ぶりではあるものの、煮付けにしたらちょうどよいサイズ。
もちろん、キープです。
磯に上がってから約2時間。
氷をたくさん入れて、魚を入れる気満々だったクーラーボックスに、やっと1匹目の魚が入りました。
ただ、35Lのクーラーに、この魚だけが入っているのは、逆にみっともない状況。
追加を目指して、ルアーを投げていっていますと、今度はアカハタ。

本当に、このPB-30はよく釣れます。
ただ、ミノーなどよりも、ロストする可能性が高いのも事実。
今回は、2個しか持ってきておらず、それこそ、後半戦の磯が決まっていない状況。
ここでロストしてしまうわけにもいきませんので、温存しておこうと、ルアーチェンジ。
次に選んだのが、ワーム。
BALT 4″ CPリアルアジに、SWIMMING TENYA 30gの組み合わせ。
これも根魚がよく釣れるルアーで、すぐにアカハタからの反応。

ただ、これは小さすぎたため、リリース。

さらに、この後、オオモンハタをゲットしたのが、8時半。

そろそろ見回りの時間だろうと、その準備に入ります。

といっても、上物と違い、磯の掃除もほぼ不要ですから、片付けなんてあっという間。
迎えの船を座って待つことにしたのですが、影のないぽつんとした磯は、暑い!
しかも、手持ちのパラソルを持ってきていることをすっかり忘れており、そのまま待っていましたから、汗だく。
さらに、暇だからと、ルアーを投げて、根掛かり。
リーダーを結束し直す羽目になり、おとなしくしておけばよかったと後悔。
なお、見回りに来られたのは、9時前でした。

で、磯代わりですが、一旦、二並島周辺を離れ、一ツバエの方の様子を見に行くことに。
ただ、こちらは、潮がほとんど動いておらず、おまけに、沖の方にはイルカの群れ。
これなら、二並島周辺の方がマシだろうということになり、僕が上げてもらったのは、黒ハエウラ。

根魚の実績も高い磯ですし、潮もよく動いていますので、青物にも期待が持てそう。
ということで、後半戦は、黒ハエウラで勝負。
ですが、まずは暑さ対策。

釣りの準備をする前に、パラソルを設置することに。

パラソルを取り出し、パラソル立てを打ち込もうとしていましたら、背後から水しぶきのような音。

振り返ってみましたら、水面がバシャバシャ。

ネイリらしき魚が、ベイトを追いながら、目の前を泳いでいきます。

すぐにルアーを投げて。
そう思ったのですが、僕が持っていたのは、竿ではなくハンマー。

急いで、ルアーロッドを取りに行ったものの、投げる準備ができた時には、魚の気配が消えていました。

残念。
というか、何という間の悪さ。
もう少し早かったり、遅かったりしたら、ルアーを投げることができたかもしれないわけで、こういう運の悪さも、僕が釣れない要素の一つではないかと。
でも、仕方ありませんし、また回遊してくることに期待して、パラソルの設置に戻ります。
ちなみに、このパラソルホルダー。
鉄柱がなくても、パラソルが設置できますし、角度も変えることができますので、非常に便利。
買って良かった物の一つです。
そして、パラソルを設置し終わったら、日焼け止め。

資生堂さんのアネッサは、これ以上の物があるのかというくらいの日焼け止めで、普段であれば、出港前に塗っておくだけでも、十分な効果を発揮するのですが、この日は、汗をかいていたため、一応、塗り直しておきました。
そして、帽子を麦わら帽に替え、釣り再開。

潮は、下り。
正確に言いますと、下りの激流。
後半戦は、キビナゴをメインにしようと思っていましたが、ただでさえ苦手な釣り。
この速い潮を攻略できそうにありません。
また、時間によっては、その流れの中に大量のゴミ。

さらに、こんな大きなゴミまで流れてくる始末。

潮が動いていないよりはマシとはいえ、何とも微妙な状況。
ですが、魚の活性は悪くなかったようで、それなりに竿が曲がってくれます。

モンツキ

アカハタ

PB-30とワームが大活躍。
ただ、アカハタは小さめの物が多かったため、ほとんどがリリースになりましたが。
また、苦手なキビナゴの方は、暑いので、腰掛けスタイル。

パラソルの下での釣りは、思った以上に快適です。
そして、こういう舐めたような時に限って掛かるという。
足下付近に仕掛けを入れていましたら、

何かがヒット

足下には小さなモンツキがウロウロしていましたし、それかなと思っていますと、思った以上に強い引き。

強い引きでも立ち上がろとしない僕。

結局、魚が浮いてくるまで座ったまま。

ちなみに、掛かっていたのはオオモンハタ。
さすがに、このままでは取り込めませんので、一旦、足をおろして

座ったままで抜き上げ。

まさに、疲れてきた時のイサキ釣りのよう。
ただ、このオオモンハタが、予想以上にデカくてびっくり。

やせ気味ではあったものの、45cmを超えていました。

ということで、キビナゴでの釣果もあり、オオモンハタ4匹とアカハタ3匹を持ち帰り。

今回は、豪快なファイトと美味しい魚の持ち帰りを目標にしており、前者は達成できなかったものの、後者は見事に達成。
また、持ち帰り分以外にも、アカハタ4匹、オオモンハタ1匹、モンツキ3匹をリリースしており、僕にしては上出来の釣果。
かなり暑くて、疲れる釣行になりましたが、同船の方は、皆さん知り合いの方ばかりでしたし、楽しい時間を過ごせました。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足です。

来週は、行けるとしたら、木曜日か金曜日のどちらか。
ただ、仕事と釣り以外の予定も入っていますし、夏期講習の直前で、準備も終わっていませんから、出船の有無に関係なく、釣行を見送る可能性も否定は出来ません。
とはいえ、出船があれば行きたくなるのは間違いないわけで、そういう意味では、出船がない方が諦めがつくのかも。