沖の島釣行 108回目(2018年39回目)


沖の島釣行 108回目(2018年39回目)
2018年12月15日(土)
岡崎渡船/三ノ瀬
・トンギリ(三ノ瀬)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 20名
晴れ
最高 13℃ 最低 3℃(高知西部)
水温?℃
潮 下り (小潮)

今回は中4日での釣行
そのため、前日に予約の電話をした際、船長から「頑張るねぇ」と言われました。
確かに、今週2回目となりますので、そうなるのかもしれませんが、僕の中では、月曜日の釣行が、先週分という扱いになっていますので、至って、通常運転です。
なお、今回は、動画をほとんど撮っておらず、写真も非常に少なくなっています。
さらに、その写真も写りが悪い物がほとんどで…

さて、土曜日の三ノ瀬回りということで、お客さんは、少し多めの20名。
この20名を乗せ、船は、三ノ瀬に直行。
2番オモテ、1番、2番ウラへの渡礁が済んだ後、船長から、「柴田君、トンギリ行く?」と声が掛かります。
僕自身は、まだ一度も上がったことがないものの、実績の高い磯ですから、さすがに今回の人数では無理だろうと思っていました。
ところが、他の皆さんが、ここをパスされたようで、僕に声が掛かったということです。
ということなら、せっかくですし、上げてもらおうかなということになり、今回の磯は、トンギリに決定。

ただ、磯に上がってみて、すぐに、皆さんがパスされた理由が分かります。
狭いというより、まともに足を置く場所がないといった方が正解なくらい、とにかく、足場が悪いんです。
確かに、沖の島の磯紹介の本にも、足場が悪いとは書いてありましたが、正直、そんなに大したことないだろうと、高を括っていた部分があったのも事実。
実際、これまでにも、足場が悪いと聞いていた磯に、何度も上がってきて、そのほとんどの場合が、思っていた程、足場は悪くないなといった感じでしたので、今回もそうだろうと。
しかし、今回だけは、さすがに、ヤバいと実感。
想像の遥か上をいく、足場の悪さで、上げてもらったことを、少し後悔したくらいです。
ちなみに、潮位が低い時には、東側にあります、この低い足場に移動が可能。

ここですと、比較的、足場が良くなるものの、潮位が130cm位の段階で、既に足元を波が洗っていましたので、ここに上がれる時間は、かなり限られるのだと思われます。
また、仮に上がれるとして、そこに行くまでのルートもなかなかハード。

右側(南側)と、左側(北側)、どちらのルートを通るにしても、足を置く場所がほとんどなく、靴底の3分の1程度が、辛うじて引っ掛かるといった程度の場所で、身体を支えながらの移動となりますので、両手に荷物を持っての移動なんて論外。
片手はフリーにしておいて、その手で支えながら、荷物を運ぶことになり、荷物の運搬だけでも、割と大変。
ということで、まずは、船着きを釣り座に、釣りを開始します。

ちなみに、その船着き前の釣り座は、こんな感じで、荷物を置いていなければ、それでも、まだマシかなと思えるレベル。
ただ、唯一、足をしっかりと置けそうな場所には、当然、バッカンが置かれることになり、バッカンを置いてしまいましたら、残された足場は、片足1個分あるかないかといった状態。

となれば、ここで釣りをするためには、この△木馬のような岩に跨がるしかなさそう。
さらに、渡礁した段階での、荷物の配置が悪く、それを直そうとしていましたら、誤って、クーラーを滑落させてしまうという大失態。
確かに、こんな感じで引っ掛けるように置いていただけでしたので、いつ落ちても不思議ではない状態で、面倒がらずに、ベルトをかけておくべきだったと後悔しました。

ただ、今回は、幸いな事に、船がまだ近くにいたため、救出に来て頂き、無事、回収に成功。
船長はもちろん、渡礁待ちの他のお客さんにも、迷惑を掛けてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ですが、落ち込んでいても仕方ありませんし、気を取り直して、準備を始めるわけですが、ポロッと足元に落とすことすら許されない状況ですから、とにかく、ドキドキしながらの作業。
いつもの倍は時間が掛かったと思います。
釣りを開始する時には、既に、7時半を回っていました。
そして、ようやく、釣りを開始するわけですが、初めての磯ですし、そもそも、この釣り座でよいのかも分かっていませんので、狙うポイントも、よく分かりません。
なので、取り敢えず、船着きの少し沖にありますシモリの手前に仕掛けを投入し、ゆっくりと流してみますと、すぐに反応があり、イサギが釣れました。

ここまで書いてきましたように、この磯に、魚を置けるような水平な場所はありません。
そのため、魚の写真を撮ろうと思えば、こんな感じで、玉網の中で撮るのが精一杯。
さらに言いますと、スマホを下に落とせませんから、写真を撮るだけで、ドキドキです。
なので、これ以降、イサギの写真は撮っていませんし、グレの写真もこの1枚のみ。

とにかく、今回は、写真とか動画とか、そういった気にはならず、自分が落ちないこと、荷物を落とさないこと、それに集中していたという感じでした。
ちなみに、荷物の滑落は、最初のクーラーだけで、他は、何も落とさなかったのですが、その代わりに落としたのが、釣れた魚。
こんな場所ですので、小さい魚も、すべて玉網を使っていたため、抜き上げの際のポロリというのは、なかったものの、玉網から取り出す際に、掴み損なって落としたり、締めようとしている時に、暴れられて逃げられたりと、最終的に、イサギを5匹とグレを2匹の計7匹を、逃がしてしまいました。
こういう狭い磯では、魚を締める前に、クーラーの中に放り込んでしまうのが無難なのかもしれませbんが、どうせ持って帰るなら、それなりの処理はしておきたいですから、締めていない魚を、そのままクーラーに入れることには、抵抗を感じるのも事実。
また、一旦、クーラーの中に入れ、その中で締めるという方法も考えてはみたものの、20cm程度しか蓋が開かない状態で、そこに手を突っ込んでというのは、難しそうでしたので、それも断念しました。

というわけで、今回は、バタバタしているうちに、あっという間に済んでしまったというのが、正直な感想です。
ただ、釣り自体は面白く、落とした分もあわせますと、イサギは10匹近く釣れましたし、グレも35cmくらいのが2匹。
さらに、30cmくらいまでのグレは割と釣れ、キツとかサンノジとかも頻繁に掛かってくれました。
そして、当然のように、得体の知れない魚に瞬殺されたのも、何度か。
とにかく、魚の反応が良かったのは、間違いなかったと思われます。
なので、上手い方が上がっておられたら、かなりの釣果になったのではないかと。
そういう意味では、僕の釣果は、残念なものと言わざるを得ないのかもしれませんが、僕的には、十分納得できていますし、釣果がどうのこうの以前に、落水することなく、無事に、楽しい時間が過ごせたということで、今回の沖の島釣行も、大満足と言ってよいでしょう。

ちなみに、潮位が低くなった時間に、色々な釣り座を試してみました。
確かに、船着き前よりは、釣りやすくなる場所もありましたが、それは、あくまで、足場の良さという意味での釣りやすさのこと。
ただ、他の釣り座に移動しますと、魚からの反応が今ひとつだったのも事実。
なので、帰港後に、聞いてみましたら、釣りづらくても、船着きを釣り座にした方がよいと、言われていました。
取り敢えず、今回の選択は、間違いではなかったようですし、ついでに、狙うポイントとかも教えて頂きましたので、次に上げてもらう機会があれば…

なお、今回は、三ノ瀬、二並島の周辺を中心に、グレ、イサギがよく釣れていました。
イサギは、2桁釣果の磯も多かったようですし、40cmオーバーの口太グレも、あちこちの磯で釣れていたようです。
さらに、白岩のヒナダンでは、70cm超の石鯛。
実物を見させて頂きましたが、このサイズになると、迫力が違いました。
取り敢えず、上物の方は、本格的なシーズンの到来といった所でしょうか。
もっとも、全体的な釣果が上向いてくるにつれ、僕自身の釣果は、下向きとなってしまい、狙っています40cm以上のグレが、ぴたりと釣れなくなるという。
岡崎渡船さん、中村フィッシングさんのグレダービー、これに登録できるのは、いつになるのか?

ということで、登録を目指しての次回釣行は、木曜日か金曜日
姫島南、三ノ瀬回りですから、いずれにしても、磯回り的には悪くありませんが、天気の方が微妙なので、少し不安です。


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