沖の島釣行 335回目(2024年5回目)
2024年2月09日(金)
岡崎渡船/一ツバエ
・カガリバ(ノコバエ)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 10名
晴れ
最高 13.8℃ 最低 6.7℃(宿毛)
水温 18.6
潮 上り
今回、そこそこの種類の魚が釣れましたし、掛けただけの魚も含めますと、10種類を越えるのですが、その中に、グレはもちろん、イサギすら入っていないのは、如何なものか。
確かに、今回上げてもらいました磯は、イサギが少ない磯ではありますが、グレであれば、十分にチャンスがあったはず。
しかも、見えていなかったという言い訳が出来る尾長と違い、口太の実績が高い磯で、口太を狙いにいって、釣れないというのは、実力不足としか言いようがありません。
下手くそなのは、分かっていますし、それならそれでよいとも思っていますが、さすがに、これでは。
少しは、腕を磨くこともしないといけないかなと。
なお、今回も、写真をあまり撮っていません。
今書きましたように、写真を撮るような魚が釣れなかったというのが、その一番の理由にはなりますが、動画を撮っていたため、そこから写真にすればよいかなと思っていたのも事実。
ところが、帰って、映像を見てみましたら、角度が悪かったり、レンズが曇っていたりで、使えそうな部分が、ほとんどない状況。
写真がありませんと、ブログが書きにくくなりますので、少し困ります。
ただ、どうせ、内容の乏しい釣行だったわけですし、いっそのこと、「釣れませんでした。以上」くらいの短い釣行記にしてしまうというのもありのような。
今週は、木曜日の二並島で行く予定だったのですが、仕事の都合が変わったため、急遽、金曜日の一ツバエに変更。
ただ、正直な所、行こうと思えば行けたわけで、本当の理由は、人数が多そうだったこと。
前々日に問い合わせた段階で、そこそこの人数になっており、避けておいた方が無難かなと、変更してみました。
ですが、いつも書いていますように、知り合いの方々にお会いするのも、沖の島釣行の楽しみの一つなわけで、それなら、人数が多い日の方がよかったのかも。
実際、到着後に、乗船名簿を記入しに行きましたら、前日の欄には、知り合いの方のお名前がずらりと。
これは失敗だったかと、少し後悔もしました。
で、今回の一ツバエ回り。
お客さんは、全部で10名。
泊まりの方もおられますので、まずは、母島港へ。
そして、ルアーの方を堤防に下ろした後、一ツバエに向かいますが、思った以上に、うねりがあり、一ツバエが、ギリギリ使えるかどうかといった状況。
平バエなどは、完全に波を被っており、使えそうにありません。
取り敢えず、泊まりのお二人が、一ツバエに上がられ、その後、船長から、「柴田君、どうする。一応、裏(ノコバエの方)に行ってみるけど、うねりがあるかもしれんので、ウノクソとかに上がっておいた方が無難かも」と声が掛かります。
今回は、口太狙いですから、ノコバエの方に行くより、一ツバエ周辺の方が、釣れる可能性は高そう。
また、この周辺の磯には、最近上がっていませんし、久しぶりに上がるのも悪くないかも。
ただ、今回も、一応ということで、餌を多めに持ってきており、それなら、ノコバエ周辺の方が良いですから、ノコバエの方に連れて行ってもらうことに。
ですが、船長が仰っていましたように、うねりがあり、ノコバエ、ノコバエ3番などは、完全に波が被っている状態。
当然、チョボなども使えませんし、使えそうなのは、ヌクモリバとカガリバくらい。
で、ノコバエの当番船からの預かり客の方が、ヌクモリバに上がられ、僕は、カガリバに上げてもらうことに。
この後、一ツバエ、二並島の方に引き返すということでしたし、それもありだったのでしょうが、カガリバは久しぶりでしたし、あることが頭に浮かんでいたため、カガリバを選択しました。
ですが、ヌクモリバに上がられたのが年配の方で、船長から、「ちょくちょく、気にしてやっておいて」と言われましたので、これはこれで、好都合だったのでは。
ということで、今回の磯は、カガリバ。
万が一に備え、餌を多めに持ってきていますから、バッカンが2個。
しかも、今回は、ルアーロッドも持ってきており、結構な荷物です。
渡礁を手伝って頂いた方から、「二人で上がるのか」と言われました。
本とか、ネットとかには、渡船を利用する際には、荷物をなるべく少なくしましょうと書かれていることも多いですが、少なくとも、沖の島の場合、あまり気にすることはないと思います。
もちろん、三ノ瀬のトンギリなどのように、足場の狭い磯に上がりたいのであれば、荷物は減らすべきでしょうが、大抵は、十分なスペースがありますし、渡礁の際に、急かされたりもしません。
邪魔そうだったり、使いそうになかったりしたら、見回りの際に、持って降りる手もありますし、取り敢えず、持ち込んでおくのもありでしょう。
で、これを、来た回数が少ない者が書きますと、信憑性がないのかもしれませんが、300回以上来て、100ヶ所近くの磯に上がってきた僕なら、多少は、信頼度が増すのでは?
ちなみに、渡礁を手伝ってもらう場合のことを考えますと、個々の荷物の重さには、気を付けた方がよいと思います。
東のハナの高場の渡礁を手伝っている際とかに、片手では持ち上げられない荷物を受け取ることもあり、それこそ、大きめのキーパーバッカンに、絞っていない赤アミをぎっしり詰め込んでいたりしたら、レスラー並みの腕力が必要ですから。
話は逸れましたが、久しぶりのカガリバ。
今回の本命は、口太。
良い感じの潮目もありますし、早速、準備をして。
といっても、準備をするのは、ルアーの方。
せっかく持ってきたわけですし、船着きの前には、サラシも出来ていますから、投げないわけにはいかないでしょう。
ということで、ヒラスズキタックルをセット。
AIMSさんのBlack Arrow 110MHとSHIMANOさんの13 STELLA SW 4000XG
格好良くて、お気に入りのタックルです。
上物がメインになっても、これを手にしますと、興奮します。
で、このタックルを持って、船着きの前に行き、ルアーを投げて見ますと、出てくる、出てくる。
サイズこそ小さめですが、ヒラスズキが、ガンガンアタックしてきます。
ノコバエ周辺は、冬場のヒラスズキの実績が高く、僕も、何度か釣っていますし、それこそ、上物とかでも、よく釣れてくるようです。
ただ、食いが浅いのか、僕が下手なのか、全然掛かりません。
掛かっても、えら洗いで、すぐに外れてしまいますし、こんなに活性が高そうなのに、1匹目が遠い。
今回の本命ではないものの、ここで1匹釣っておけば、気が楽になるというか、ブログのネタになるというか、取り敢えず、何とか1匹を。
そう思っていましたら、6~7回目で、やっと改心のヒット。
ゴンゴンと伝わってくる感触、派手なえら洗い。
元々は、この魚を釣りたくて、沖の島に通い始めました。
やはり、ヒラスズキは、楽しいですし、釣れたら嬉しい魚です。
ということで、ヒラスズキとのやり取りを楽しんでいたものの、問題は、どのように取り込むか。
うねりがあって、下に降りるのは無理ですし、そもそも、ヒラスズキを掛けた状態で、ここを降りるのは、難易度が高いはず。
玉網も届くか届かないかの距離。
しかも、死角になっていて、左からくる波が見えにくくなっています。
かといって、ここより右側は、サラシが強すぎて、取り込めませんし、ぶち抜くようなサイズでもありません。
困ったなと思いながら、取り敢えず、玉網を伸ばしてみますと、左から大きめの波が来て、玉の柄を守ることを優先しましたら、そのタイミングで、無念のフックアウト。
いや、ラッキーなフックアウト。
今回は、釣れてもリリースするつもりでしたし、しっかりとやり取りも楽しめました。
魚の写真を撮れなかったのは残念でしたが、こちらの方が、魚にとっても、ダメージが少なかったと思いますし、たまたま動画も撮れていましたから、案外、ベストな結果だったかも。
なお、これがその動画です。
ワードプレスの容量の関係で、フル映像ではありませんし、画質も落としてあります。
いや、でも、楽しかった!
そして、この後も、もう少しルアーを投げ、反応がなくなった所で、一旦やめて、上物にシフトチェンジ。
ちなみに、これが8時半過ぎ。
弁当船までの時間の大半を、ルアーに費やしました。
で、上物の方ですが、今回の本命は口太ですので、マスターモデルⅡは封印。
PROTECH 1.7-500を使用します。
僕が持っている竿のうち、最も号数の低い竿で、口太用にしてある竿です。
1.7号よりも細い竿を持っていないというのもどうかなと思いますが、そもそも、磯竿は、4本しか持っていません。
4本の竿、そのうちの2本がマスターモデルⅡ尾長という、何とも言えないラインナップ。
それで、これだけ通っているわけですが、ここにも、釣れない原因があるのかも。
腕がないなら、せめて、道具で、それを少しでもカバーするようにした方がよいのかなと。
ただ、これで楽しめているわけですし、僕的には、問題ありませんが。
そして、まずは、足下に餌を撒いてみます。
このカガリバだけでなく、ノコバエ周辺の磯は、尾長の実績も高く、50cmクラスの尾長も釣れていますので、もしかしたらと思い、しばらく餌を撒いてみましたら、魚が浮き上がってきます。
尾長ではなく、ヒブダイですが。
しかも、1匹2匹ではなく、10匹近くのヒブダイが乱舞しており、これはどうしたものか。
一応、その下の方にも魚は見えますが、これは、おそらくキツかサンノジ。
ただ、今も書きましたように、尾長の実績がある磯ですし、もしかしたらと思い、仕掛けを入れてみましたら、掛かってきた1匹目の魚は、ヒブダイでもなく、キツでもなく、もちろん、尾長でもなく、この魚。
魚が見えていないならともかく、尾長でないにしても、キツはたくさんいるはず。
それを差し置いて、こんな縞々の魚が釣れてくるとは。
そして、次にかかってきたのが、カラフルな縞々。
まぁ、オヤビッチャは、上からも見えていましたし、掛かっても仕方ないとして、さらに、黄色い縞々まで。
縞々を横にするなんていうアクセントはいりません。
狙っているのは、縞々のない魚。
縞々のない魚を釣らせて下さい!
そう思っていましたら、いつものキツ
確かに、縞々はありませんが、これでもないんです。
グレという魚を、釣らせて下さい。
ただ、どうみても、足下付近は、こんな魚ばかり。
見切ってしまった方が正解だろうと、沖の潮目狙いに切り替えます。
ウキ下を2ヒロにし、潮目付近を流していましたら、ヒット!
キツとは違うような引きですし、もしかしたら、本命の口太か。
ですが、如何せん、しばらく、口太を釣っていないため、その引き忘れてしまっており、確信が持てません。
というか、妙に重量感があって、グイグイと走っていきますので、これは、違う魚かも。
それこそ、この直前に、ヒブダイも掛けていましたし、それの可能性の方が高そう。
とはいえ、万が一もありますので、慎重にやり取りをしていましたら、足下まで来た時に、無念の針外れ。
今の魚が口太だとしましたら、そこそこのサイズだったと思われ、残念なのですが、どうやら、今回の問題点は、掛かった後の取り込みにありそう。
ヒラスズキの時もそうでしたが、うねりがあって、下の方には行けませんし、高い場所でも、この程度のことにはなりますので、磯際に立つのも危険な状況。
そして、これから潮位が低くなってきて、しかも、足下に張り出しとかがある分、ある意味、東のハナの高場よりも、取り込みの難易度が高いかも。
でも、今更どうしようもありませんし、ある程度は、バラすことも覚悟の上で釣りをするしかなさそう。
で、このバラしの後、すぐさま掛かって、今度はハリス切れ。
口太狙いということで、針は、小さな物を使っていますし、ハリスも2号。
僕の腕ですし、ヒブダイとかが掛かれば、こうなっても仕方がないのか。
ただ、それでも、正体だけでも確認してやろうと、同じ潮目を攻めてみますと、またまたヒット!
さすがに、これはおかしい。
ヒブダイがたくさんいたとはいえ、こんなにガンガン掛かってくるものなのか。
もしかしたら、本当に、口太なのでは?
そう思いながら、少し慎重にやり取りしていますと、ブルブルという感触が手に伝わってきます。
これって!?
もしかして、あの魚。
今回、裏本命と考えていて、これを狙いたいので、ノコバエの周辺の磯を希望した、まさに、その魚なのでは。
右に左にと走り回りますし、どうやら、間違いなさそう。
ここ最近、釣果を聞くことが少なくなってきましたから、釣れるかどうか疑問でしたが、まだチャンスがあったのか。
そして、その魚だと分かった以上、何としてでも取り込みたいですから、とにかく慎重にやり取りをし、波の様子などもしっかりと確認しながら、寄せてきて、無事、ネットイン。
獲ることに集中していたため、動画も撮っていませんでしたが、裏本命ゲット!
いやいや、食べるということなら、これが大本命。
最高のお土産が確保できました。
そして、よく見ましたら、この魚にも縞々が。
縞々デーも悪くないのかも。
ただ、これが掛かってくると分かれば、取り込める可能性を高めるため、仕掛けを太くしよう。
ということで、竿をもう1本用意。
デニオスの2号。
道糸、ハリスを3号にし、針も大きめの物をつけ、釣り座に戻ってみますと、先程まであった潮目がなくなっています。
それでも、一応と、仕掛けを入れてみますが、反応なし。
別の場所を攻めてみても、反応なし。
さらに、仕掛けが太いのが駄目なのかと、先程までの竿に戻してみても、反応なし。
いわゆる時合が終わったということでしょうか。
となりますと、バラした2本も悔やまれますし、朝一でルアーを投げていた時間も。
でも、楽しかったので、問題なし。
それに、たくさん持って帰っても、食べきれませんから。
そして、モンズマの反応が消えた後半戦。
10時半頃からは、先々週のノコバエと同じように、辺り一面、ダツだらけ。
潮目などの釣れそうな所に仕掛けを入れてみますと、すぐにこれが掛かってきます。
ダツ、ダツ、ダツ…
タナを深くしても掛かってきますし、どうしようもありません。
といっても、これの猛攻があったのは、1時間ほどで、それからは、たまに掛かる程度でした。
もっとも、ダツだけでなく、魚全体からの反応が消え、グレどころか、キツとかオヤビッチャとかも釣れない状況。
やっと掛かったと思ったら、ギンユゴイ。
これって、ノコバエ周辺、特に、カガリバとヌクモリバの間と、チョボとコナダレの間で、妙に釣れるように思うのですが、気のせいでしょうか。
そういえば、これも、尻尾に縞々が。
どれだけ縞々なのだと。
さらに、ダツは、5~6匹掛けましたが、全部獲っていて、それを並べたら、縞々に。
いや、さすがに、それは、こじつけが過ぎるか。
なお、潮が動き出した13時過ぎに、立て続けに2回、モンズマが掛かったものの、取り込みにもたついていたら、2回とも針外れ。
期待の湧きグレも、9時過ぎに、約5分ほど見えただけ。
すぐに、チョボの方に、流れていきました。
そんなわけで、後半戦は釣果なし。
結局、キープできたのは、モンズマ1匹のみ
またしても、グレを釣ることは出来ませんでした。
なお、早めに終了とし、磯の掃除に入ったのですが、潮位が下がっていたため、とにかく、水が汲みにくく、磯が汚れたままです。
今日の土曜日、おそらく、岡崎渡船のお客さんが上がられていると思いますが、不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。
ということで、今回も、見事に撃沈。
モンズマのおかげで、完全試合は免れたものの、そのモンズマも、バラしまくり。
自分の下手くそさを、いつも以上に感じた1日となりました。
ただ、天気は申し分ありませんでしたし、知り合いの方をはじめ、同船の皆さんと、たくさんお話できましたので、楽しい1日が過ごせたのは、間違いありません。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足です。
なお、今回は、東のハナの低場で、超大型尾長が釣れていましたし、他にも、良い釣果が出ていた磯もありました。
それにつきましては、後日、改めて、書きたいと思います。
次回の沖の島釣行は、火曜日の二並島回りを予定しています。
ただ、これは、今週が木曜日であるとして決めた日程。
金曜日に変更したことで、中3日になってしまい、しかも、土日を挟んでの中3日ですので、少し躊躇しているのも事実。
尾長狙いということなら、無理をしてでも二並島の日に行くというのも手ではあるものの、尾長狙いの磯に上がれるという保証もありませんし、中村フィッシングさんのぐれだーびーへの登録を考えれば、口太が狙える磯回りにするのもありかなと。
なので、木曜日のノコバエ、金曜日のムロバエも、視野に入れている所です。
もっとも、木曜日と金曜日は、悪天候の予報ということもあり、出船が決まっていません。
そして、火曜日に行くなら、明日の夕方がリミットという。