沖の島釣行 322回目(2023年32回目)
2023年10月19日(木)
岡崎渡船/二並島
・東のハナ高場(二並島)
出船 05:00 納竿 13:30
乗船客 8名
晴れ
最高 26.1℃ 最低 18.3℃(宿毛)
水温 25.2℃
潮 上り/下り/上り
いよいよ、上物(フカセ)のシーズンが開幕。
昨シーズンは、尾長だけでなく、口太、イサギなども含め、全体的に不調なシーズンでしたが、今シーズンはどうなるのか。
もっとも、僕につきましては、根本的に、腕が足りていませんので、状況が良かろうが、悪かろうが、ほとんど関係ないのが現状。
今シーズンも、たくさんの餌を撒いて、尾長狙いをしたつもりになるだけだと思われます。
なお、新しいGoProになったことで、せっかくならと、4Kにしてみたのですが、これが大失敗。
PCのスペック不足なのか、ソフトの問題なのか、編集がしづらく、写真を取り込みにくい状況に。
正直、これをあてにして、写真を撮っていなかった部分もあったため、少し困りました。
もっとも、それは、磯に上がる時の様子とか、磯の掃除の様子とかの話であり、釣り自体につきましては、動画とか写真を撮っておきたかったような状況は、ほとんどありませんでしたので、そういう意味では、全く問題がなかったとも言えるのですが。
さて、上物の開幕戦に選んだのは、二並島回り。
上げてもらう磯は、東のハナの高場。
沖の島を代表する超一級磯ですが、僕の場合、釣れない可能性の方が圧倒的に高く、勝率と考えますと、1割どころか、1分にも満たないと思われます。
ただ、その一方で、沖の島の磯の中で、最も大きな夢を見ることが出来る磯ですから、運だけを頼りに釣りをしている僕にとって、宝くじのようなこの磯は、これ以上ない最高の舞台。
果たして、当たりを引くことはできるのか。
大きな期待を胸に、東のハナ高場に渡礁。
なお、他にも上物の方はおられましたが、高場を希望される方がおられなかったため、今回は、一人での渡礁となります。
一人で上がる場合、渡礁の際のお手伝いはして頂けるとして、上がった後の荷物の運搬などは、当然、一人で行うことになるのですが、何度も上げてもらっていますので、これは全く問題なし。
極端な話、補助のロープなども不要なくらいです。
そして、荷物の運搬が済みましたら、いよいよ、釣りを開始するわけですが、ここからが問題。
この東のハナの高場は、磯が広いため、複数の釣り座が存在することになり、まずは、それを選ばないといけません。
一人で上がりますと、好きな釣り座が選べる分、僕のような下手くそにとって、これが、意外と厄介になってくるのも事実。
正直、他の方と一緒に上げてもらって、最後に残った場所で釣りをする方が、気楽でよいくらいです。
ただ、取り敢えず、釣り座を決めないといけませんので、まずは、バッカンだけを持って、様子を見て回ることに。
北の地向きの釣り座から船着きまで、餌を撒いて、浮いてくる魚を見てみますが、どの釣り座にも、尾長の姿はなし。
渡礁の際に、船長から、数日前には、昼頃から尾長が見えていたらしいという情報をもらっていたため、少し期待してみたものの、そう甘くはないようです。
というか、まだ10月半ば。
朝一から尾長が乱舞するような状況に期待する方が無理というもの。
なので、これは、ある意味、想定内とも言えるのですが、気になるのは、キツすら見えてこないこと。
さらに、普段と比べ、磯際にいる餌取りの数も少なく、潮もあまり動いていませんので、これは、かなり厳しい状況なのかも。
なので、弁当船までの時間は、ほぼ仕掛けを入れないまま、終了となりました。
ただ、釣りをしていなかったわけではなく、ルアーは投げていました。
磯際には、大量のキビナゴがいて、それを狙ってなのか、ハマチのような青物も回遊してきており、低場の先の方では、ナブラも。
また、渡船やさんの船が、行ったり来たりされていますので、これは、おそらく、カツオ類を狙っておられるのだろうと、それに期待して、ルアーを投げてみたものの、全くの無反応。
ハガツオはともかく、アカハタとかオオモンハタとかなら、釣れてくれると思ったのですが、残念。
というか、東のハナの高場に上がって、ルアーを投げている時点で、間違っているとも言えるような。
状況が変わってくれることに期待するものの、たまに見えてきても、ほとんどがキツ。
それも、上の方まで食い上がってくるわけではなく、かなり深いタナに、何匹かがウロウロしている程度。
もしかしたら、尾長が混じっているかもと、仕掛けを入れてみるものの、掛かってくるのは、キツばかり。
しかも、そのキツも、掛かってきたのは、最初のうちだけ。
11時頃からは、キツどころか、餌取りすら、掛からない状態に。
また、前半戦に、湧きグレの姿が見えましたから、いざとなれば、それを狙ってみようと、竿をもう1本用意して、待機していたものの、後半戦に入ってからは、一切、姿を見せず。
まぁ、そんなものでしょう。
さらに、深いタナを探ってみても、イサギすら掛かってきませんでしたし、ルアーの方も、無反応。、まさに、完全試合。
途中からは、餌を撒くことすら無意味のように思えてきて、持ってきました赤アミ5枚とボイル2枚のうち、赤アミ1枚とボイル0.5枚は、持って帰ることにしたくらいです。
この東のハナの高場、釣れる釣れないに関係なく、尾長が見えている時のワクワク感、ドキドキ感は、相当なものになりますが、その一方で、尾長が見えていない時には、それなりの虚無感を感じることに。
しかも、今回は、尾長だけでなく、湧きグレとかイサギとかの姿も見えず、キツですら、あまり見えなかった状況。
おまけに、晴天で、風もなく、かなり暑い1日でしたから、かなり辛い1日だったと言えないこともないのでしょうが、そこは、さすがの東のハナ高場。
どんなに悪い状況であっても、ここに上がれただけで満足でき、それこそ、磯の掃除をしているだけでも楽しいですから、問題ありません。
また次回に期待して、今回の釣りは終了となりました。
というわけで、上物(フカセ)の開幕戦は、予想通りの黒星スタート。
しかも、健闘しての負けではなく、一方的にやられるだけの完敗。
尾長に関しましては、釣り上げるとか、そういう次元の話ではなく、見える状態にすることすらできませんでした。
また、口太とかイサギとかも釣れず、ルアーでのハガツオ、根魚狙いも不発。
さらには、キツですら、あまり浮いてこず、餌取りも、普段と比べて、かなり少なく感じました。
潮もあまり動いていませんでしたし、帰港後に船長に聞きましたら、水温が一気に上がって、26度台になっていたとのこと。
順調に、水温が下がってきていて、期待もしていたのですが、ここ1週間くらい、水温の上下が大きいようで、これも影響したのかも。
とはいえ、釣れなかった最大の原因は、僕の腕のなさ。
いつもながら、情けない限りです。
ただ、釣れる釣れないに関係なく、東のハナの高場での釣りは、ワクワクできますし、知り合いの方もたくさんで、楽しい時間を過ごせたのはまちがいありません。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足です。
ちなみに、開幕戦の磯が東のハナの高場というのは、非常に贅沢なように思えるかもしれませんが、実のところ、昨年も、一昨年も、さらに、その前の年も、上物の開幕戦は、東のハナ高場で、しかも、すべて一人で上げてもらっています。
ただ、言い換えますと、ここに一人で上がれているということは、他に尾長狙いの人がいなかったということ。
つまり、まだ早かったということかと。
ただ、僕の尾長狙いは、釣れないのが通常状態ですので、いきなり釣れるなんて思っていませんし、尾長狙いを始めるという気持ちになれただけで十分です。
ということで、今シーズンも、釣れない尾長を狙って、釣れない釣行記を書き続けていこうと思います。
とはいえ、今シーズンは、尾長狙いだけでなく、口太狙いとかイサギ狙いもするつもりですが。
なお、来週も、二並島の日に行きたい所なのですが、今年は、水曜日を休みにするのが難しく、しかも、シーズンの序盤で、無理をするような時期でもありませんから、火曜日の三ノ瀬か、木曜日の一ツバエのどちらかで行こうと思っています。
ただ、まだ出船が決まっていませんので、まずは、そこからなのですが。