沖の島釣行 352回目(2024年22回目)


沖の島釣行 352回目(2024年22回目)

2024年06月27日(木)
岡崎渡船/二並島
・スクモバエ(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 5名
曇り時々雨
最高 24.8℃  最低 22.8℃(宿毛)
水温 24.6℃
潮 かなり緩い下り

先月から行われていました通行止めも先週で終わり、今回は、久しぶりの通常ルート。
そのつもりだったのですが、出発の直前に忘れ物が発覚。
一度塾に戻ることになってしまい、いきなり、通常ルートではなくなってしまったという。
距離的には往復で約20㎞程度なのですが、市内を走るため、結構な時間が掛かり、約45分のロス。
ちなみに、取りに帰ったのは、玉網とモンダミン。
といっても、玉網の方は、予備の玉網の方でしたし、実際、使うことがありませんでしたし、モンダミンも、コンビニで買えば済んだはず。
取りに帰る必要があったのかと疑問を感じないでもありませんが、気になることがある時は、良くないことが起こることが多いのも事実。
それこそ、玉網も、予備を持って行っていなかったら、破損したりしていたかもしれませんし、モンダミンも、普段寄らないコンビニに寄ったことでトラブルが起こったなんてことも。
ほんの僅かな違いで、どこがどうなるか分からないわけですから、遅くなってでも、取りに帰ったのは正解だったと思うことにしておきます。


今回のお客さんの数は、全部で5名。
二並島周りの日でこの人数というのは寂しい限りですが、1週間くらい前からずっと雨の予報になっていましたし、シーズンも終盤。
実際、他の渡船やさんは、出船がなかったようですから、出船があったことに感謝しないと。


4:30に出港した船は、約50分で二並島に到着。
まず、二日釣りのお二人が高場に渡礁され、続いて、2人組の方。
別々に渡礁されるか、一緒に渡礁されるか話をされていましたが、結局、お二人で低場に渡礁されることに。
正直、これは、僕的にはありがたかったかも。
東のハナの低場は、大好きな磯。
そして、今の時期、高場とあわせまして、イサキの釣果が、最も期待できる磯。
空いていれば、ここを選択した可能性が濃厚ですし、船長からもすすめられたのではないかと。
ただ、ここ3週間、高場、高場、低場と上がっています。
東のハナは、尾長狙いの時であれば、毎週でも上がりたいと思う磯ですが、イサキ狙いということなら、話は別。
よく知っている磯の分、新鮮みには欠けますし、簡単に釣れるため、釣りとしての面白さは今ひとつ。
さらに、東のハナでイサキを狙う場合、20匹程度では貧果となってしまうわけで、釣らなければいけないというプレッシャーを感じるのも事実。
好きな磯なので上がりたいという気持ちがある反面、上がりたくないと思う部分もあり、何とも複雑な所。
そういう意味では、東のハナの低場という選択がなくなったのは好都合だったかも。


で、最後の一人となり、船長から、「柴田君、どこに行く?」と聞かれます。
実のところ、東のハナの高場、低場以上に上がりたい磯があり、それがスクモバエ。
潮位が高かったり、波があったりしたら、渡礁ができませんし、かなりの人気磯ですから、渡礁する機会がなく、4年前に一度上がったことがあるだけ。
しかも、それは夏の時期のルアーとキビナゴだけを持ってきていた時。
上物で上がったことは一度もないということです。


沖の島釣行も今回で352回目。
東のハナの高場なんて、44回も上げてもらっているのですが、まだ1回しか上がっていない磯。
そのスクモバエに上がれる絶好の機会。
「スクモは、行けますか?」と聞いてみますと、「大丈夫やで。行くかい?」との返事。


ということで、スクモバエへの渡礁が決定!!
今回は、ルアーとキビナゴも持ってきており、楽しみです。


この日はベタ凪で、渡礁自体は難しくなかったものの、雨のせいで磯が濡れており、滑りやすくなっていましたので、慎重に荷物を運びます。
ちなみに、このスクモバエ、上がったことがあるのは1回と書きましたが、他の方の渡礁は何度もお手伝いしており、その際に、磯の上に上がったことも何度か。
そのため、渡礁の仕方、荷物の置き方などは、ある程度分かっていました。
渡礁のお手伝いは、こういう時に役立つことがあるのだなと再認識。


西側(船着き側)を釣り座に決め、タックルバッグなどは、東側に移動させます。
そして、今回はルアーから投げてみることにし、準備に入るのですが、その前に、パラソルの設置。
天気予報を見る限り、納竿まで降ったり、止んだりする予報になっており、途中には、強く降る時間もありそう。
幸い、この日は風がない予報になっていますし、パラソルを設置しておけば、役に立つかなと。

そう思い、ロッドケースの中のパラソルを取り出そうとした瞬間、中に入っていましたリーダーなどを入れていた袋がポロリ。


そして、そのまま海に。
普段ですと、一番最初に玉網を準備するのですが、さすがに、この時点でハプニングが起こることは想定しておらず、まだ準備していませんでした。
ただ、潮が緩く、ほとんど動いていない状態でしたので、ここから玉網を準備しても、全く問題なし。
無事、救出に成功。
でも、先週のような激流でしたら、まず間に合わなかったわけで、やはり、玉網は最初に準備しておくべきだなと。



で、この後、パラソルを設置し、いよいよ、釣りの準備。
今も書きましたように、今回は、ルアーから投げてみます。
なお、西側を釣り座にと書きましたが、それは上物のこと。
ルアーは、東側の釣り座からの方が良さそうでしたので、いつものヒラスズキタックルに、いつものミノー(Rowdy130F)をつけて、柏島の方を向いて投げてみますと、早々に魚からの反応。


食ってきたのは、モンツキ


それ程大きな個体ではないものの、パワフルな引きで、楽しい!
しかも、このモンツキ、ルアーを丸呑み。


これは活性が高いのかも。
そう思いながら、そう期待して、ルアーを投げ続けてみますと、モンツキが連続ヒット!
サイズこそ小さいものの、積極的に、ルアーに反応してきて、足下付近まで追いかけてくる場面も。
でも、先週の東のハナでもモンツキが釣れましたし、他の磯でもよく釣れていたという話を耳にすることが多く、今年は、モンツキの当たり年なのかも。
というか、モンツキの当たり年というより、ルアーの当たり年だったら嬉しいかなと。
なお、残念な事に、最初の1匹目を釣った直後に、GoProのバッテリー切れ。
予備のバッテリーは持ってきていたものの、タックルバッグの底の方に入れてあり、交換しに行くのが面倒で、交換を後回しにしていました。
そして、ルアーが楽しくて、夢中になってしまい、動画の撮影のことなんて、すっかり忘れていたという。
まぁ、僕の場合、YouTubeに動画を上げたりもしませんし、動画は、自分で見て楽しむために撮っているだけ。
問題ありません。
もっとも、釣れたのがモンツキだったからそう思えるだけで、ヒラスズキとか青物とかがヒットしていましたら、後悔した可能性が高いのですが。


ということで、約1時間ほど、ルアーを楽しんでから、本日のメインとなりますイサキ狙いにチェンジ。
先程書きましたように、ここでの上物は初めてですから、どこを攻めてよいのか分かりません。
さらに、潮はかなり緩い下り潮。
というか、ほとんど動いていないといってもよいような状態。
普通でしたら、釣れるのか不安になりそうなものですが、全く問題なし。
船着きの前にイサキが群れで漂っており、撒き餌をしなくても、釣れそうなくらい。
そして、餌を撒いていますと、餌取りなどとともに、イサキが食い上がってきて、こうなれば楽勝。
簡単に釣れてくれます。


ただ、この時期になりますと、餌取りも高活性。
カラフルな魚たちが、撒いた餌の中に群がってきますし、当然のように、サメもいます。


なので、思った以上にイサキの数が伸びず、7時半の時点でまだこんな状態。


朝のうち、ルアーを投げていたとはいえ、これは予定の半分以下。
正直、弁当船までに20匹くらい釣って、後半はキビナゴで遊ぼうかと思っていましたが、これは、もっと本気でイサキを狙っていかないと。
そう思ってみたものの、時間が経つにつれ、サメの活性も上がっていきます。


大小様々なサメが、足下付近を行ったり来たり。
しかも、普段ですと、掛かったイサキにアタックしてくることが中心ですが、今回は、キツなどの魚にまでアタックしてくる始末。
さらには、余程空腹だったのか、魚の群れの中にも突っ込んでいきますので、釣りにくくて仕方ありません。
そして、弁当船の後からは、ムロアジが回遊してきて、これがまた厄介。
磯際にいる餌取とは違い、遊泳力もありますから、イサキよりも、こちらの方が先に掛かってしまいます。
また、イサキの場合、掛かった後、磯際の方に逃げてくれますので、サメを交わしやすいことも多いのですが、ムロアジは、色々異なる方向に逃げていくため、サメを交わしにくく、掛かったムロアジは、ほぼやられてしまいました。
もちろん、ムロアジ自体は、持ち帰りませんし、取られてしまっても問題ありません。
ただ、食われる度に針がなくなるわけで、これは結構な損失。
今回使っていました掛かりすぎ尾長の8号。
最初に何本入れていたかは覚えていませんが、途中で2回補充しましたので、イサキもあわせますと、数十回は切られたことに。
普段、サメがいてもあまり気にしなくてもよいのではなどと偉そうなことを書いていますし、実際、僕自身、あまり気にしていません。
サメがいても、意外と何とかなるものですから。
ですが、今回は、さすがに厳しかったかも。
磯の周りに何匹いたか分かりませんが、間違いなく、4~5匹なんてものではなかったはず。
それもそのはず、この周辺で釣りをしているのは僕一人。
ヒカリの子にも、中バエにも、黒ハエにも釣り人がおらず、餌を撒いているのは、この磯のみ。
サメが集結しても不思議ではありません。
お客さんが少ないことは、こういった所にも影響してくるようです。


ということで、最低ラインの目標としていました20匹に到達したのは、12時前。
予定よりも3時間遅くなりました。
サメがいたとはいえ、さすがに、これは下手すぎ?
もっとも、途中、キビナゴで遊んでいた時間もありましたし、雨が強く降っていた時間には、釣りを中断して、パラソルの下で休んでいましたから、ずっと、イサキを狙っていたわけではありません。
そう考えますと、ギリギリ許せる範囲なのかも。

なお、キビナゴの方は、強烈なやつが何度か。


本当は、動画の方が伝わりやすいのでしょうが、敢えて、写真にしてみました。
ただ、それでも、このバチバチ感は、お分かり頂けるのではないかと。


ちなみに、強烈なやつの正体は、おそらくサメではないかと。
掛かった後、もの凄い勢いで糸が出されていき、全く止まる気配がありませんでしたし、一度だけ、ふっと軽くなって、こんなのが上がってきましたので。


でも、サメだとしても、豪快なやり取りは、本当に面白いです。


来週から7月になりますので、こちらに切り替えるのもありかも。
なお、最後の1時間は、キビナゴだけをしていましたが、潮がほとんど動いておらず、釣れたのは、アカハタのみ。


そして、アカハタも1匹サメにやられました。
アカハタをサメに食われたのは初めてで、こういう魚は食ってこないと思っていましたので、少しびっくりです。


ということで、最終的な釣果はこちら。
イサキ20匹とアカハタ2匹。
スクモバエでこの釣果というのは、撃沈とまではいかないまでも、誇れる釣果ではないのかもしれません。
ただ、イサキに関しましては、痩せている魚を何匹かリリースしています。
また、途中にも書きましたように、サメの猛攻。
おそらく、これまでで一番酷い状況だったと思いますが、そんな中では、健闘した方と言えるのかも。
今回は、よく知った方がおられなかったため、同船の方々とお話をする機会が少なかったのですが、上物だけでなく、ルアーとキビナゴでも釣果があり、楽しい1日となりましたので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。


来週は、火曜日の二並島周りを予定しています。
まだイサキが釣れていますし、天気さえよければ、出船はあるのではないかと。
なお、僕自身は、イサキ狙いでいくかどうか迷っている所です。
美味しいイサキをもっと食べたいと思うその一方で、そろそろキビナゴとルアーをメインにしたいという気持ちもあり、難しい所。
ただ、出船があれば行く!というのは、間違いないと思います。


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