沖の島釣行 338回目(2024年8回目)
2024年2月27日(火)
岡崎渡船/三ノ瀬・姫島南
・高バエ(姫島南)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 9名
晴れ
最高 12.4℃ 最低 5.2℃(宿毛)
水温 19.0℃
潮 下り/上り
2月は、色々なことが重なり、1年で最もバタバタする月。
なので、釣行回数を抑えるのが、正解なのかもしれませんが、グレのシーズンの真っ只中。
無理をしてでも行きたくなり、上物を始めた2018年以降、2月の釣行回数が4回を切ったことは一度もなく、月の釣行回数が5回になったことも何度か。
そして、今年の2月も、今回が、5回目の釣行でした。
ついでに言いますと、2018年以降の2月は、休みにした週が1回もないという。
凄いことなのか、馬鹿なことなのか。
その辺りは、何とも言えませんが、取り敢えず、楽しければ、問題ないでしょう。
ということで、2月の最終釣行。
誕生月キャンペーンの特典を得るラストチャンス。
逆転満塁ホームランに期待して挑んだのですが、釣果はともかく、なかなか大変な釣行になってしまいました。
この日のお客さんは、全部で9名。
よく知った方も何名かおられ、出船前から、楽しい気分に。
いつも書いていますように、知り合いの方とお会いすることも、沖の島釣行の楽しみの一つ。
さすがに、これでもう十分とまではいかないものの、簡単な挨拶も含め、知り合いの方々とお話をするだけで、その日の満足度が増すのは事実。
ですから、知り合いの方にお会いできる可能性が高くなるという意味でも、同じエリア、同じ渡船に拘るのは、悪くないのかなと。
5時半の定時に出港した船は、泊まりのお客さんが待つ母島港へ。
ここで、お二人の方を乗せ、姫島に向かいます。
その途中に通過しました三ノ瀬は、磯の周囲が真っ白で、使えるかどうか微妙な状態。
今回は、尾長狙いをしたかったということあり、風を我慢してでも、三ノ瀬に上げてもらおうかとも考えていたのですが、さすがに、あれでは厳しかったかなと。
姫島に到着し、泊まりの方、2人組の方から渡礁が始まります。
もちろん、僕は一人ですし、さらに、他にいらっしゃる単独釣行の方が、いずれも、大ベテランの常連さんでしたので、最後になるだろうと思いながら、他の方の渡礁をお手伝いしていますと、ヨウチエン、カバ、カメバエへの渡礁が済んだ後、船長から、「柴田君、高バエでもいい?」と声が掛かります。
高バエは、上がりたかった磯の一つではあったものの、渡礁が難しい磯であるため、一人で上がれるか不安だったのも事実。
ただ、どうやら、先に上げてもらえるようで、お手伝いして頂きながら渡礁。
ということで、今回の磯は、姫島の高バエ。
お手伝いして頂いたお二人、そして、船長からも、注意を促されましたように、この磯は、割と厄介な磯。
足場が斜めになってる場所もありますし、とにかく、狭い!
ただ、それは、僕の荷物が多いことも原因。
尾長狙いのつもりで来ていますので、バッカンが2つ。
おまけに、今回は、ルアーのロッドケースも持ってきていたという。
なので、普通の方であれば、それ程困らないかもしれません。
もっとも、足場が良くないのは、間違いありませんが。
なお、荷物が多い場合、上の方まで運んでしまうことも可能で、そうしますと、釣り座を広く使えます。
といっても、一番上まで運びますと、相当面倒になりますし、風をまともに受けるため、荷物を飛ばされる心配もありますので、僕は、釣り座のすぐ上の、斜めの部分に、ロッドケースと、2個目のバッカンを置いていました。
で、荷物の配置が済んだら、釣り開始。
目の前には、たくさんの湧きグレがいて、狙えば、すぐに釣れそうですが、まずは、餌を撒いてみることに。
この高バエ、尾長の実績が高い磯で、今シーズンも、50cmオーバーが釣れています。
ただ、シーズンの初期に狙い目となる磯でもあり、この時期がどうなのかは、よく分かっていません。
というか、この磯に上がること自体が、2回目ですので、狙うポイントなども含め、ほぼ何も分かっていない状態。
そんな状態で、尾長が釣れるとは思えませんが、取り敢えず、足下付近を中心に、餌を撒いてみることに。
が、餌を撒いてみても、見えてくるのは、餌取りだけ。
尾長らしき魚の姿は見えてきませんし、キツの姿すら確認できません。
となれば、方針を変え、尾長狙いではない釣りにシフトチェンジ。
早い話、湧きグレ狙いということです。
正直、湧きグレ狙いから始めるのも、どうなのかという気もしますが、中村フィッシングさんのだーびーのこともありますし、釣果を確保しておくと、気が楽になるのも事実ですから、まずは、これを釣ってやろうと、湧きグレ用の仕掛けを準備。
ちなみに、僕が、口太を狙う時に使います竿は、プロテックの1.7-500。
これよりも、号数が低い竿を持っていないからなのですが、やはり、1.5号くらいの竿も、持っておいた方がよいのかも。
実際、今回は、この1.7号の竿にトラブルが発生し、2号の竿で、湧きグレ狙いをする羽目になりましたし。
で、この湧きグレ。
すぐ目の前から、沖の方まで、かなりの数がいて、簡単に釣れそうな雰囲気を醸し出しています。
ただ、実際に、狙ってみますと、いつもの湧きグレと同様、なかなか掛かってくれません。
手前の方を狙ってみたり、沖の方を狙ってみたり、仕掛けも色々と変えてみるものの、最初の1匹が遠く、そうこうしていましたら、ハプニングが発生。
糸を巻く感触がおかしかったため、穂先の方を見てみますと、変な角度に曲がっていて、どうやら、折れてしまった模様。
糸が絡んでいましたから、そのせいなのでしょうが、いつ折れたのか、気付きませんでした。
まぁ、これは仕方がないとして、仕掛けが海に残ったままの状態で、確認作業をしていましたから、その仕掛けが、磯に引っ掛かってしまう始末。
足場の高い磯ということもあり、引っ張るくらいしか手がなく、当然、プツン。
しかも、そのウキが浮いてなかったため、回収できず、穂先の破損に加え、ウキまでロスト。
さらに、切れた勢いで、折れた穂先までなくすという。
パーツを注文する際、トップガイドが残っているかどうかだけで、2000円近く変わってきますから、さらに、出費が増えることに。
僕は、物の扱いが雑で、不注意な方ですから、道具の破損、紛失は、珍しいことではありませんが、さすがに、この一連の流れは、情けないというか、恥ずかしいというか。
とはいえ、折れてしまったものは仕方ないですし、別の竿で、湧きグレ狙いを再開。
残っている竿は、マスターモデルⅡ尾長のMH-500とMH-530、デニオスの2-500。
号数的には、マスターモデルⅡの方が、柔らかい竿ということになるものの、こんな場所で、しかも、湧きグレ狙いの時に使う気にはなれませんし、それこそ、これを折ったら、洒落になりませんので、デニオスの方を使うことに。
で、その際に、道糸を2号から3号に交換。
湧きグレが釣れそうになかったため、仕掛けを太くして、磯際狙いをしてみようということです。
最初にも書きましたように、ここは、尾長の実績がある磯。
表層付近には見えていませんが、底の方にはいるかもしれません。
ウキ下を長めにとって、磯際に沈めてみますが、掛かってくるのは、餌取り(カゴカキダイなど)とイサギのみ。
ちなみに、狭くて、斜めになっている磯ですから、魚の写真を撮るのも一苦労。
イサギはリリースするため、締めてからの撮影はできませんし、尾長とかならともかく、イサギの写真を撮るためだけに、上の広い場所まで行くのは、さすがに面倒。
なので、こんな撮り方しかなかったということです。
ということで、前半戦は、グレの釣果がないまま終了。
釣れそうな感じがしませんでしたし、千畳(鵜来島エリア)とかも空いたようでしたので、磯代わりしたかったのが本音。
ただ、僕の行動は裏目に出ることが多いため、磯代わりしたいと思う今回は、敢えて、磯代わりしないというのも、面白いかも。
それに、釣れそうな感じがしなかったといっても、トラブルで、結構な時間を使っていましたから、釣りをしていた時間は、それ程長くありません。
湧きグレも含め、まだまだチャンスはあるはず。
上がる機会の少ない磯でもありますし、ここで頑張ってみようかなと。
なので、残ることにしたわけですが、正直な所、一番の理由は、面倒だったということ。
荷物をあちこちに配置していたため、磯代わりの準備をするだけで時間が掛かりそうでしたので。
後半戦は、湧きグレ狙いから。
下りだった潮が変わったせいなのか、朝一と比べますと、数が減ってきましたし、見えなくなったり、沖の方に離れていったりすることも多くなってきましたが、それでも、チャンスはあるだろうと、沖の方にいる湧きグレを狙ってみましたら、いきなりのヒット!
釣れたのは、もちろん、口太!
見回りの船が、まだ隣の磯にいる段階での釣果。
まさに、後半戦の開始早々の1匹。
しかも、そこそこのサイズ。
ちなみに、この口太は、締めてから撮影しましたので、安心。
と言いたい所なのですが、クーラーの上で撮影した後、ズルッと滑って、危うく、海に落とす所でした。
しかし、いきなり釣れてくれたわけで、これは、残って正解だったかも。
さらなる釣果を求めて、いや、念願のクーラー満タンを目指して、釣りを再開。
が、次の1匹が釣れたのは、この2時間後。
やはり、簡単には釣れてくれないようです。
なお、このグレも、そこそこのサイズ。
1匹目よりは、若干小さいものの、40cmはありそうですから、取り敢えず、クーラーの所に持って行って、測ってみよう。
そう思い、魚を掴んだ瞬間、またしても、アクシデントが発生。
思った以上に太かったため、握り損ねてしまい、えらの部分で、指先を切ってしまうという。
これは、バンドエイドを貼っている途中の写真ですが、左手の人差し指と中指の先端付近が、スパッと切れており、釣りどころではありません。
血が止まるまでの間、釣りをするのを止めて、しばらく休むことに。
スズキなどのように、えらが鋭い魚は、注意するのにしているのですが、グレは、ノーマーク。
ただ、魚のえらなんて、どの魚であっても、鋭いのは当たり前なわけで、面倒がって、フィッシュグリップを使わなかったことが、失敗でした。
で、血が止まり、釣りを再開しますが、この後釣れたのは、40cm弱の湧きグレが1匹と、イサギが数匹。
あとは、イサギほどのサイズの小さなヒラソウダくらい。
アクシデント続きだったこともあり、1時半には、竿を片付けました。
ということで、今回は、湧きグレとはいえ、口太が3匹釣れ、そのうちの2匹が40cmオーバー。
イサギとかも釣れてくれて、撃沈という感じがしないのも事実。
その一方で、本命でした尾長は、チャンスすら作れませんでしたし、竿の破損など、道具類の被害も甚大。
そして、それに加え、寒さ、花粉症、指先の怪我と、なかなか大変な釣りになってしまいました。
ですが、僕の場合、アクシデントは、オプションというより、標準装備みたいなもの。
この程度で済んだのであれば、楽しかった思い出の一つとして片付けられますし、むしろ、無事に帰ってこられたことに、感謝したいというのが本音。
また、いつものように、知り合いの方々とたくさんお話ができ、楽しい時間が過ごせましたので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。
しかし、途中にも書きましたように、左手の人差し指と、中指を切ってしまい、これが、割と痛みます。
さらに、もっと痛いのが、左手親指のひび割れ。
これは釣りに行く前から出来ていましたが、釣りに行ったことで、さらに深くなりました。
そのため、左手の3本がまともに使えず、PCのタイピングに、いつもの2倍以上の時間が掛かっている状態。
本当は、もう少し書きたいこともあったのですが、それの一部は、後日、改めて書こうと思います。
次回の沖の島釣行は、火曜日から木曜日のどこかで行こうと思っており、多少無理をすれば、月曜日と金曜日も、行くことが可能。
つまり、その気になれば、月曜日から金曜日のどこでも行けるということ。
今のところ、雨の予報になっている日もありますし、様子をみながら、決めていこうと思います。
なお、どこでも行けるといっても、休みに出来るのは、そのうちの1日だけ。
2日釣りは出来ません。
というか、今回も、2日釣りをするかもなどと書いていましたが、実際は、ネタのようなもの。
99%以上、1日で帰るつもりで出掛けていきましたし、着替えなども、持って行っていませんでした。