沖の島釣行 310回目(2023年20回目)
2023年06月27日(火)
岡崎渡船/二並島
・西のハナレ(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 20名+2名
晴れ時々曇り
最高 28.4℃ 最低 25.1℃(宿毛)
水温 ?
潮 下り
足場がよくない磯だった場合、翌日の疲労、筋肉痛が、いつもより大きめになるのですが、今回は、それが特に酷くて、朝、目が覚めた時、あまりの腰の痛さで、少しの間、立ち上がれませんでした。
また、足の筋肉痛、身体全体の疲労感、どれも、結構なものとなっています。
今回は、前日の昼間に、いつもより多めの仮眠をとりましたし、片島港に着いてからも、少し休めていましたので、やはり、この原因は、暑さではないかと。
真夏ほどの暑さではなかったものの、逆に、その分、暑さ対策が十分ではなかったのも事実。
次の釣行からは、7月に入っていきますし、暑さ対策を、しっかり考えていこうと思っています。
なお、釣れなかったことが、疲労、筋肉痛を、何割か増しにしているのは、いつものことです。
昨日も書きましたが、今回は、通常撮影用のGoProを、持っていくのを忘れてしまいました。
ここ最近は、GoProの映像からキャプチャした画像を、ブログ用の写真に使うことが多いため、これがないのは、結構な痛手です。
しかも、足場があまりよくない磯だった分、スマホで撮った写真も少なめでしたので、この釣行記を書く際に、少し困ってしまいました。
ちなみに、今回は、高速道路に乗る前に、GoProを忘れたことに気付いており、取りに戻ることも可能ではあったのですが、GoProで撮影したくなるような出来事は起こらないだろうと、引き返すのを見送ったわけですが、これに関しましては、読みが当たったかなと。
さて、6月最後の二並島回り、この日を今シーズンの最終戦と考えられる方もおられるため、例年、そこそこの人数になることが多いのですが、今回も、他船からのお客さんをあわせまして、全部で22名。
平日でこの人数は珍しいと言いたい所ですが、それは、ここ最近の話。
以前であれば、これくらいの人数になる日も、珍しくありませんでした。
来シーズン以降、片島港が賑わいを取り戻してくれることを願うばかりです。
4時25分に出港した船は、まず、母島港に寄り、そこで、泊まりの方を乗せ、磯に向かいます。
最初に向かったのは、一ツバエ。
ここに、他船からのお客さんを降ろし、その後、本来の磯回りとなります二並島に。
泊まりの方、複数組の方が、東のハナの高場、低場、ヒカリの子、中バエ、黒ハエの船着きに渡礁された後、船長から、「柴田君、黒ハエのウラと西のハナレ、どっちに行く?」と聞かれます。
どちらも、イサギの実績の高い磯で、特に、黒ハエのウラは、今シーズンも、よく釣れている磯の一つ。
僕自身は、前々回の釣行で、消化不良だったこともあり、ここでリベンジをというのも、少し考えてみたものの、西のハナレが空いているなら、それを選択しない手はなく、「西のハナレでお願いします。」と返答。
しかし、お客さんの人数を聞いた時点では、二並島周辺の磯は厳しいかとも思っていましたが、まさか、ここに上げてもらえるとは。
ということで、今回の磯は、西のハナレ。
磯の紹介 西のハナレ/二並島
ここに上げてもらうのは、4回目となりますが、過去の3回は、いずれも2020年のイサギ祭りの時期。
5月25日に38匹、翌週の6月3日に32匹、さらに、1週飛んで、6月13日に42匹。
まさに、イサギ祭りを満喫しています。
元々、魚影の濃い磯ですし、イサギがよく釣れるこの時期でしたら、磯の周囲が、イサギだらけになることも珍しくなく、そうなれば、餌取りが多かろうが、サメがいようが、そして、僕のような下手くそであろうが、簡単に釣れてくれるというわけです。
確かに、今シーズンは、そこまでの釣果を聞くことが少なくなっているものの、それでも、自分が食べる分くらいは確保できるだろうと、イサギ狙いから始めます。
サメがいて、強引にやり取りする必要が生じることも想定し、竿は、デニオスの2号を選択。
道糸2.5号、ハリス2.5号、ウキはBの(安い)ウキ、針は掛かりすぎ尾長の8号。
ウキ下1ヒロ半で、スタート。
まぁ、磯際でのイサギ狙いの場合、仕掛けがどうのこうのではなく、浮いてくるイサギがいるかどうかがポイントで、イサギが浮いてくるようなら、どんな仕掛けでも簡単に釣れます。
で、早速、餌を撒いてみますと、予想通り、たくさんの餌取りが寄ってくるのですが、その中には、確実にイサギの姿もあり、しかも、やる気満々。
餌取りに対して、イサギの数が少なすぎるようにも見えるものの、多分、問題ないはず。
あとは、この餌取りの中に、仕掛けをぶち込むだけ。
餌取りのだらけの中に仕掛けを入れることに抵抗感を感じられる方もおられるでしょうし、僕自身も最初はそうでしたが、イサギの活性が高い時でしたら、結構な割合で、イサギの方が先に掛かってくれます。
果たして、今回は、どうでしょう。
餌を撒いて、イサギが浮き上がってくることを確認し、タイミングを見て、仕掛けを投入。
すると、一投目から、掛かってきたのは、イサギ。
足場の狭い磯ですし、1匹目ということもあり、落としたくなかったですから、このままの状態で写真撮影。
ちなみに、掛かったイサギは、抜き上げて、取り込むのですが、こういう狭い磯の場合、抜き上げた後に落としてしまうことが頻発するため、キャッチするために玉網を使います。
玉の柄を伸ばさない状態で、飛んでくるイサギをキャッチするということです。
そういえば、キャッチ用の道具といえば、こんな物を持っており、まさに、こういう磯でこそ、役に立つのでしょうが、今回は、持ってきていませんでした。
で、この後も、イサギは掛かってくるものの、餌取りの数に対して、イサギの数が少ないこともあって、イサギが掛かってくるのは、5回に1回程度。
さらに、イサギの活性はともかく、僕の活性が高くないため、ペースはゆっくり。
5匹に到達したのは、釣りを開始して、1時間くらい経った時でした。
ちなみに、活性が高くないというのは、体調が悪いとかそういうのではなく、単純に、この釣り方が、あまり楽しくないということ。
3年前の時は、たくさんのイサギが釣れることが嬉しくて、夢中になって、数釣りを楽しんでいましたが、今回は、楽しかったのは、3匹目まで。
ここ最近、全く釣れない無謀な尾長狙いに夢中になって、釣れないことに慣れてしまい、変な話、釣れないことにすら楽しさを感じるようになっていますので、逆に、こういう簡単に釣れる状況というのが、今ひとつに感じるのも事実。
さらに、磯際でのイサギ狙いといっても、短めのハリスに、3~5個のガン玉を段打ちで着け、餌(主に赤アミ)を撒いて、浮いてきたイサギの前に、仕掛けを落とし込むだけの、釣り堀のような釣り。
お土産を確保するという目的があるのであれば、割り切ってやるものの、今回は、イサギをお譲りできる方の目処も立っておらず、たくさん持って帰っても困ってしまう状況。
普段、魚を釣らない者が、何を生意気な事を言っているだと思われそうですが、普段、あまり釣れないからこそ、釣れる時には、少しでも楽しみたいというのが本音。
なので、5匹目を釣った時点で、磯際でのイサギ狙いは終了し、仕掛けを流していって釣る釣り方に変更。
さらに、竿をPROTECHの1.7号に交換し、道糸とハリスも2号まで落とします。
本当は、もっと細い仕掛けにしたいのですが、竿も糸も、これ以上細い物は持っていませんので、仕方ありません。
ただ、それでも、最初の仕掛けよりは、楽しめるはず。
この仕掛けで、速い潮の中に、仕掛けを流していますと、バチバチッ。
イサギがヒットして、道糸が出ていきます。
かなり遠くで掛かっており、しかも、速い潮の中。
さらに、元気満々のイサギですから、取り込むまでに時間は掛かるものの、仕掛けを投入し、バチバチからの一連の流れが、楽しい!
最初から、こうしておけばよかったと少し後悔。
ただ、釣れるペースは落ちますし、磯際で釣れていたイサギよりも、小さめの魚が掛かってきますので、お土産確保という面からは、複雑な所。
また、釣り堀のような釣り方が面白くないとはいっても、この後、この釣り方をしなかったわけではなく、弁当船の船が遠くに見えた時、まだ8匹しか釣れていませんでしたので、2桁に乗せてしまいたくて、この方法に切り替えて、イサギを確保しました。
まぁ、こういう中途半端なのが、僕の釣りであり、釣れない原因の一つなのでしょう。
さらに、弁当船が回ってくるまでに、1匹しか確保できず、2桁には到達できず、「10匹釣れています」とは報告できず、「10匹近く釣れています」としか、報告できないという、これまた、僕らしい結果に。
なお、余程のことがない限り、磯代わりするつもりでしたし、船長もそう思われていたはずで、さらに、僕は、お弁当を頼みませんから、船に上がる理由もなく、近づいてきた船に、磯の上から、簡単な報告をして、終了。
乗り降りが少し面倒な磯でもありますし、これで十分でしょう。
で、この報告の際、船長から、「キビナゴはどう?」と聞かれたのですが、まだ竿を準備することすらしていませんでしたので、「まだやっていません」と報告。
というか、キビナゴを持ってきていたことすら、あまり意識していませんでした。
ただ、この会話で、急に、キビナゴをやりたくなってしまい、キビナゴの竿を準備することに。
ちなみに、この西のハナレは、足場の広くない磯なのですが、上手く置けば、上物用の竿とキビナゴ用の竿を、同時に置いておくことが可能です。
ということで、後半戦は、キビナゴからスタート。
前回のスクモでは、12号のハリスしか持っていっておらず、痛い目に遭いましたので、今回は、14号と16号も用意してきましたが、使うのは、今回も12号。
太いハリスって、針を結ぶのが難しいですし、切れにくい糸って、怖いのも事実。
適度に切れるくらいの方がよいのか、少しでも切れにくい糸の方がよいのか、この辺りの考えは、人それぞれでしょうが、僕は、体力があまりないこともあり、切れにくい糸の方が危ないと判断し、強い糸はあまり使わないようにしています。
これは、ルアーの時からそうで、PEとかもは、4号までしか使ったことがありません。
まぁ、この話は、また後日書くとして、取り敢えず、キビナゴでの釣り。
ここは、タマメも多い磯で、朝のうちにも、何度か目撃しています。
また、青物の実績も高いですし、根魚もよく釣れますので、期待を込めて、釣り開始。
最初にも書きましたように、過去の3回は、イサギ狙いで上がっていますので、ここでのキビナゴは初めて。
果たして、何が釣れてくれるのか。
ワクワク、ドキドキしながら、仕掛けを流していきますと、コンコン、ゴンゴンという小刻みな反応。
仕掛けを一気に持っていかれる当たりが多いこの釣りにおいて、このような反応は何でしょう?
餌取りがかじっている、キツがかじっている…
そして、ダツ。
最も嫌なのが、最後のダツ。
仕掛けが馴染む前に掛かってきたりもしますし、ダツだらけになりますと、避けるのも難しくなり、仕掛けもボロボロになりますので、これなら、キツとか餌とりとかの方がマシと思えるレベル。
ただ、この二並島周辺は、潮が速い時には、このダツが結構いるんです。
そして、当然のように、掛かってきたのは、ダツ。
今、掛かると厄介と書きましたが、キビナゴで掛かるダツは、大抵が大きいサイズのもので、引きは楽しいですから、この部分だけはありかも。
時に、ジャンプをしてくれたりと、スリリング。
ちなみに、この写真は、片手で竿を持ち、スマホで撮ったもの。
スマホを落としたり、竿などの道具を破損したりのリスクもあるわけで、これは、やってはいけない方法でしょう。
こういう時、GoProは便利です。
話を戻しますが、回収しなければいけないルアーと違い、ウキさえ無事なら、切られてもよいという気持ちもあり、やり取りは楽しめます。
もっとも、逆に切られなかった場合、取り込んで、針を外して、リリースするという作業が待っているわけで、これは、割と嫌かも。
磯の上でも暴れまくりますし、あの歯ですから、少し怖いのも事実。
それに、あのブヨブヨした身体が、握った時に、気持ち悪いですし、なるべくは、避けたい魚です。
そして、避けたいと思った時は、大抵、連発してくるのが、この魚。
どの方向に投げても、掛かってきますので、おそらく、この磯は、ダツに包囲されているみたい。
となれば、磯の周辺を狙うしか手がなさそうで、磯際に沿って、仕掛けを流していますと、一気に糸が引き出されていきます。
何かが掛かったようです。
ただ、掛かったのは、黒ハエ向きのこの先端部分。
手前の方に突っ込んできて、張り付いてしまいます。
引きずり出したくても、張り出した根が邪魔になるため、しばらくの間は、出てくるのを待ってみたものの、出てくる気配がなく、無理矢理引っ張り出そうと、強引にいきましたら、プツン。
正直、これに関しましては、12号のハリスだろうが、20号のハリスだろうが、関係なかったはず。
掛かった場所が、悪すぎでした。
というか、掛かっても獲れないようなこんな場所を、狙うべきではなかったのではないかと。
もっとも、あわよくばと、同じように攻めてみて、もう一度切られているという。
なお、磯を包囲していましたダツですが、11時前ごろからは、姿を見せなくなりました。
ただ、姿を見せなくなったのは、ダツだけではなく、他の魚もそうで、磯際の餌取りも少なくなり、浮いてくるイサギは皆無に。
そう考えてみますと、ダツというは、状況を見る一つのバロメータと言えるのかも。
まぁ、それでも、いない方がよいのは、間違いありませんが。
で、結局、ダツ以外で、キビナゴで釣れたのは、いつものアカハタのみ。
もっとも、持ち帰りという意味では、嬉しい魚。
これが、数匹釣れてくれましたら、それで満足できます。
また、合間合間で、イサギの方も狙ってみましたが、前半戦のような勢いはなく、ぽつりぽつりと掛かってくるだけ。
食いが渋くなっていたのか、こんなギリギリの掛かり方もあり、バラしも多発。
そのため、後半戦は、ほとんど数が伸びませんでした。
なお、ぱっと海中映像を見た限りでは、イサギがたくさん映っていたのは、朝のうちと、帰り際。
ほとんど映っていない時間もありましたし、ずっと釣れ続けるような絶好調の状態ではなかった模様。
数を確保したければ、釣れている時に、集中して釣りをすることかなと。
ということで、イサギの爆釣に期待してやってきた今回、イサギは11匹しか釣れず、この時期のイサギの釣果という意味では、撃沈と言わざるを得ないのでしょうが、イサギ11匹とアカハタ2匹を持ち帰ることができ、下手くそな僕にとっては上出来な釣果かも。
こうやって写真を撮れば、たくさん釣れたようにも見えますし。
あと、言い訳ではありませんが、キビナゴの釣りをせず、磯際での釣り堀みたいな釣り方も含め、もっと本気でイサギを狙っていれば、20匹くらいは釣れたのではないかと。
今回は、お土産の確保よりも、楽しさの方を優先したわけですから、僕的には、全く問題ありません。
また、知り合いの方もたくさんで、磯の上だけでなく、港、船の中でも、楽しい時間を過ごすことができました。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。
来週ですが、二並島の日は月曜日と日曜日。
いずれも日程の調整が難しい日ですし、仮に、日程調整ができたとしても、無理をしてまで行くのもどうかなという気がしますので、日程調整が比較的簡単な火曜日か木曜日のどちらかを考えています。
いずれも、現時点では、天気があまりよくない予報にはなっていますが、木曜日の方は、ルアーの方の問い合わせがあるとのことですので、僕も、木曜日に行くことが濃厚。
取り敢えず、この問い合わせがキャンセルにならない程度には、天気予報がよくなってくれることに期待したい所。
なお、次回からは、ルアーとキビナゴで行こうと思っていますが、今回持ち帰りましたイサギが、美味しかったりしましたら、もう少し上物もするかも。