沖の島釣行 138回目(2019年28回目)


沖の島釣行 138回目(2019年28回目)

2019年07月05日(金)
岡崎渡船/三ノ瀬
・東のハナ高場(二並島)
出船 04:00 納竿13:30
乗船客   5名
晴れ時々曇り
最高 29.6℃ 最低 21.7℃(宿毛)
水温 24.7℃
潮 上り

予想通り、いや、予想以上に、身体が痛いです。
全身の筋肉痛に加え、あちこちの関節が痛みます。
もちろん、昨日の釣行が原因なのは、間違いありませんが、毎週行き続けていることで、疲労が蓄積されているというのも、否定できないような気も。
ただ、基本的には、寝ることも含め、休むのが好きではない方ですので、動けるのであれば、まだまだ行くつもりです。

沖の島で出船があった渡船やさんは、岡崎渡船さんと高見渡船さんのみ。
二並島の渡船やさんですら、出船がない状況で、岡崎渡船さんのお客さんも、わずか5名。
前日までの悪天候も影響しているのでしょうが、それでも、厳しい時期になったのは、間違いなさそう。
今後が、不安です。

さて、今回は、三ノ瀬回りなのですが、二並島が空いており、しかも、思った以上に、ウネリがないため、スクモバエ、コシキなどの低い磯を除けば、ほぼすべての磯が使える状態。
高見渡船さんのお客さんが、低場に上がられているだけで、それ以外の磯は、選び放題。
黒ハエ船着き、中バエ、西のハナレなど、この中から好きな磯を選べるというのは、何とも贅沢な話です。
岡崎渡船のお客さんのうち、上物は、僕を含めて3名。
残りのお二人が、それぞれ、中バエと黒ハエ船着きに渡礁され、僕が選んだのは、東のハナの高場。
船長に、一人で上がってもよいですかと聞いてみましたら、いいよとのことでしたので、上げてもらうことにしました。

ということで、今回の磯は、東のハナの高場。
でも、4月、5月、6月に、それぞれ1回ずつ上げてもらう機会があったから、一人でも上げてもらおうと思えたわけで、そうでなければ、怖くて、一人では上がれなかったのではないかと。
というか、4回目であっても、それなりに怖いのですが。

さて、今回は、一人で上がっているため、すべての釣り座を使えます。
ただ、逆に、こうなりますと、迷ってしまい、決めきれないのも事実。
なので、取り敢えず、いつもの船着きで、釣りを始めてみることに。

ここなら、僕が持っています玉網でも、何とか届きますし、勝手を知っている場所が無難かなと。
で、早速、餌を撒いてみましたら、辺り一面、餌取りだらけの状態に。
まぁ、ここ最近の様子を考えますと、これは、十分に予想できたことですので、特に、驚きはなかったのですが、問題なのは、イサギの姿が全く見えないこと。
前回までは、餌取りに混じって、イサギも食い上がってきていたのですが、今回は、それが全く見えません。
イサギが見えていなければ、餌取りの中に仕掛けを入れても、全く意味がないわけで、これは厳しい釣りになりそうな予感。
もっとも、僕の場合、いつも厳しい釣りをしていますし、それこそ、先週も、イサギが見えていたにも関わらず、釣果ゼロという大失態を演じたばかり。
いつものことだと、気楽な気持ちで釣りを始めますと、予想通り、様々な餌取りが猛攻を仕掛けてきます。
まず、朝一は、この魚。

これが40cmくらいあって、これを狙いにきているのであれば、大喜びなのでしょうが、20cmくらいではどうにもなりませんので、釣っては、リリースの繰り返し。
そして、この魚とともに、よく掛かってきたのが、オヤビッチャとタカベ。

特に、タカベは、朝一から納竿時まで、磯際をグルグルと徘徊していました。
で、結局、餌取り以外で、弁当船までに釣れたのは、イサギ2匹のみ。

サイズが良かったのは救いですが、2匹というのは、あまりにも残念な釣果。
ちなみに、この2匹のイサギは、比較的早い時間帯に、足元付近の竿1本~1本半くらいのタナで、ポンポンと釣れたものです。
表層付近には見えていなくても、深い所にはいたということでしょう。
ただ、表層付近を埋め尽くす餌取りの猛攻を交わして、イサギのいるタナまで、餌を届けるというのは、至難の業で、この2匹も、ある意味、奇跡のような釣果。
また、沖の方に流してみても、魚からの反応があったのですが、イサギなのか、イサギでないのかも分かりませんし、寄せてくる段階で、サメの餌食になってしまうため、5回ほど食われた時点で、沖の方を攻めるのは、諦めました。

なお、磯代わりをするつもりはありませんでしたが、弁当船の見回りの際に、他の磯の様子を聞いてみましたら、あまり釣れていないとのこと。
今回も、二枚潮っぽいですし、前日までの大雨も、影響しているのかも?
ただ、状況が厳しいということなら、仕方ありません。
下手な僕に釣れるはずがないわけで、こうなれば、餌取りでも釣って楽しもうかと、むしろ、気楽な気持ちで、後半戦をスタートしましたら、少し経って、船長が、再び戻ってこられ、
「柴田君、ちょっといい?」
と声を掛けてこられます。
釣りに関するアドバイスか何かかなと、磯から降りて、船に乗り込みましたら、
「低場におるお客さん…」
「うちのお客さんじゃないけど…」
「手伝ってあげてくれんやろうか?」
低場に上がられていたお客さんは、高見渡船さんのお客さんだったのですが、岡崎渡船で帰ることになられるようで、そのお客さんが、磯代わりをされるのを、手伝って欲しいとのこと。
確かに、低場にしても、これから磯代わりされる予定のヒカリの子も、潮位が低い時間には、一人では、なかなか大変な磯ですから、僕に声が掛かったということでしょう。
ということで、釣りを中断し、磯代わりのお手伝い。
他の磯の者が、磯代わりの手伝いをするというのは、珍しいケースなのでしょうが、今回は、仕方ありませんし、僕が、こういう事を頼みやすい存在だったという可能性もあるわけで、もしそうだとしましたら、悪い気はしません。

といったことがあり、こういう事をすれば、きっと良いことがおこるはず。
そう期待して、釣りを再開しますが、後半戦も、相変わらずの状況。
タカベとオヤビッチャは、元気いっぱいですし、朝一に釣れていましたアジの代わりに、こいつが登場。

さらに、これも加わって、餌取りの最強布陣が完成。

特に、キツの猛攻は、凄まじく、僕の腕では、どうにもならず、イサギを1匹も追加出来ないまま、12時前に、餌がなくなり、上物はここで終了。
迎えは、13:45頃と聞いていましたし、早めに片付けと掃除が済めば、ルアーを投げてみても面白いかも?
そう思いながら、まずは、磯の掃除に取り掛かります。
今回は、数カ所で釣りをしましたので、磯の掃除が大変。
1ヶ所ずつ、水で洗い流していくのですが、場所が場所なだけに、思った以上の重労働。
そして、2ヶ所目に移動した際に、ハプニングが発生!
手に持っていたはずのロープが、つるっと滑り、水汲みバケツが落下。
玉網では、届きそうもなく、それならと、慌てて、ルアータックルを準備。
時間があれば投げてみようと思っていましたルアータックルを、まさか、このような形で準備することになろうとは。
で、そのルアーで、バケツの回収を試みようとしてみるものの、準備が出来た時点で、バケツは、かなり沖の方まで流されており、チャンスは数回のみ。

気合いを入れて、狙ってみますが、すべて空振り。
4回目に投げた時には、届かない距離まで、流されてしまっており、回収は、ここで断念。
まぁ、僕の中で、水汲みバケツは、消耗品のような物ですので、これ自体は、あまり気にしていないのですが、問題なのは、これ以降の磯の掃除。
水汲みバケツの予備なんて持っていませんし、諦めて、ブログに謝りの文面でも書いておこうか。
そう思ったのも事実ですが、それでも、やれるだけのことはやっておこうと、餌用のバッカンを、水汲みバケツの代わりにすることに。
GoProの海中撮影用のロープを外し、それを餌用のバッカンに繋ぎ、これで、水を汲みます。

といっても、ここは、東のハナの高場。
海面までの距離は、6m以上あり、水の入ったバッカンを、引き上げてくるには、相当な力が必要でしょうし、ロープが、その重みに耐えられるという保証もありません。

なので、船着きの下の釣り座まで降りていって、水を汲んで、上がってくるという作戦に出ることに。
その様子が、こちら。

水を入れすぎますと、引き上げるのが困難になるため、水の量を半分くらいに調整し、それを持って上まで上がるわけですが、使えるのは片手のみ。
片手にバッカンを持って、もう片方の手でロープを掴んで、上がっていくのは、さすがの僕でも、なかなかきつい作業。
というか、かなり危険な作業です。
一応、足はかかっていますので、完全な片手ではないものの、ロープを持つ手が片手ということは、握り直す際に、一瞬、両手がロープから離れるわけで、それこそ、掴み損ねたりしましたら、下まで落下する危険を伴います。
なので、決して、真似をしないようにして下さい。
というか、こんな事をしようとすること自体が、ないとは思いますが。
そして、この作業を10回くらい繰り返した所で、残りは、あと一ヶ所。
ここを洗い流して、終了
そう思った瞬間、目眩がしたように感じ、HP(ヒットポイント)が赤く点滅していることに、気付きます。
30℃超の気温の中でのボルダリングを、これ以上続けますと、さすがにヤバいと判断し、申し訳なく思いながらも、磯の清掃は、ここで断念。
ちなみに、この作業により、バッカンは傷だらけになってしまいましたが、何度も海に入れたおかげで、オキアミが洗い流され、帰りの車内では、ほとんど臭いしませんでした。
これは、ラッキーだったかなと。

というわけで、一人で上げてもらいました東のハナの高場は、大変な釣りとなりましたし、ほぼボウズに近い、残念な釣果となってしまいましたが、妙な贅沢感も味わえ、楽しい時間が過ごせたのは、間違いありません。
なので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

さて、来週は、金曜日の二並島の日に、予約が入っているでようですから、そこが本命。
ただ、上物メインでいくか、ルアーメインでいくか、そこは難しい所。
さて、どうしましょう?


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