沖の島釣行 304回目(2023年14回目)


沖の島釣行 304回目(2023年14回目)

2023年04月27日(木)
岡崎渡船/三ノ瀬
・三ノ瀬2番ウラ(三ノ瀬)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 4名
晴れ
最高 20.1℃ 最低 11.7℃(宿毛)
水温 ?
潮 下り/上り (小潮)

朝は、肌寒かったのですが、日が昇るにつれ、気温が上がり、納竿の頃には、上着を脱ぎたくなるくらいでした。
そして、晴れていたこともあり、ウェアの袖とグローブと間の隙間が、うっすらと日焼け。
僕は、気温の変化が苦手な方ですから、こういう日は、普段以上に疲れます。
なので、今朝も、なかなか起きることができませんでした。

お客さんは、全部で4名。
そのうちのお一人は、他船から回ってこられたお客さんでしたので、岡崎渡船のお客さんは、実質3名。
天気も悪くない三ノ瀬の日に、この人数というのは、寂しい限りです。
ただ、出船のあった他の渡船やさんも、ほとんどが少人数のようでしたし、GWの直前だからというのも、あったのかもしれません。
実際、昨年の4月28日も、わずか3名での出船でしたし。
ちなみに、今回のお客さんは、上物2名、底物2名という内訳で、僕も含め、すべて単独のお客さん。
お二人は、よくお会いする方で、他船から回ってこられた方も、何度かお会いしている方。
少ない人数でも、知り合いの方ばかりですと、やはり、楽しいです。

4時半に出船した船は、三ノ瀬に直行し、まず、底物のお一人が、2番オモテに渡礁されます。

その後、船長から「どこに行く?」と聞かれましたので、せっかくならということで、もう一人の上物の方と一緒に、2番ウラに上げてもらうことに。
この上物の方、倉敷から来られています、いわゆる同郷の方で、割とよくお会いしており、僕の記録に残っている範囲では、今回が15回目。
ただ、意外にも、同礁させて頂くのは、今回が初めてでしたので、そういう意味で言いますと、お客さんが少なかったのは、ラッキーだったのかなと。
しかも、常連さんの中でも大好きな方のお一人ですから、この時点で、釣果に関係なく、楽しくなることが確定したようなもの。
ということで、三ノ瀬2番ウラに、ウキウキしながら渡礁

が、前日が荒れ気味だったこともあり、磯全体が濡れていたため、一気に、緊張感が走ります。

濡れている日の2番ウラは、かなり滑りやすく、特に、船着きの前の辺りは、油断していますと、すぐに滑ってしまいますから、ウキウキした気持ちは、一旦封印し、十分に注意をしながら、荷物を運搬。
さらに、それが済みましたら、次は、ソールの交換。

ビブラムソールをフェルトスパイクに交換します。

正直、前日の夕方に聞いてみた時点で、お客さんの人数は、ある程度予想できており、ここに上がれる可能性があることも分かっていましたので、最初から、フェルトスパイクでもよかったような気もしますが、ここまで濡れているのは想定外。
濡れていない2番ウラなら、そんなに滑りませんし、フェルト系のソールって、帰ってからの処理(洗浄)が面倒な物の一つですから、どうしても、最初からこれにする気が起きないのも事実。
ですが、片付けを楽にすることと、安全を確保することの、どちらが優先かと言われれば、明らかなわけで、この辺りも、慣れから来る油断とも言えますので、よく考えないと。
で、ソールを交換が済んだら、早速、釣りの準備に入ります。
僕の釣り座は、水道側の先端部分

もちろん、尾長狙いのつもりなのですが、果たして、尾長は見えるのか。
餌を撒き始めるこの瞬間は、いつもドキドキします。
ちなみに、この三ノ瀬周辺は、元々、キツが多いエリアで、今シーズンも、キツだらけになる日が多いとのこと。
なので、ある程度は、覚悟した上で、餌を撒き始めてみるわけですが、見えてくるのは、やはり、キツばかり。
まぁ、正直な所、いくらキツが多いといっても、尾長も混じっているだろうと、期待していたものの、表層に見えている魚は、おそらく、すべてキツ。

もちろん、僕の目なんて、たかが知れていますし、見逃している可能性もあります。
また、少し沖の方になりますと、僕の視力では確認できず、さらに、足下付近でも、キツの下の方には、尾長っぽい魚が見えないでもありません。
ですから、尾長のチャンスも、きっとゼロではないはず。
そう信じて、釣りを開始しますが、掛かってくるのは、キツ、キツ、キツ…

キツしか見えていない所はともかく、沖の方を攻めてみたり、深めの所を攻めてみたりしても、キツしか掛かってきません。

活性が高いのか、元気いっぱいのキツですので、引きは強烈で、退屈こそしないものの、このままキツを釣り続けていれば、いつかは尾長が掛かってくれるのか。
不安になってきます。
ということで、取り敢えず、弁当船までは、尾長を掛けることはもちろん、浮いてくる尾長を見ることすら、ありませんでした。

ちなみに、前半戦、同礁の方は、湧きグレを2匹仕留めておられ、その湧きグレは、僕の釣り座にもいましたので、何度か狙ってみましたが、反応なし。
もっとも、尾長狙いの仕掛けのまま、湧きグレの近くに、数回投げてみたという程度ですが、それでも、湧きグレを掛けることができるかどうかも腕の差ということでしょう。
そして、後半戦、もちろん、尾長狙いを続行するわけですが、前半戦がキツばかりだったことで、集中力がキレ気味なのも事実。
というか、全く釣れる気がしなくなっていたという方が正解でしょうか。
なので、それなら、いっそのこと、キビナゴでもやってみようか。
実は、今回、夕釣りがあった場合のことも考え、予備として、キビナゴを持ってきていたのです。
しかも、前半戦、僕の釣り座の目の前には、たくさんのタマメがウロウロしており、弁当船の間際には、撒いた餌に、真っ先に食い上がってくるのがタマメになっている状況でしたので、釣れるかどうかはともかく、キビナゴをしてみるのも面白いかも?
そう思って、キビナゴ用の竿を取り出し、準備に入ったのですが、リールをセットした所で…

いや、待てよ。
こんな事をしている時に、尾長が見えてきたりしたら、みすみすチャンスを逃すようなもの。
尾長狙いなんて、僅かなチャンスを如何にしてものにするかというような釣りのはず。
せっかくの2番ウラなわけですし、キビナゴなんてやらないで、尾長狙いに集中しよう。
そういったことが頭に浮かんできたため、キビナゴは中止とし、竿も片付けます。

ということで、尾長狙いを続行するわけですが、前半戦までは、いくらか動いていました下りの潮が、時間の経過とともに、弱くなっていき、最後には、ほとんど動かない状態に。
まぁ、こうなりますと、尾長はもちろん、キビナゴをやっていても、駄目だったことが濃厚。

また、三ノ瀬本島の磯際には、大量の湧きグレがいるのですが、流れがない場所に、ぷかぷか浮いているだけで、あの手の湧きグレを狙ってみても、掛かった試しがありませんので、これは、完全無視。で、そんな中、相変わらず、元気いっぱいなのが、キツ。
さすがに、潮が緩くなってからは、表層まで食い上がってくることは少なくなりましたが、餌を撒きますと、結構な数が寄ってきて、そして、掛かってきてくれます。
なので、退屈することはないものの、このキツばかり釣れる状況って、いざという時のことを考えますと、あまり良くないのも事実。
キツを釣っていくうちに、またキツだろう、どうせキツだろうという気持ちが大きくなっていき、そこから油断が生じてしまいます。
実際、今回も、その油断のせいで、何度か切られてしまいましたし。
もっとも、今回の状況から判断しますと、それが尾長だった可能性は低く、キツとかサンノジ、あるいはタマメか何かだったとは思われますが、それでも、何かの弾みで、尾長が掛かっていた可能性も…
まぁ、そんな事を考えますと、悔しくなってきますので、あまり考えないようにしましょう。

ということで、今回も、尾長の姿をみないまま終了。
13時半、片付けに入ります。
これに関しましても、本気で尾長を釣りたければ、ギリギリまで粘った方がよいのかもしれませんが、僕の場合、釣りの腕がないため、せっかく上げてもらっています一級磯を無駄にし続けている状況。
そんな僕でも、磯の掃除では貢献できるわけで、言い方を変えますと、これが唯一活躍出来る場面とも言えますので、餌で汚れました磯をきれいに掃除します。

ゴム手袋をはめて、磯を洗い流し、落ちにくい汚れは、ブラシでゴシゴシ

もっとも、普段は、ここまですることは希で、これは、三ノ瀬2番のウラが、掃除しやすい磯だったことと、ブログのネタ作りも兼ねていたということも否定はしません。

それでも、次に上がれる方が、不快に思われない程度には、綺麗にできたでしょう。

というわけで、今回も、尾長はもちろんのこと、口太とかイサギも釣れない、まさに、惨敗といったような結果に終わりました。
ただ、最後まで尾長狙いを通したという達成感はありますし、今回上げてもらいました2番のウラって、僕の中では、東のハナよりも上がりにくい磯ですので、そこに上げてもらえたというだけも、十分に価値があると言えるでしょう。
そして、良い天気のもと、同礁の方とお話をしながら、本当に楽しい時間を過ごせましたので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

さて、次の沖の島釣行は、5月10日の二並島の日を予定しています。
ただ、かなり先ですし、天気も、仕事の都合もどうなるか分かりませんので、近くなってきたら、また考えたいと思います。


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