沖の島釣行 128回目(2019年18回目)


沖の島釣行 128回目(2019年18回目)

2019年04月26日(金)
岡崎渡船/ノコバエ
・ノコバエ3番(ノコバエ)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 10名
晴れ
最高 26.2℃ 最低 16.0℃(宿毛)
水温 ?℃
潮 下り (小潮)

二並島の東のハナ高場・低場、三ノ瀬の2番ウラ、ムロバエ、一ツバエ…
沖の島を代表します数々の超一級磯を、ただの岩に変えてきました僕が、今回、ただの岩に変えましたのが、ノコバエ3番。
一級磯だろうが、何だろうが、腕のない僕には、関係ないようです。

お客さんは、全部で10名
しかも、そのうちの半分は、他船からのお客さん。
寂しい限りですが、大型連休の前日ですし、こんなものなのかなと。
今回のノコバエ回り、強風というわけではないものの、朝のうちは、そこそこの荒れっぷり。

そういう意味では、北西風の風裏になりますノコバエ回りは、バッチリな磯回りで、カガリバ、ヌクモリバに、上物の方が渡礁されます。
そして、ノコバエに向かっている途中で、船長から、ルアーを持っているかを聞かれましたので、ノコバエということでしょうか。
ノコバエの場合、多少風の影響は受けますが、ルアーなら最高の磯。
そこに一人で上がれるとは、何とも贅沢な話です。
ワクワクしながら待っていますと、どうやら、ノコバエ3番が空くことになったようで、船長から、「柴田君、頑張ってみる?」と声が掛かります。
何と、ノコバエ3番
確かに、ルアーということなら、ノコバエの方がよさそうですが、ずっと上がってみたいと思っていました磯、断る理由がみつかりませんので、上げてもらうことにしました。

ということで、今回の磯は、ノコバエ3番
まさか、ここに上がれるとは。
しかも、一人でということですから、何とも贅沢な話です。
ただ、こういう時は、浮かれすぎて、トラブルを起こしがちですので、注意しないと。
で、ここでの釣りですが、もちろん、上物がメイン。
ただ、せっかく持ってきましたルアーを、使わないのも勿体ないですし、ノコバエ3番でルアーを投げる機会なんて、そうそうないでしょうから、軽くルアーを投げてみることに。

ということで、ヒラスズキタックル、青物に期待をして、ルアーを投げてみますが、魚からの反応はなし。
足元付近には小さなベイトの姿も、ちらほらと見受けられましたし、いくらかサラシもありましたので、もしかしたらと思ってはみたものの、残念です。
ただ、あまり深追いしても仕方ありませんし、ルアーには見切りをつけ、メインの上物に切り替えます。
このノコバエ3番は、これまでに、数々の大物が上がっている超一級磯。
特に、大型尾長の実績は抜群の磯ですので、気持ちだけはと、2号の竿を選択し、道糸とハリスも、3号から始めてみます。
さて、何が掛かってくれるのか、期待をしながら、釣りを開始するものの、釣り座、狙う位置、狙うタナなど、何も分かりません。
ノコバエ3番に一人で上がれるなんて、何て贅沢なんだと、気楽に考えていましたが、ここは、経験のある方と一緒に上がった方がよいのかも。
ちなみに、帰った後で、色々と調べてみて、分かったのですが、ここの潮は、結構複雑な感じのようです。
そういえば、東のハナとか三ノ瀬2番ウラとかも、他の磯とは違った流れ方をすることがあり、超一級磯と呼ばれる磯というのは、そういうものなのでしょうか。
ということで、前半戦は、キツなどと戯れただけで、尾長どころか、口太とかイサギとかの姿すら、見ることが出来ないまま、終了。

ちなみに、朝のうち、本島との間の水道には、たくさんの湧きグレがいました。
ただ、それを狙うには、本島側(北側)の釣り座に移動しなければならず、少し波があったことに加え、初めての磯で、移動の仕方がよく分からなかったということもあって、断念。
少し残念な気がしたものの、安全が第一ですので、無理をしてはいけないかなと。
また、この後も、移動に不安を感じたため、今回は、ずっと南側(ノコバエ側)の釣り座で、釣りをしていました。
そして、後半戦に入り、状況に変化が生じます。
前半戦にも掛かっていましたキツ、これが、さらに高活性となり、さらには、得体の知れない何かも。
バチバチと切られまくり、最初のうちは、潮目付近にたくさんいますタマメだろうと思っていました。
ただ、何か様子がおかしいのも事実で、タマメでしたら、強烈な引きであったとしても、絶対に無理だと思うようなケースは希で、仮に、上物の仕掛けであっても、それなりには、抵抗できることも、珍しくありません。
ところが、今掛かってきている魚は、そんな次元のものではなく、100%獲れないと確信できる魚。
ある意味、簡単に切れるフカセの仕掛けであることが、むしろ、幸運とも思えるくらいのもの。
専用の道具で、本気で獲りにいかないと、太刀打ちできない魚。
そう言えば、お分かりでしょうか。
その魚の正体は、こいつ。

これは、動画を撮るために、水面まで誘導したものですが、とにかく、凄い迫力。
小さめのキツが掛かって、普通にやり取りしていましたら、突然、下の方から現れてきて、キツを丸呑みにした後、一気に反転。
そのまま、根に張り付いてしまって、終了。
そういった感じです。
根に張り付いた状態は、重たいとかそういうレベルのものではなく、がっちりと掛かった根掛かりとほぼ同じ状態。
糸を少し緩めますと、微妙な感触が伝わってくるものの、動こうとはしませんし、あのサイズの魚を浮かせるには、道具も腕力も足りません。
で、無理矢理引っ張ってみましたら、魚がじわ~と動き出して、バチンといった感じ。
ちなみに、動画には撮れませんでしたが、この茶色い魚とは別の、白っぽいクエらしき魚が、同時に食い上がってきた時もありました。
2匹同時のクエって、まさに、圧巻。
まぁ、獲れるわけがない魚ではあるものの、こういうのを、間近に見られただけでも、この磯に上がった価値があるといってもよいでしょう。

ただ、こんな魚がいるのであれば、海中映像の方も、もっと撮っておくべきだったと、少し後悔もしていますが。
なお、フカセでキツを釣って、それを餌に、青物タックルで挑めば、もしかしたら。
そういう思いも、少しだけ頭をよぎりましたが、万が一に掛かったとして、ロッドとリールが無事である保証はありませんし、自分自身が引きずり込まれる可能性も否定できませんので、やめておきました。

ということで、クエを目撃したことで、満足してしまったというわけではありませんが、肝心の釣果の方は、さっぱり。
尾長はもちろんのこと、口太、イサギも一切釣れず、完全な撃沈。
超一級磯にも関わらず、何をしているんだと、情けなくなります。
上物を始めて、もう15ヶ月になりますが、いつになったら、釣れるようになるのか。
ですが、釣れようが釣れまいが、楽しいことには間違いがなく、もちろん、今回も、その例外ではありませんので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

さて、次回の釣行ですが、5月3日の釣行も、一応、考えてはいるものの、道路の混雑などを考えますと、パスすることが濃厚。
ですから、5日の三ノ瀬回りか、6日の一ツバエ回りのどちらかにしようかなと。
まぁ、取り敢えず、お客さんの人数などをみながら、考えます。



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