口太は、少しずつ釣れ始めてきているようですし、イサギも、サイズを問わなければ、そこそこの数が釣れているようです。
特に、姫島の辺りでは、釣果が上向いているとも聞いています。
ただ、一向に聞こえてこないのが、尾長の情報。
たまに、40cm後半の尾長は釣れているものの、50cmを越える尾長の釣果は、まだ聞いていませんし、それどころか、尾長が見えていたという話しすら、ほとんど入ってきていないのが現状。
例年と比べ、水温が高いからとも言われていますが、過去のデータと比べましても、ほんのわずか高い程度で、極端に高いわけではありません。
もちろん、このわずかな差というのが、釣果に大きく影響してくることもあるのでしょうが、今年よりも、水温が高かった年もあるわけですし、それよりも、水温が上がったり下がったりを繰り返していることの方が大きいのかも。
というか、そもそも、釣れていない原因が水温だけというのにも、疑問を感じないでもありません。
例えば、集魚剤の使用につきましても、再び、禁止にはなったものの、こういうのって、少し遅れて影響が出てくることも多いと聞きますし、昨年1年間で使用された分の影響が、今年になって現れてきていることも否定できないのではないかと。
もっとも、それが原因というのであれば、今後の展開にも期待が持てるのでしょうが、これ以外にも、色々な要素が絡んできていて、その中には、人間の力ではどうにもならない部分もあるはず。
数年前まで、毎年のように釣れていました春の時期の青物(ブリ)が、ここ数年は、全くと言ってよいほど、釣れなくなっていますし、モンツキとかも、極端に釣れなくなっていますが、これって、黒潮の大蛇行が始まってからの事ですから、この辺りの問題になりますと、手の打ちようがありません。
ですが、いずれにせよ、海そのものが変わってきているようですし、釣りの楽しみ方も、それに合わせて、変えていく必要があるのかも。
といっても、僕の場合、色々と考えてみたところで、それに対応していく技術もありませんから、これまで通り、運任せの釣りをするだけですし、沖の島で釣りが出来るのであれば、それで問題がありません。
それに、急に釣れ始めて、結局、遅れていただけだったなんてことになるかもしれませんし、そうであって欲しいというのも、本音です。
また、11月から、集魚剤の使用が禁止となっており、使用できるのは、ボイルと赤アミのみとなりますので、こちらにも、ご注意下さい。