沖の島釣行 377回目(2025年12回目)
2025年6月11日(水)
岡崎渡船
東の1番(二並島)
裸島ハナレ(二並島)
平バエ(一ツバエ)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客8名
曇り一時雨
最高 26.0℃ 最低 22.6℃(宿毛)
水温 23.0℃
潮 上り

2週間ぶりの沖の島。
12月までは、順調に行けていたのですが、1月に入ってから、急に、行けない週が多くなってきて、ここまでの釣行回数は、今回でやっと12回。
昨年は、6月12日が20回目の釣行でしたし、6月の中旬までに25回行った年もありますので、今年の釣行回数が如何に少ないかが分かります。
確かに、仕事の都合などで、自ら釣行を中止にした時があったのも事実。
ただ、それ以上に、悪天候などで出船がない日が多く、さらには、僕が行ける日だけ出船がなかったケースもあり、こんなに巡り合わせが悪いのかと呆れたくなるくらいでした。
そして、気付けば、シーズンも終了間近。
釣行回数が少ないだけでなく、例年以上に魚を釣ることができなかったシーズンですし、早々に止めてしまい、リセットするのもありなのかも。
そう思わないでもありませんが、それでも、最後くらいは、釣って終わりたいというのも本音。
そういう意味では、この時期のイサキは、うってつけの魚。
下手くそな僕にでも、比較的簡単に釣れてくれます。
しかも、抜群に美味しいという。
ということで、イサキ狙いで出掛けていったのですが、持って帰ったクーラーの中は、まさかの空。
しかも、釣れないだけでなく、ロッドを破損など、非常に残念な1日となってしまいました。
前回(5/29)、前々回(5/21)に続いて、今回も雨の中での釣行。
出発直後から雨で、瀬戸大橋の上は、前がほとんど見えないくらいの霧。
大豊から南国の辺りも霧でしたし、途中止んでいた雨も、片島港が近づくにつれて、再び、強く降り始め、着いた時は土砂降り。

車の外に出たくないような状況でしたが、これから潮位が高くなっていく時間。
クーラーボックスとバッカンは、積んでおかないと面倒になります。
なので、傘を差しながらの運搬。
時間が掛かった上に、風があって、雨が斜めから降ってきていましたので、積み終わった時には、びしょ濡れ。
釣行後に濡れていたらと用意していました下着を早くも使うことになってしまいました。
その後、少しでも休んでおこうと、シートを倒して、横になっていたのですが、雷も鳴っていて、さすがに、この日にしたことを少し後悔しました。
しかも、船長からは、「柴田君は、木曜日にすると思っちょったけどね」と言われました。
僕は、裏目に出ることが多いですから、それならと、敢えて、雨の日を選んでみましたら、道具の破損なども含め、さらに酷い結果が待っているとは。
どこまで運が悪いのだと。
ただでさえ、腕がないわけですから、運くらいは、人並みであってほしいものです。
さて、雨の中の一ツバエ周り。
お客さんは、全部で8名。
上物4、底物2、ルアー2という内訳です。
悪天候ということで、少人数での出船になることも心配していましたが、これくらいの人数になりますと、少しほっとします。
というか、この人数なら、木曜日に変更するべきだったかも。
雨の予報が変わりそうもありませんでしたし、木曜日に変更することも考えたのですが、僕が止めることで、出船ができなくなってしまったりしたら申し訳ないと、そのまま水曜日にしたということです。
でも、今考えてみますと、聞いてみるくらいはしてよかっったのではないかと。
あと、前回は、よく知った方ばかりで、非常に楽しかったのですが、今回は、知り合いの方がゼロ。
いつも書いていますように、知り合いの方とお話をするのも、沖の島の楽しみの一つ。
一緒になる機会が少ない方々とお会いするのも悪くはないものの、知り合いの方にお会いできないのは、やはり、残念。

4時半に出港した船は、45分で一ツバエに到着。
まず、底物の方を含む3人組の方が一ツバエに渡礁され、続いて、ルアーのお二人が平バエに。
さらに、上物のお二人が裸島の船着きに渡礁され、最後に、僕が上げてもらったのが、東の1番。
過去には、尾長の実績もあるようですが、ここ最近は、釣果をほとんど聞きませんし、そもそも、使われること自体が少ない磯。
週末はどうなのか分かりませんが、平日に、この磯に上がられている方を見たことは、ほとんどありません。
釣れるのであれば、もっと人が上がっているはずで、上がっていないということは、そういうことなのでしょう。
で、そんな磯に、何故上がったかということですが、今回は、北西風が強くなる予報になっており、波もあったため、使える磯は、東のハナ、黒ハエ船着きなどの一部の磯のみ。
当然、その辺りの磯は、当番船のお客さんが上がっておられ、風裏で空いているのは、東の1番くらいだったということです。
まぁ、正確に言いますと、養殖場の周辺とかか、ソトガシラなどもあったのですが、どこも似たり寄ったり。
正直、どうでもいいといったような気分でもありましたし、それなら、東のハナの近くにあって、もしかしたらと思えるこの磯にしてみようかなと。
もっとも、この磯は、東のハナの高場が見える分、もしかしたらという期待感よりも、虚しさの方を強く感じる磯でもあるのですが。

ということで、今回の磯は、東の1番。
ちなみに、ここに上げてもらうのは、今回で5回目になりますが、尾長はもちろんのこと、イサキも釣ったことがありません。
ただ、これまでに上げてもらったのは、11月と2月のみ。
この時期に上がるのは初めてですから、もしかしたらと、期待してみたものの、イサキの釣果はなし。
釣れないどころか、餌に浮いてくる姿も目撃できず、帰って確認してみました海中映像にも、イサキらしき魚がちらっと映っていただけで、他の磯のように、イサキが群れで泳いでる様子はありませんでした。
で、もちろん、尾長なんて釣れるはずもなく、釣れたのは、オヤビッチャとヒブダイ。
あとは、朝一にルアーで釣れた小さなモンツキと、イソゴンベ。

あまりにも釣れる気がしないため、上物の竿は、7時半には片付けていましたし、8時には、すべてを止めて、磯代わりに備えていました。

そして、8時半の見回りで、裸島のハナレに磯代わり。
まだ風があって釣りにくそうでしたが、11時くらいにはマシになるだろうとのことで、ここに上げてもらうことにしました。
ちなみに、朝のうちは、波を被っていたようで、かなり滑りやすくなっていて、荷物を運ぶ際は、少し怖かったです。
で、荷物を運び終わり、そこから上物の準備。
この裸島のハナレは、この時期に尾長の釣果が期待できる磯。
先程までの東の1番では、デニオスを使っていましたが、ここでは、マスターモデルを使うことにし、それを準備していましたら、船長が戻ってこられ、「柴田君、平バエが空いたけど、どうする?」と声が掛かります。
船に乗って、話を聞いてみましたら、予報が変わって、風が落ちる時間が遅くなるかもしれないとのことで、平バエの方がよいのではないかと。
正直、釣れそうな気がしたのは裸島のハナレの方でしたが、ただでさえ下手くそな僕にとって、正面からの風は、割と厄介。
また、今回は、キビナゴも持ってきていましたし、それなら平バエの方がよいかなと、磯代わりをお願いしました。
ちなみに、船に乗り込んで話を聞いている際、立てかけてありました竿が風で飛ばされ、バタン。
危うく、海に落下するところでした。

すぐに取りに戻りましたので、海への落下は防ぐことができましたし、倒れる角度がよくて、リールを少しぶつけただけ。
竿の損傷はないようで、一安心。
それこそ、マスターモデルとテクニウムが海に落下していましたら、立ち直れないくらいのダメージを受けていたと思いますので、
本当に助かりました。

というわけで、裸島のハナレでは、釣りをしないどころか、餌を撒くことすらしないまま、平バエに磯代わり。
この平バエ、何回も上がっているような気がしていましたが、意外にも、今回でまだ7回目。
しかも、これまでの6回のうちの4回は、ルアーだけで上がっていますし、前回上がった2023年の9月は、ルアーとキビナゴのみ。
ここで上物をしたのは、わずか1回のみ。
それも、上物を始めた1年目で、弁当船で磯代わりしていますから、まともに釣りをしたことがない状況。
ただ、渡礁の手伝いは何度もしていますし、すぐ近くにあります一ツバエには20回近く上がっていますので、それで、この平バエにも何度も上がっている気になっていたのかも。
今回、磯に上がってみて、磯の様子こそ記憶にあったものの、上物ではどこを狙うかなどが一切思い出せず、どういうことだろうと不思議に思っていましたが、帰って確認してみて、納得しました。
そして、今回も、記憶に残るような釣果は一切なく、釣れたのはキツのみ。

尾長はもちろんのこと、口太もイサキも釣れず、キビナゴで釣れたアカハタ2匹も、信じられないくらい小さくて、どちらもリリースしましたので、クーラーは空っぽのまま。
美味しいイサキを釣る気満々で、氷をたくさん持ってきていましたが、そんな物は不要。
すべて捨てて帰りましたので、帰りは随分軽くなっていました。
行くときよりも、帰るときの方が軽くなるクーラー。
僕にとっては珍しいことではないのですが、イサキがよく釣れるこの時期に、こんなことになるとは思ってもいませんでした。

しかも、この平バエでは、不注意で、ルアーロッドを破損してしまうアクシデントも。
現在は発売されていないロッドで、パーツを取り寄せることもできないでしょうから、今後、このロッドを使うことができません。
上物の時に、1本だけ持っていくとした場合、ほぼこの竿でしたので、残念です。
でも、今回は、予想外だらけのことばかり。
今書きましたロッドの破損もそうですし、風が強くて、二並島周辺の磯がほとんど使えなかったのも予想外。
また、前日までの下り潮が、この日は上り潮に変わっていて、それのせいなのか分かりませんが、全体的に釣果は今ひとつだった模様。
通行止めの予定だった片坂バイパスの通行止めがなかったという良い意味での予想外もあったものの、ロッドの破損とか、釣れなかったことと比べますと、あまりにも小さいので気休めにもなりません。
また、知り合いの方が一人もおられなかったのも、予想外と言えば予想外で、知り合いの方が多ければ、それだけで楽しい気分になれたはずで、それがなかったのは残念でした。
もちろん、この日に行くと決めたのは僕ですから、仕方ありませんし、使える磯が少ない中、釣れそうな磯を選んで頂いた船長には、感謝しています。
というか、東の1番はともかく、平バエは一級磯で、ここ最近もよく釣れている磯の一つ。
そこで釣れないのは、僕の実力不足ということに他なりません。
釣りの腕が急に上がるという予想外が起こればよかったのでしょうが、これはいつもと同じ。
予想通りの展開でした。
ということで、正直、今回の釣行は、楽しいと思える時間が少なく、いつものように大満足!!と言い切ることはできないかも。

さて、次回の予定は、水曜日の二並島周り。
釣行後に聞いた段階では、予約が入っていませんでしたが、イサキも好調ですし、余程の悪天候でない限り、出船はあると思われます。
ただ、こういうことを書きますと、出船できなくなるくらいの悪天候になったり、用事が入ったりするのが、今年のパターン。
さて、どうなるでしょうか。