沖の島釣行 334回目(2024年4回目)


沖の島釣行 334回目(2024年4回目)

2024年2月02日(金)
岡崎渡船/三ノ瀬・姫島南
・東のハナ高場(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 5名
曇り時々晴れ
最高 13.5℃  最低 9.5℃(宿毛)
水温 19.1℃
潮 上り?

自分が下手くそなのは分かっていますし、釣果に関係なく、楽しければ問題ないというのが僕のスタイル。
とはいえ、これだけ釣れませんと、さすがに、どうなのかと思えてきますし、それこそ、今週は、雨の予報だったこともあり、休みにしてもよいかなと思ったくらいです。
ただ、そんな中でも、釣行予定日が近づいてきますと、行きたいという気持ちが大きくなってきて、普通に問い合わせをし、出船が決まっていると聞けば、そのまま予約をしていました。
まぁ、そんなものかなと。
なお、今回は、写真をほとんど撮っておらず、これまでの沖の島釣行の中で、最も少ないのではないかと。
といっても、それは、写真を撮る暇がなかったというより、写真を撮るようなシチュエーションにならなかったという方が、正解なのですが。
また、動画につきましては、前半戦に、つけっぱなしだった時間があり、SDカードの容量の関係で、後半戦は、ほぼ使えない状態。
なので、ブログ用の写真に、困りました。
しかし、下手くそなのは分かっていても、さすがに、今回は、悔しいというのが本音かも。
珍しく、1日経った今でも、悔しさが残っています。
もっとも、今日は、筋肉痛などで、体のあちこちが痛くて、それどころではありませんが。


今回の三ノ瀬回り、お客さんは、全部で5名。
何とも、寂しい人数ですが、しばらく前から雨の予報でしたし、仕方がないかなと。
また、片島港全体が閑散としており、駐車場はガラガラで、二並島の当番船ですら、出船がない状況。
そのため、東のハナに上げてもらえるという幸運が回ってきました。
誕生日の翌日ですし、これが誕生日プレゼントか。
そう思いつつも、密かに、尾長の釣果にも期待しながらの渡礁です。


ここは、何度上がってもワクワク、ドキドする磯。
しかも、ここ最近、尾長がよく見えているようで、前日は、結構な数の尾長が釣れたとのこと。
天候的にも、釣れそうな気がしますし、何より、この時期に、一人で東のハナに渡礁できたということで、いつも以上に、興奮しています。
なので、すぐにでも仕掛けの準備をし、釣りを始めたい所でしたが、以前、暗いうちに準備をしようとして、竿を折ってしまった経験があるため、明るくなるまでは、荷物を運んだり、配置し直したりしながら、時間を過ごすことに。
といっても、少しでも早くという気持ちがあったため、竿にリールをセットするまでは、しておきましたが。


なお、今回は、三ノ瀬・姫島南回りでしたので、ヒラスズキ狙いで、ルアーを持ってきていました。
ですが、さすがに、ここでは使わないだろうと、船に置いたままにしておきました。
ただ、これが、のちのち後悔する結果になるわけですが。

そして、明るくなり始めた頃、釣りを開始。
今回、最初に使いますウキは、このウキ


高価なウキですし、おそらく、性能も抜群なのだと思いますが、僕にとって重要なのはそこではなく、気持ちが盛り上がること。
マスターモデルⅡ尾長、BLACK STREAMなどとあわせまして、尾長狙いをしているという気持ちにさせてくれるということです。
それこそ、ウキの性能の違いも分かりませんし、使いこなせる腕もありませんが、道具だけでも一流にという僕には、最高のアイテムかも。
ただ、道具だけは一流にといっても、あまりにも高価なため、ロストするのが怖くて、使うのに躊躇してしまうヘタレな部分があるのも僕なのですが。


ちなみに、今回の釣り座は、北東の先端。
いわゆる、一番人気と言われています釣り座です。
今回は、一人で渡礁していますから、自由に選べますし、ここ最近、朝一によく見えるのはここだと聞いていましたので、ここにしてみました。
そして、早速、餌を撒いてみますと、聞いていましたように、尾長が浮いてきます。


なお、これに関しましては、動画で見ますと、浮いてきている様子がよく分かるのですが、この辺りは、自分だけの楽しみにしておこうかなということで、載せるのを見送りました。
もっとも、編集するのが面倒だったというのも否めませんが。
で、この見えてきました尾長。
よく釣られる名手の方とかは、より釣りやすい状況を作り上げたり、大きいのを狙ったりするために、すぐには竿を出さないという話を聞くこともあります。
ただ、僕の場合、すぐにでも釣りを始めたい方ですし、そもそも、餌の撒き方自体を分かっていませんから、早速、釣りを開始することに。
といっても、30分くらいは、餌だけ撒き続けて、様子を見ていました。
そして、それによりますと、今回は、どう見ても、活性が高そう。
東のハナの高場に上げてもらうのも、今回で39回目になりますが、その大半は、ほとんど見えなかった日で、一日を通して、一度も見えなかった日というのも、1回や2回ではありません。
今見えています尾長は、間違いなく、これまでで、最高に近いもの。
この絶好のチャンスを、何としてでも、活かさないと。
正直、ワクワク感よりも、プレッシャーの方が大きいくらいです。


その絶好のチャンスの中、最初に掛かってきたのは、尾長ではなく、イサギ。
東のハナは、イサギがたくさんいますし、尾長が釣れなくても、これだけは釣れるといったことも珍しくありません。
ただ、今回は、イサギは見えておらず、尾長しか見えていなかったはず。
しかも、深く沈めたわけではなく、ハリスの長さは矢引き。


尾長が見えている中、見えていないイサギを掛ける。
しかも、これが1回だけのことではなく、この後も、イサギしか掛けられないという、まさに、下手くそな僕を象徴するような展開。
見えていても、簡単に掛けられるとは思っていなかったものの、やはり、ここの尾長は、一筋縄ではいきません。
そして、東のハナ高場のポテンシャルを凌駕する、いや、東のハナ高場のポテンシャルをすべて台無しにする僕の下手くそさ。
情けないという言葉だけでは、言い表せません。


ということで、尾長の釣果なしのまま、前半戦が終了。
釣れたのは、イサギが数匹のみ。
そのイサギも、すべてリリースしましたので、クーラーの中は、空っぽのまま。
東のハナの高場に上げてもらったのであれば、尾長以外の持ち帰りは不要。
尾長が入るまで、クーラーは空けておきます。
と言い切れたら、格好良いのでしょうが、今回は、単に、持ち帰るのが面倒だっただけ。
また、釣れたイサギは、東のハナにしては、小ぶりなサイズ。


持ち帰って、外れだったら嫌かなと。
それに、尾長の釣果はないとはいえ、チモト切れによるバラしが1回、針外れによるバラしが1回、尾長らしき魚に、一瞬でぶち切られたのが2回。
チャンスはありましたので、何としてでも尾長をという気持ちがあったのも事実です。
ちなみに、尾長らしき魚と書きましたのは、すぐ目の前で、大きなタマメの群れが、ガボガボと、ボイルを食っていたからで、それが掛かったかもということです。
タマメがいたので、尾長が見えなくなったとか、尾長が釣れなかったとか、そういった話を聞くことありますが、今回は、全く関係なしといった感じで、タマメが近づいてこようが、尾長が普通に浮いたままでしたし、タマメと尾長が混在していた時間もありました。
ついでに言いますと、タマメが近づきますと、尾長以外の餌取りとかは、散っていきますし、むしろ、好都合だったのかも。
もっとも、ここのタマメは、かなり大きいですし、掛かると厄介なのですが。

で、後半戦。
沖の島のいつものパターン、正確に言いますと、僕が来る日の沖の島のいつものパターンであれば、弁当船の後からは、魚が見えなくなるのが普通。
となれば、前半戦にリリースしていましたイサギを確保しにいくのもありかもしれませんし、湧きグレが見えたら、それを狙うのもありだろうと、取り敢えず、2号の道糸を巻いた竿をセットし、口太用の仕掛けを用意しておくことに。


その際、せめて、ウキをつける所までにしておけばよかったものの、針までつけてしまっていて、これも、のちのち後悔する原因になるという。

ですが、尾長狙いで、ここに上げてもらったわけですので、後半戦も、尾長狙いから。
取り敢えず、前半戦と同様、尾長は見えたまま。
小さくてもよいので、何とか尾長を。
そう思いながら、尾長狙いを続けていますと、9時を回った頃、潮が少し速くなり、前方に、いい感じの潮目が出来ます。
その周辺に、餌を撒いてみますと、先程までより、明らかに活性の高そうな尾長が浮いてきて、中には、表層ギリギリまで浮いてくる魚も。
さらに、他の魚より、一回り大きな魚も混じっていて、これは、大チャンスの予感。
ドキドキしながら、仕掛けを投入しますと、すぐに、魚からの反応。
重量感もあまりなく、またしてもイサギかと思い、適当にあしらおうかとも思ったものの、妙に、手前の方に突っ込んでいきますから、もしかしたらと、一応、慎重に寄せてきましたら、小さな尾長でした。


抜き上げてもよさそうな魚でしたが、場所が場所だけに、玉網を使って、取り込み。
というか、ここ最近、口太も含め、グレと呼ばれる魚を、全く釣っていませんでしたので、現状を打破するという意味も込め、何としてでも、取り込みたかったというのが本音かも。
久しぶりのグレ。


40cmどころか、35cmをちょっと越えたくらいの小さなサイズですが、嬉しい1匹。
もっとも、さすがに、これは、リリースしました。

ということで、小さいながらも、グレという種類の魚が釣れ、少し、肩の荷が下りたのも事実。
今度は、サイズアップを目指して、釣りを再開しますと、またしても、ヒット。
先程よりも、強めの引きで、手前に突っ込んできます。


ここで掛けた魚は、高確率で、こちらに突っ込んでくると、よく聞きますが、本当にそう。
これまでに掛けた魚もそうですし、先程の小さい尾長ですら、ここの、いわゆる穴がある場所を目指して、突っ込んできます。
ですが、今掛かっている魚は、それ程大きくなさそうで、普通に寄せてくることができ、本日2匹目の尾長。


1匹目のよりは、サイズアップしました。
45cm弱。
口の先をきっちり揃えましたら、45cmには届くかも。
というか、このメジャーは、自作のメジャーで、実際のサイズより、少しだけ小さくなるように作ってあります。
なので、正確なメジャーで測れば、45.5cmくらいにはなるかも。
ただ、50cmを越えてくることはないですし、きっちり測る理由はないかなと。
ですが、普通の方にとっては、小さな尾長であっても、このサイズになりますと、僕には、大満足のサイズ。
釣れた!という気になれますし、さらに、東のハナの尾長ということもあり、丸々と太っていて、長さ以上に、大きく見えます。
これまた、嬉しい1匹となりました。


ちなみに、完全に飲み込まれてたのですが、このサイズなら、獲れるチャンスもあるということでしょうか。
あと、この時点で、GoProの容量が、残り8分。
なので、ここからは、動画をほとんど撮っていません。

しかし、この勢いなら、次は、50cmの大台も。
そう思いながら、釣りを再開するものの、そう甘くはないようで、潮が緩み、潮目が消えています。
それに伴い、尾長の動きも、沈静化。
といっても、しっかりと餌を撒けば、それなりに見えてきますので、まだまだチャンスはありそう。
そして、そのチャンスが訪れます。
先程の魚とは、比べものにならない強烈な引き。
グイグイと突っ込んできますので、何度となく、糸を出したい衝動に駆られたものの、何とか耐えきり、浮かせてきて、やった!と。
が、掬おうと、玉の柄を伸ばした瞬間、無念の針外れ。
まだ元気満々でしたし、もう少し弱らせるべきだったかもしれませんが、先程の魚が、針を飲み込まれていたため、この魚もそうかしれないという不安があり、少しでも早く掬ってしまいたいという気持ちが働いたのも事実。
魚が見えていただけに、残念な結果になりました。
でも、僕の場合、単独釣行ですから、仕方がないのですが、一人での取り込みって、割と厄介なことも多く、特に、高場の場合、下をのぞき込まないといけませんので、なかなか大変。
これに関しましては、単独釣行であることが、マイナスとして感じられます。
なお、バラした魚ですが、めちゃくちゃ大きかったわけではなく、見た感じ、50cmくらいだったのではないかと。
それこそ、60cm近い魚なら、寄せてくることもできなかったはずですので。
もっとも、50cmというのは、僕にとっては、超大型サイズ。
悔しいのは、間違いありません。

でも、まだまだチャンスがはあるはず、そう思っていましたら、プシュッとウキが入り、手前に突っ込んでくるはずの魚が、沖の方に走り出します。
尾長の中には、たまに、沖の方に走り出すものもいると聞いたことがあり、これが尾長なら、チャンスなのでは。
時間を掛けてでも、じっくり獲りにいこう。
そう思った瞬間、まさかのラインブレイク。
しかも、高切れ。
今回は、新しく巻いてきた糸でしたが、ここまでのやり取り中で、傷がついていたのかもしれません。
ただ、バラしたことはともかく、ウキの流出が大問題。
約5千円の松山NEXT
しかも、色々と試しているうちに、今回、一番しっくりきていたウキ。
何としてでも、回収しなければと、急いで、ウキ取りパラソルを取り出します。
が、風があるため、なかなか糸をつかむことができません。
焦れば焦るだけ、どうにもならず、それならと、用意していましたもう1本の竿の方で回収しようと、それを手にしますが、針までセットしていたため、それを切ったりする際に、糸が絡んでしまい、しかも、スプールの糸まで絡んでしまう始末。
どつぼにはまるとは、まさにこのこと。
また、潮が速ければ、早々に諦め切れたものの、中途半端に、潮が動いていないため、しばらくの間、届きそうな距離にとどまっており、その分、何とかしようとしてしまい、相当な時間を、無駄にしてしまい、さらに、パラソルの用意が出来た直後に、潮が動き出して、ウキの回収ができなかったという。
がっくりとしか、言いようがありません。

そして、このハプニングの直後から、磯の様子が変化し、タカベだらけになってきて、さらに、イサギの群れも、表層付近まで浮いてくるようになります。
特に、イサギの方は、尾長の群れの中にでも、突っ込んできますから、割と厄介。
また、尾長の方も、見えてはいるものの、サシ餌だけを食わない、いつもの尾長に。
こうなりますと、僕の腕ではお手上げ。
活性が高かったからこそ、掛けることが出来ていたわけで、そうでなければ、掛けることすら難しい状況。
このあとは、イサギしか釣れないまま、納竿の時間を迎えました。


ということで、誕生日プレゼントに期待した今回の沖の島釣行。
東のハナの高場に上げてもらうことが出来ましたし、心配していました雨もほとんど降りませんでしたので、プレゼントをもらった形にはなりましたが、釣果の方は、何とも残念なことに。
40cm弱の尾長が1匹と、45弱の尾長が1匹、それに、イサギが十数匹。
正直、普段の僕から考えますと、上出来な釣果にも思えますし、満足していてもおかしくないのですが、さすがに、今回の状況の中での、この釣果というのは、撃沈としか言いようがありません。
実際、相当数の尾長(尾長だと思われる魚を含む)を掛けたわけですから、しかも、そのうちの1匹は、あと一歩という所でのバラし。
自分の腕が情けなく思えてきます。
まぁ、でも、先程も書きましたように、東のハナの高場での取り込みは、他の磯よりも、いくらかは難易度が高いような気もしますし、しかも、素人同然の僕が、一人でということになれば、こうなっても仕方がないのかも。
そう考えますと、少しは気が楽になりますが、松田ウキ(松山)を含め、3個のウキをロストしており、道具の被害も大きかったですから、悔しい1日になったのは事実。
ですが、これまでで、尾長狙いをしている!という気持ちが、最も大きかった1日だったのも間違いありませんし、今後の課題が数多くみつかった釣行になったとも言えるような気がしています。
そして、何より、東のハナの高場での釣りが、楽しくないわけがなく、当然、今回の沖の島釣行も、大満足!!!です。


でも、今も書きましたように、今回は、これまでで一番、本気で尾長を狙ったかも。
それこそ、餌の付け方も、プラモデルでも作っているのかというくらい、慎重にしてみたりもしました。
その分、釣れなかった悔しさも大きいものの、充実感があるのも間違いありません。
今回のような大チャンスの日は、そうそうないと思いますが、いつかは、大型の尾長を釣ってみたいものです。


ちなみに、今回釣れました45cm弱の尾長。
中村フィッシングさんのぐれだーびーには登録しませんでした。
尾長の場合、長寸が関係なく、抽選で賞品がもらえますので、運任せの釣りをする僕にとっては、まさに好都合なシステム。
小物類の補充のため、帰りに寄ったわけですし、登録だけでもしておけばよかったのでしょうが、書いてきましたように、釣果に関しましては、悔しい気持ちの方が大きかったため、敢えて、登録しなかったということです。


次回の沖の島釣行は、木曜日の二並島回りを予定しています。
さすがに、東のハナに上げてもらうのは、難しいとして、尾長狙いの磯に上がれるようであれば、今度こそはと思っている所です。
ただ、先程も書きましたように、今年は、中村フィッシングさんのぐれだーびーへの登録数が、まだ0の状態。
今月あと何回行けるのか分かりませんが、口太狙いということで、水曜日の三ノ瀬、金曜日の一ツバエも、一応、候補に入っています。
この両日は、日程的に、少し無理をしなければいけませんし、なるべくは、避けたいというのが本音ですが、天気もまだ分かりませんので、いつでも行けるよう、準備だけはしておこうかなと。

関連記事

  1. 沖の島釣行 052回目(2017年16回目)

  2. 沖の島釣行 309回目(2023年19回目)

  3. 沖の島釣行 125回目(2019年15回目)

  4. 沖の島釣行 092回目(2018年23回目)

  5. 沖の島釣行 350回目(2024年20回目)

  6. 沖の島釣行 301回目(2023年11回目)