沖の島釣行 307回目(2023年17回目)


沖の島釣行 307回目(2023年17回目)

2023年06月09日(金)
岡崎渡船/二並島
・東のハナ高場(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 16名
晴れ
最高 24.0℃  最低 20.0℃(宿毛)
水温 ?
潮 下り/上り/下り… (中潮)

またしても、「昨日までは~だったのに」が炸裂。
好調だったはずのイサギが、釣れませんでした。
こうも状況が変わるものなのかといった感じですが、僕の場合、どのような磯に上がろうが、どのような魚を狙おうが、前日までがどうであろうとも、常に、釣れませんので、関係ないと言えば、それまでかなと。
なお、今回は、よく上がっている磯ということもあり、写真をあまり撮っていません。
また、釣れていませんから、魚の写真もなく、おまけに、内容もないため、面白くないブログになっていると思います。

今回の二並島回り、お客さんは、泊まりの4名の方を含め、全部で16名。
水曜日(2日前)の朝に聞いた時には、6名とのことでしたが、割と増えていました。
ただ、今回は、天気予報が、割と変わりましたので、みなさん、水曜日の夕方辺りに、バタバタと予約されたみたいです。
実際、僕自身も、予約したのは、水曜日の夕方でしたし。
なお、片島港からの12名は、3人組、2人組、2人組、2人組、2人組、そして、僕という内訳。
つまり、僕だけが単独釣行ということ。
一見、不利なようにも思えますが、これが、意外と…
まぁ、それはともかく、今回の5組の方は、すべて知り合いの方。
片島港、船内での話が弾みます。
さらに、出船前の片島港では、ブログにコメントを頂いていました方ともお会いでき、朝から、楽しさMAXといった感じで、こういう日は、いつも以上にお得な気分になれます。

4時20分に出港した船は、まず、母島港に寄り、そこで、泊まりの4名の方を乗せ、二並島に向かいます。

泊まりの4名の方は、2名と2名に分かれ、高場と中バエに渡礁されるとのことで、最初に、中バエへの渡礁。

そして、この後、黒ハエの船着きとヒカリの子に、それぞれ2人組の方が渡礁され、船は、東のハナに向かいます。
この時点で、残っているのは、高場に上がられる2名の方と、3人組、2人組、2人組の方。
そして、僕
このうち、3人組の方は、低場に渡礁されることになっており、2人組の方は、おそらく、2組とも裸島に上がられるはず。
となれば、僕が上げてもらう磯はどこ?
そこそこの風と波があり、これから潮位も上がりますので、スクモバエ、コシキバエはもちろん、西のハナレとかヒカリの親とかも、渡礁が難しそうな状況。
となれば、残った磯は…
というか、泊まりの方が、2人ずつに分かれると聞いた時点で、薄々期待はしていたのですが、その泊まりの方の渡礁の際、船長から「柴田君、あそこ行こうか」と声が掛かります。
あそこというのは、もちろん、高場の船着きのこと。
前々回(5/16)もそうでしたように、このパターン、意外とあるんです。
日帰りの単独釣行であっても、不利になるとは限らないということ。
もっとも、今回は、ほとんどの方がイサギ狙いで、イサギ狙いの場合、東のハナの高場って、避けたい磯の一つ。
しかも、サメがいるという情報も入っていましたので、イサギ狙いだけをするということなら、僕ですら、少し面倒に思うくらいです。
また、年配の方もおられましたし、高場に上がりたいという方は、おられなかったのかも。
それに、僕の場合、釣れようが、釣れまいが…
いや、どんなに釣れなくても、常に、尾長狙いなわけですから、船長が配慮して下さったのかなと。
ということで、泊まりのお二人の了承を得て、東のハナ高場への渡礁が決定。

そして、ここからが、僕の最大の見せ場。
東のハナへの渡礁です。
尾長狙いの腕ということでしたら、下手な方から数えた方が、圧倒的に早く、一番下手だと言われても、何の反論もできない僕ですが、高場への渡礁、荷物運びとなりますと、話は別。
高場に上げてもらった回数、荷渡しのお手伝いをした回数、体力面などを考慮しますと、高場への渡礁に関しましては、上位どころか、トップ3にでも入る自信がありますので、ここは、しっかりと活躍します。
で、よく動き、暑くなってきたため、朝から着てきましたレインウェアを脱ぐことに。

数日前までは、雨の予報だったため、撥水性が高い新しい方のレインウェアを用意していたくらいでしたが、いつもの古い方のレインウェアにすることができ、さらに、それを脱ぐことができるとは。
改めて、この時期の天気の読みにくさを感じさせられます。
この後、少し休んでから、釣りの準備に取り掛かるわけですが、ちょうど、竿にリールをセットした頃、同礁のお二人から、尾長が見えると声が掛かり、僕も餌を撒いてみることに。

すると、ウスバ、キツなどに混じり、尾長らしき姿も見え隠れしており、しかも、それが、やる気満々といった感じで、海面付近まで浮き上がってきている状態。
これって、もしかして、大チャンス!?
もっとも、こういったチャンスと思われる状況は、これまでに何度もあり、そのチャンスを、こととごとく無駄にしてきたのが、僕ですから、果たして、どうなるのか。
取り敢えず、急いで、準備をし、釣りを始めてみますと、魚は見えるものの、先程のような勢いは、感じられません。
少しもたもたしていた部分は否定しないとして、朝一のほんの一瞬だけが、チャンスだったのか。
いや、そもそも、あの時点で、釣りの準備に入ってしまったことが間違いだったのでは?
餌を撒きながら、準備をするならともかく、準備をしている間、餌を撒くのを、完全に止めてしまっていました。
あそこは、魚(尾長)を釣りやすくするために、餌を撒くことに専念するべきだったのかも。
とはいえ、尾長を引きとどめるような餌の撒き方なんて知りませんし、結局は、一緒だった可能性も、否定はできません。
ですが、それでも魚は見えており、十分にチャンスと言えそうな状況。
期待を込めて…
いや、奇跡に期待して、尾長を狙っていきます。

ちなみに、今回の釣り座は、この船着きの真上ではなく、少し奥に行った、いわゆる「船着き」と呼ばれる釣り座。
いつもですと、一緒に上げて頂いています他の方々に配慮するという意味もあって、船着きの真上で、釣りをすることが多いのですが、今回は、低場に3人上がられているということで、渡礁の際に、船長から、ここで釣りをするようにと指示が出ていました。

ちなみに、本来は、この部分が、「船着き」と呼ばれる釣り座のはず。
なお、潮の向きなどにもよりますが、船着きの真上よりも、こちらの方が釣りやすくなることが多いですし、さらに、こちら側の方が、奥の釣り座とも近くなり、同礁の方とお話がしやすいため、僕としましては、願ったり叶ったりといった所です。
しかし、気になるのは、イサギの姿が見えないこと。
キツ、ウスバなどは見えますし、尾長らしき魚も見えています。
ところが、イサギの姿が、まったく見えてこないのです。
正直、真っ茶色になるくらいイサギが浮いてくるものだと思っていましたので、少し不安を感じるのも事実。
確かに、尾長狙いの時でしたら、イサギは、かなり邪魔な存在ですし、いない方がありがたいとも言えるのかもしれませんが、今回は、尾長半分、イサギ半分くらいの気持ちで来ており、尾長の方でのお土産確保が絶望的な分、イサギが見えていませんと、お土産確保に黄色信号が点灯してしまいます。
で、結局、弁当船までは、餌取りとキツが数匹釣れただけ。
尾長はもちろんのこと、イサギもまだ釣れていません。
なお、そのイサギですが、同礁の方が1匹釣られていたものの、低場の方でも釣れていないようで、これは、本当に、イサギの活性が悪いのかも。
ただ、日が昇るにつれ、活性が上がってくることもあるでしょうし、それに期待しながら、後半戦に突入します。

今回の弁当船の見回りは、いつもよりも、かなり早い時間でした。
まぁ、東のハナの高場と低場って、余程のことがない限り、磯代わりすることがない磯ですから、どの時間に、見回りがあっても変わらない気がしますし、それこそ、見回りなしの電話のみといったケースもあるくらいですから、これ自体は問題ありません。
ただ、問題なのは、弁当船の後から、状況がが変わってきたこと。
潮が、あっちにいったり、こっちにいったりのふらふらしたような状態になり、さらには、潮がほとんど動いていない時間も。
そして、それに伴い、魚の動きもよくなくなってきて、魚が浮いてくる頻度が下がり、浮いてきても、かなり深い所までといった状態に。
それこそ、キツですら、朝一のように、上までは食い上がってきてくれません。
確かに、弁当船の後から状況が悪くなったという話はよく聞きますし、僕自身も、何度も経験していますので、またかといった感じではあるものの、まさか、弁当船の見回りが前倒しになったことで、状況が悪くなる時間まで前倒しになるとは。
船頭さん達は、このタイミングを知っておられて、それに合わせて、見回りをされているのか。
いや、それどころか、見回りと称して、潮を止めて回っているのでは?
そう思えるくらいです。

まぁ、それは冗談として、尾長が見えにくくなってきました後半戦、お土産確保のイサギ狙いにシフトチェンジするべきなのか?
もっとも、そのイサギも浮いてきておらず、狙うなら、深いタナを攻めることになりそう。
これまでにも、表層付近には見えていなかったイサギが、海中映像には映っていたというケースが何度もあり、今回も、おそらく、底付近にはいるだろうと思われます。
もちろん、いたとして、それが釣れるのかは分かりませんし、さて、どうしたものか。
また、たくさんいると聞いていましたサメの姿が見えないのも気になります。
確かに、サメがいませんと、釣り自体はしやすくなるのですが、イサギが釣れるこの時期でしたら、状況が悪いのではと思ってしまうのも事実。
イサギが好調で、それを狙って居着いていたサメが、急にいなくなったということは、イサギもいないのか、いても活性が悪いのか。
サメって、その辺りを、よく知っていますから、サメがいないのは、イサギが釣れない合図ではないかとすら思ってしまいます。
で、取り敢えず、深いタナを攻めるのはやめて、前半戦と同様、尾長狙いを続行します。
もっとも、尾長狙いといっても、僕の場合、気持ち的なものが大半を占めていて、技術的な面は、ほとんどイサギ狙いと変わらないのが現状。
ですが、餌を撒いているだけでも楽しいですから、10時くらいまでは、それを続けていたものの、見える頻度が極端に下がってくれば、さすがに、退屈になってきます。
さらに、魚が見えにくい分、餌の消費も早いため、ここで、一旦、尾長狙いは休止し、別の竿を握ってみることに。

予備にと持ってきていましたキビナゴの竿。
予定の数が釣れた時のためになどと、偉そうなことを書いていましたが、結局は、何も釣れなくて、仕方なくという形で、この竿を握ることになるという。
ちなみに、東のハナの前では、朝一からずっと、タマメが、ガボガ掛かってくれないかな掛かってくれないかなと、キビナゴで狙ってみます。
とはいえ、潮は動いていませんし、オキアミについているせいなのか、あるいは、僕の狙い方が悪いせいなのか、当然のように掛かりません。
まぁ、表層をガボガボしているタマメを、キビナゴで狙うこと自体が間違っているのかも。
しかし、そう考えますと、キビナゴの仕掛けに、オキアミをつけて投げてみればよかったのではと、今、このブログを書きながら、思ってみたものの、今さら、どうしようもありません。
なお、キビナゴに関しましては、タマメが掛かるとか掛からないとか、それ以前に、餌が、すぐにこうなってしまう状況。

磯際を狙おうが、沖の方を狙おうが、こうなってしまいますので、これって、おそらく、キツの仕業ではないかと。
そうだとしましたら、割と面倒ですし、キビナゴは、30分程度で終了とし、尾長狙いに戻ります。
が、状況がよくなることはなく、潮が動かず、魚も見えないといった時間がほとんど。
結局、何の釣果もないまま、12時半に納竿。
ここから、片付けと磯の掃除です。
釣り座としていました船着きは、足下付近の形状の関係で、水が汲みにくく、高場の中でも、掃除がしにくい場所の一つですので、先端部分とか、下の方は無理でしたし、多少は残ってしまいましたが、それでも、そこそこの状態にはしておきました。

特に、今回は、半夜があることも分かっていましたし、次の方のために少しでもと。
でも、ここ数年で考えますと、高場の掃除をした総時間数なら、かなり上位に食い込める自信があります。
まぁ、荷物運びと同様に、釣りの腕に関係なく、活躍できる場となりますし、ここで活躍しなければ、どこで活躍するんだといった所かなと。

ということで、尾長はもちろんのこと、まさかの、イサギ0匹という釣果に。
この時期に、イサギが釣れないというのは、情けなさを通り越して、凄さすら感じてしまいます。
狙っていなくても釣れるイサギを、敢えて、釣らないわけですから、逆の意味での、名手と呼べるのかも。
ですが、釣果はともかく、前述しましたように、知り合いの方ばかりでしたので、楽しい船内でしたし、同礁させて頂きましたお二人も、とても素敵な方で、磯の上でも、最高の時間が過ごせました。
また、同礁できませんでした残りのお二人も、感じの良い方々でしたし、素晴らしい出会いに感謝といった所でしょうか。
僕の場合、釣果だけを求めて沖の島に来ているわけではなく、こういった皆さんとの交流を楽しみにしている部分も、かなり大きいですから、そういう意味で考えますと、今回の沖の島釣行が、楽しくないわけがなく、当然の、大満足!!!です。

ちなみに、釣果はなかったものの、何度か、それなりの魚は掛かりました。
尾長だったのか、キツだったのか、あるいは、タマメとかヒブダイとかの可能性もありそう。
ただ、いずれの場合も、他の方とお話したりしながらの、油断していた際の当たりでしたので、完全に後手に回ってしまい、切られてしまい、アウト。
こういう所が、釣果の差ということでしょうか。
それか、もしかしたら、向こうからは、こちらの様子が見えていて、今、よそ見しているし、少しからかってやるかといった感じで、食ってきていたりして。
ですが、いずれにせよ、釣れなかったことに変わりはなく、僕が下手くそだということは、間違いないようです。

さて、来週の沖の島釣行は、木曜日の二並島を予定しています。
台風も過ぎているでしょうし、天気さえ良ければ、出船があるのではないかと。
今度こそ、美味しいイサギを。
そう思っている所ですが、それでも、尾長狙いの磯に上がれるようであれば、尾長狙いをしたい、いや、尾長狙いの気分になりたいというのが本音。
自分自身が、美味しいイサギを食べることと、釣れない尾長に、美味しい赤アミを食べさせてやることどちらがしたいかと言われましたら、間違いなく、後者です。


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