沖の島釣行 301回目(2023年11回目)
2023年03月23日(木)
岡崎渡船/二並島
・養殖場2番(一ツバエ)
・久保浦堤防(一ツバエ)
出船 05:00 納竿 14:30
乗船客 7名
雨のち曇り
最高 22.5℃ 最低 18.2℃(宿毛)
水温 ?
潮 ? (大潮)
宿毛に向かう途中、高知の辺りからは、ずっと雨。
雨の日の運転は、危険度が増し、あまり好きではないのですが、それでも、普段であれば、これからの釣行への期待感からワクワクした気分で運転が出来ます。
が、今回は、行くか行かないか迷った上での判断だったこともあり、雨が強くなる度に、止めれば良かったかなという後悔の気持ちが湧いてきて、いつも程は、行きの道中を楽しめませんでした。
二並島回りの今回、お客さんは、全部で7名
この悪天候の中、よくもこんなにといった感じですが、実際のところ、出船があったのは、岡崎渡船のみ。
まぁ、普通は行きませんよね。
他の方がどうかはともかく、いつでも来られるのにも関わらず、悪天候だろうが、出船があれば行くなどといった馬鹿な考えをもつのは、僕くらいでしょう。
ただ、今回の釣行で、少し考え直した方がよいかなと思い始めたのも事実です。
5:15に、片島港を出船した船は、約50分で、二並島に到着。
が、思っていた以上に波があり、しかも、大潮の日の満潮時。
東のハナの低場は、完全に波を被っており、高場の方も、船が着かないような状況。
もちろん、二並島周辺の他の磯も全滅ですので、船は、養殖場の方に向かいます。
まぁ、南からの波、風なら、ここくらいしかありませんし、仕方ありません。
正直な所、この時点で、来るんじゃなかったかなという気持ちが大きくなったのも事実。
ただ、その一方で、この周辺の磯って、こういう時でもない限り、上がることはないでしょうから、これはこれで楽しいかなと。
で、まずは、3人組の方が、アキレスに渡礁され、続いて、アキレスの岡、さらに、養殖場の1番への渡礁が済み、この時点で、残ったのは僕のみ。
そして、ここで、ふと頭に浮かんだのが、いっそのこと、堤防も面白いのではということ。
沖の島の各堤防は、磯に負けず劣らずの釣果実績があり、面白そうだなと思っていたものの、普段であれば、まず間違いなく上がりませんので、よい機会ではないかと。
その旨を船長に伝えますと、南西の風に変わってからの方がよいだろうとのことで、朝一は、養殖場の2番に、上げてもらうことになりました。
奥の方にあります養殖場の1番には、一度だけ上がったことがありますが、ここに上がるのは初めて。
初めての磯って、大抵、ワクワクするのですが、正直、ここは、あまり期待感を感じません。
まぁ、単に、僕の好みの問題なのですけどね。
取り敢えず、せっかく持ってきたならと、まずは、ルアーを投げてみます。
ちなみに、この養殖場の周辺は、風とか波とかに強いエリアで、普段であれば、安心して釣りが出来るのですが、今回は、たまに、こんな波が来る状況。
まぁ、それくらい悪い状況だったということでしょう。
ちなみに、ルアーは完全に不発。
水温が高くなってきており、少し期待をしていたものの、まだ早いといううことか。
もっとも、投げたのはミノーのみ。
しかも、30分程度ですから、実際の状況がどうたったのかは、分かりません。
そして、一旦ルアーを片付け、ここからは上物。
初めての磯ということで、狙うポイントを知りませんが、養殖場の1番に上がった際に、沖の方を狙えと聞いたような記憶がありますので、多分、ここもそうでしょう。
ということで、大きめのウキをつけ、遠投して、沖のイケスの方を狙ってみるものの、風で仕掛けが、あまり飛ばず、その仕掛けも、どんどん手前に押し戻されてくる始末。
しかも、たまに、竿を持っているのも辛いような突風が吹き付けてきて、まともに釣りが出来ません。
また、足下周辺も、餌取りすら見えてこない状況で、仕掛けを入れても、ほぼ反応なし。
小さなキツと、黄色と黒の縞々の魚が釣れただけ。
グレも、イサギも釣れる気がしません。
好みの磯ではないとはいえ、釣れているようなら、このまま残ることも考えましたが、さすがに、これは磯代わりです。
9時前には、道具を片付け、すぐに船に乗れるように準備。
ちなみに、これから南西の風になっていき、そうなりますと、この磯は使いにくくなるとのことで、どちらにしても、磯代わりすることになっていたようです。
で、その磯代わりですが、ソトガシラの東側か、堤防か。
まず、このうちのソトガシラは、ヤズが回ってくることが多く、船長のおすすめではないとのこと。
となれば、堤防。
というか、僕的には、堤防に上がる気満々です。
では、その堤防、母島の堤防か、久保浦の堤防のどちらにするか。
ここ最近、釣れているのは久保浦
しかも、こちらはまだ上がったことがない場所。
興味があります。
一方で、母島のスーパー堤防。
ポテンシャルは、こちらの方が上でしょうし、それ以上に気になるのが、ライブカメラの存在。
あれに映り込みにいくのも、面白そうかなと。
ただ、母島の堤防であれば、また上がる機会があるかもしれませんが、久保浦の堤防は、おそらく、このチャンスを逃せば、二度と上がることがないはず。
ということで、後半戦の磯(?)は、久保浦の堤防にしました。
しかし、さすがは堤防、渡礁のしやすさは抜群です。
しかも、潮位が高い時間ですので、両手に荷物を持ったままでも楽勝!
これなら、逆立ちしながらでも渡礁可能かも。
ただ、残念なことに、釣れそうな雰囲気はありません。
それ以上に、沖の島に来て、磯でない場所に上がっているという違和感。
戻っていく船を見ながら、何故、こんな場所にいるんだろうと、少しの間、ぼ~っとしていました。
とはいえ、せっかく上がったわけですし、何かを釣らないと。
そう思いながら、釣りを再開。
船長からは、浅いタナは、あまり期待できないので、竿1本か、あるいはそれ以上の深いタナを
狙ってみるようにと指示が出ています。
なので、その指示通りに深いタナを探ってみますが、潮が動いておらず、魚からの反応が、全くありません。
雨も上がりましたし、これはお昼寝タイムか。
それか、いっそのこと、散歩でもしてみるか。
ここは陸続きの堤防ですので、その気になれば、母島まで歩いて行けます。
僕が、母島にいたら、船長、びっくりするだろうか。
そんな馬鹿なことを考えたり。
まぁ、これも、堤防ならではの楽しみ(?)かと。
で、そんな時、ふと、「沖の島」の本のコピーをスマホに保存しているのを思い出します。
さすがに、これだけ来ていますと、知らない磯に上がることの方が珍しいですから、ここ最近は、見ることがなく、その存在をすっかり忘れていました。
で、それによりますと、どうやら、沖向きが狙える模様。
ということは、この堤防、上に登れる!?
それなら、行かない手はありません。
早速、探索に行ってみますと、奥の方に階段があって…
上に登ることができました。
なるほど、ここからなら、沖向きが狙えます。
が、結構な高さです。
ここで釣りをするなら、長い玉の柄が必要かも。
ただ、今回は持っていませんし、眺めるだけにして、元の釣り座に戻ります。
ちなみに、釣り座のすぐ後ろには、墨跡らしきものがありました。
そういえば、本にも、春には、良型のモイカも狙えると書いてありましたし、今回は、もちろん持っていませんが、餌木を買ってきて、狙ってみれば、中村フィッシングさんのいかだーびーにも参加可能?まぁ、それは冗談として、この後の時間をどう過ごすか。
堤防の周辺には、大量のヤガラが泳いでいますし、ルアーで狙ってみるか。
そんな事を思ってしまうくらい、釣れる気がしません。
せめて、潮が動くようになれば、そう期待してみるものの、最後まで、潮が動かず、特に、11時以降は、まさに池のような状態。
ほぼ何もないまま、本日の釣りは、終了となりました。
ただ、土砂降りも覚悟していました雨は、良い意味で予報が外れてくれ、磯に上がってからは、ほとんど気にならないようなものでした。
これは、本当にありがたかったものの、それ以外が問題。
風と、波(うねり)が厄介で、特に、今回は、風向きが変わったのが、大問題。
南東から南西って、多分、かなり駄目なパターンではないかなと。
なので、釣れる釣れない以前の問題だったともいえるわけですが、行くのをやめていましたら、それならそれで、何らかの後悔をしたと思いますし、それこそ、次の釣行日まで、ストレスを抱えたまま過ごすことになった可能性もあったわけで、何が正解だったのかは難しい所。
ですが、どんな状況になろうとも…沖の島釣行が楽しいことは、間違いありませんので、今回も、(一応、)大満足としておきましょう。
さて、来週は、水曜日の二並島回り。
今のところ、天気も良さそうですし、出船も決まっているようですので、今回は、安心です。