沖の島釣行 103回目(2018年34回目)


沖の島釣行 103回目(2018年34回目)

2018年11月09日(金)
岡崎渡船/二並島
・東のハナ低場(二並島)
・クド(三ノ瀬)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 10名
曇りのち晴れ
最高 25℃ 最低 21℃(高知西部)
水温 22.8℃
潮 上り (大潮)

昨日のブログで、余計なことを書きましたので、変な期待をさせてしまったようですが、特に珍しい物を釣り上げたわけではなく、単なるネタのような物です。
ちなみに、伊勢エビかというコメントも頂いていましたが、伊勢エビって、釣れた時に、持って帰ってもよいのでしょうか?
地域によっては、持って帰ってはいけないという話も聞いたことがあり、沖の島の場合はどうなのか、知りたい所です。
もっとも、伊勢エビなんて、釣れる気はしませんが。

今回は、二並島回り
お客さんは、泊まりの方を含めて、全部で10名。
最初に、他船から回ってこられましたお客さん、白岩周辺の磯に渡礁され、その後、船は、二並島に向かい、泊まりの3人組の方が、東のハナの高場に上がられます。
今、イサギがよく釣れているのは、この二並島周辺とスーパー堤防。
風はこれから北西風に変わる予報ですし、前日の風の影響でしょうか、波があり、ウネリもついている状況。
しかも、大潮の満潮時と重なっているため、使える磯は限らそうな気配。
ということなら、白岩周辺でモンズマ狙いも悪くないかな、そう思いながら、船の前で待っていますと、船長から、「柴田君」「低場に行こうか」と声が掛かります。
正直、全く想定していませんでしたので、びっくり。
しかも、前日に50cm超の尾長が釣れているということで、尾長を狙えるような腕も経験もない僕が上げてもらうのもどうかと思いつつ、せっかくならと、上げてもらうことにしました。
ちなみに、僕が上げてもらいますのは、高場との境目にあります、ワレと呼ばれる釣り座。
僕自身は、上げてもらうのは初めてですが、渡礁のお手伝いをしたことがあり、その時の記憶によりますと、確か、かなり狭かったような。

確かに、狭いです。
また、ちょろちょろっと波が来るかもと言われていましたし、餌を流さないようにとも。
ここって、割と高さのある磯ですが、バッカンが流されるような波って、どんな波なのか。
今ひとつ、イメージが出来ませんが、用心することに越したことはないでしょう。
ということで、東のハナ低場のワレに上げてもらい、まずは、荷物の配置。
とにかく、狭い磯ですので、上手く置かないと、荷物が滑落するだけでなく、自分自身の足場も確保できなくなります。
船長は、上に上がれるとも言われてみましたし、取り敢えず、上がってみますと、結構な高さです。
ロープがありますので、手ぶらで登る分には、全く問題がありませんが、クーラーなどの荷物を持った状態で、上まで登ることが可能なのか。
大きな荷物を、ここまで運んでしまえば、足場は確保出来るのでしょうが、今回は、初めてということもあり、やめておくことにしました。

また、足下には、サラシがあり、潮通しもよさそうでしたので、ルアーを投げてみたかったというのが本音ではあるものの、両隣には、他の上物のお客さんがおられますし、それ以前に、狭い磯ですので、ルアーは断念し、上物に専念することにします。
そして、壁に寄りかかるようにしながら、仕掛けの準備をしていますと…

まさに、危機一髪。
船長が言われていましたように、これまでよりも大きい波がきて、危うく、バッカンを流してしまう所でしたが、さすがは僕の反射神経。
とっさにバッカンを掴み、難を逃れることができました。
というか、この段階でバッカンを流されてしまいましたら、何もすることが出来なくなるわけで、本当に良かったです。
で、バッカンを安全な場所に移し、いざ、釣り開始!
が、ここは初めての磯ですし、そもそも、尾長の狙い方なんて、分かりません。
持ってきています餌の量も、通常通りですし、話に聞くような、魚が浮いてくるまで撒き続けるなんてことが出来るのかも疑問。
それでも、やってみないことには分かりませんので、取り敢えず、餌を撒いてみますと、やはり、魚は見えてきません。
それに、もし浮いてきたとして、それが尾長であるかどうかを、僕が判別できるのかも疑問。
先程も書きましたように、尾長の狙い方も分かりませんし、それならと、磯際のギリギリに仕掛けを落としていってみますと、何かが掛かって、瞬殺。
キツなのか、サンノジなのか、あるいは尾長なのか、何も出来ないままに、切られてしまいましたので、正体不明ではあるものの、強烈な何かがいるのだけは確かです。

そして、この後も、同じように切られまくるわけですが、後から聞きましたら、ここの魚は、浮かせてから掛けないと、獲るのは難しいとのこと。
なる程、一つ勉強になりました。
また、沖の方の少し深いタナを狙っていましたら、待望のイサギが掛かり、久しぶりだったこともあって、写真を撮ろうとしましたら、バタバタと暴れて、そのまま海にドボン。
狭い磯ですし、締めてから写真を撮ればよかったと、少し後悔。
さらに、イサギならまだ釣れるだろうと、釣りを続けていくものの、2匹目のイサギは釣れることがなく、こんな事なら、1匹目のイサギをもっと大事にしておけばよかったと、激しく後悔。
で、斜めの足場に疲れてきたこともありましたし、それ以前に、この磯は、僕には難しすぎると判断したため、弁当船での磯代わりを決断。

なお、磯代わりの前に、もう一度、上に登ってみましたが、やはり高いです。
荷物を持って、ここを登るのは、かなり難易度が高いのではないかと。
さて、弁当船での磯代わりですが、二並島周辺でイサギを狙うのか、白岩周辺でモンズマを狙うかという話になり、僕が選択しましたのは、モンズマ狙い。
連れていってもらったのは、白岩のクド

底物の方に人気がある磯のようで、僕は初めて上がります。
あまり広くもなく、北西風にも強くなさそうですが、こんな感じになっていて、荷物を飛ばされる心配は少なそう。

まぁ、この勘違が、後々の悲劇を招くわけですが。
取り敢えず、モンズマ狙いということで、2号の竿を準備しますが、モンズマの気配がない時に備え、1.5号の方も用意しておきます。

左が1.5号、真ん中が2号の竿です。
ちなみに、右はルアーのロッドとなりますが、これに関しましては、ルアーを投げるためというよりも、仕掛けを切られた時の対策として、パラソルを投げるために用意したという方が正解。
パラソルって、上物の竿で投げるより、ルアーロッドで投げた方が、狙った所に投げやすくなりますし、切られてからでは、間に合わないことも多いので、最初からパラソルを繋いでおきます。
そして、これが、先述しました悲劇の要因の一つとなるという。
で、取り敢えず、2号の竿で近距離を狙ってみますと、釣れてくるのはキツばかり。
また、沖の潮目付近でも、反応がないため、今回は、モンズマが回っていないのかも?
それなら、口太とかイサギを狙っていった方が良さそうですし、1.5号の竿に交換し、沖の潮目を流していますと、何かがヒット!
何かといっても、グレとは違う引きで、おそらく、モンズマではないかと。
1.5号の竿で、ハリスも2号ですので、あまり無理はできませんが、それでも、何とか寄せてきて、無事に取り込み成功。


釣れたのは、もちろん、モンズマ。
しかも、前回釣りました2匹よりも、一回り大きく、これは嬉しい1匹です。
磯代わりしたのは、正解でした。
そして、割と早い段階で、これが釣れたため、数釣りにも期待してみたものの、釣れたのは、この1匹まぁ、正確に言いますと、この後、2回掛けて、2回とも切られたということですが。
そして、そのうちの1回は、切られてウキが流されましたが、パラソルのおかげで、無事回収成功。
なので、この時点では、ルアーロッドに、パラソルを繋いでいた事は正解と言えるはず。
ところが、ムロアジと戯れていました13時頃、少し強めの風が吹いてきて、立て掛けていました玉網が、パタッと倒れ、そのまま海に落下。
ヤバい!と思い、ルアーで引っ掛けようとしましたが、繋いであるのはパラソル。
当然、こんな物で引っ掛けるのは難しく、玉網は沈んでいきました。
買い直すとなりますと、シャフトだけで6万円、玉枠と網を合わせますと、さらに1万円は追加が必要で、これは、かなり痛い出費。
しかも、玉網がなくなりましたら、この先、モンズマとかが釣れても、取り込むことは難しくなるわけで、仕方なく、本日の釣りは終了としました。
とはいえ、磯の掃除を済ませても、迎えの時間までには、まだ1時間近くあり、最後の悪あがきとして、ルアーを投げます。
といっても、狙いはモンズマでも、ヒラスズキでもなく、玉網。
底物場ということですから、水深は結構あるはずで、当然、底の方が見えるはずもありません。
また、流れも結構あるため、そのまま沈んでいるとは限りませんが、それでも万が一にと思い、メタル系のルアーをつけて、底の方をゴソゴソしていましたら、約30分後、ガツンという感触。
そして、何かが浮き上がってきます。
これはもしかして、ドキドキしながら、引き上げてみますと、現れたのは、玉網。
見事、釣り上げることに成功!
これだけで、7~8万の出費が防げたわけですから、ある意味、これまでに釣り上げましたどの魚よりも、嬉しいかも。
しかし、道具を流されたという話はよく聞きますし、それを回収したという話もよく耳にしますが、海底に沈んだ玉網をルアーで釣り上げたというのは、かなり珍しいケースではないかと。
ということで、今回は、持ち帰りの魚こそ1匹でしたが、東のハナの低場に渡礁できたり、玉網を回収できたりと、いつも以上に楽しめましたので、大満足の釣行となりました。

さて、来週も、金曜日に行きたいと思っていますが、まだ予約が入っていません。
ですから、出船が決まっています木曜日にすることも検討中です。
なお、今日は両脚がひどい筋肉痛。
普段はこんな事ありませんので、おそらく、低場に上がったせいでしょう。

【通行止め情報】
高知自動車道 伊野~須崎東
11/12~16  20:00~翌06:00 中村宿毛道路 



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