今回は、二並島周辺、一ツバエ周辺、ともに、あまり釣れていなかったようです。
といっても、他の渡船やさんの出船がなく、岡崎渡船のお客さんも、わずか8名(4組)。
しかも、沖の島が初めてという方が、半数以上を占めている状況でしたし、東のハナという絶好のポイントに上がっていたのは、名礁潰しを得意としています僕。
何とも言えない状況ではあるのですが、絶好の状態だったわけではないように思われます。
ただ、夏の時期の釣りは、ある意味、一発勝負のような部分も大きいわけですので、この辺りは、割り切っていかないといけないかなと。
ちなみに、ここ最近、一ツバエ周辺の磯を中心に、ネイリ(カンパチ)が釣れているとのこと。
ただ、トップとか、ミノーには反応が薄く、釣れているのは、ほとんどがジグのようです。
朝一はトップを投げて、日が昇ってきたら、ジグに変更というパターンもありなのでしょうが、朝一からジグを投げた方がよいのかもと言われていました。
いずれにせよ、朝の時間帯がチャンスであることは、間違いないでしょうから、この時間をどう攻略するかは、大きいと思います。
また、潮についてですが、弁当船の前後くらいから、下りに変わるパターンが多いようで、今回もそうでした。
黒潮が離れているせいで、潮の満ち引きが影響しているのではないかと思われますが、実際にどうなのかは分かりません。
ちなみに、今回、潮が下りに変わった後、黒ハエの方では、潮がかなり速くなっていたようですし、母島港の前の辺りも、よく流れていたとのこと。
その一方で、僕が上がっていました低場では、ずっと潮が緩く、表層付近に至ってみますと、上りの向きのままでしたので、これが、いわゆる陰になっていたというなのでしょうか。
ムロバエの方から、黒ハエの方にかけて、横に流れるような潮だったのではとのことですし、こういう日は、東のハナの周辺とかよりも、黒ハエ、中バエの方を狙ってみた方が、面白いのかも。
ただ、その逆のパターンがあるのも事実で、通常とは違う向きに流れたり、場所によって潮の向きが違ったりと、厄介ではあるものの、こういうのも沖の島の面白さの一つかも。
ですが、色々と変わってきている気もしますし、柔軟に対応していくことも必要なのではないかなと。
あと、上物について。
今回は、上物のお客さんがおられませんでしたので、情報はありませんが、例年でしたら、まだ何とかイサギが釣れる時期。
ただ、この時期になりますと、痩せた個体も増えてきますし、釣れても朝のうちだけということも多くなってくると思われますので、これだけを狙いにいくのは、少し疑問を感じるのも事実です。
ですが、真夏でも、型の良いグレが釣れることもあるようですし、餌取りの多さと暑さを我慢できるのであれば、上物というのも大いにありだと思います。
それか、朝のうちだけ、上物で、イサギ、グレを狙い、餌取りが多い時間になってきましたら、ルアーとかキビナゴに切り替えたりするというのも面白いのでは。
なお、餌取りが、かなり多くなっていますので、餌取りを交わす自信がない場合には、キビナゴ以外の餌も用意しておいた方がよいかも。
沖の島の場合、黒潮の影響は大きく、その黒潮が接岸してきそうという予報も出ており、そうなりますと、釣果が一気によくなるかもしれません。
また、暑い時期ではありますが、その分、海の青さが綺麗に見える時期でもありますので、来てみる価値は、十分にあると思います。