沖の島釣行 309回目(2023年19回目)


沖の島釣行 309回目(2023年19回目)

2023年06月20日(火)
岡崎渡船/三ノ瀬
・スクモ(三ノ瀬)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客 10名
曇り時々晴れ
最高 26.0℃  最低 22.8℃(宿毛)
水温 ?
潮 下り (中潮)

片島港に着きますと、港の前の駐車スペースは、満車。
今シーズンは、満車だったことが一度もなく、むしろ、ガラ空きの日も珍しくなかったくらいでしたので、少しびっくり。
シーズン終盤とはいえ、イサギも釣れていますし、賑わうことは悪くないかな。
そう言いたい所ではありましたが、実際には、一部の渡船やさんが、そこそこの人数になっていただけで、出船されていない渡船やさんが多数あったのも事実。
今シーズンはともかく、来シーズン以降は、全ての渡船やさんが出船され、どこも大人数。
そういった状況が来ることを願いたいです。

さて、今回は、三ノ瀬回り。
岡崎渡船さんのお客さんは、底物の方を含め、全部で10名。
当然のように、知り合いの方がたくさん。
正直、今回は、出船すらどうかなと不安があったくらいですし、出船があっても、知り合いの方はおられないかなと思いながら、やってきていましたので、これは嬉しい誤算といった所でしょうか。

定時の4時半に出船しました船は、約50分で、三ノ瀬に到着。
まず、底物の方が、2番のオモテに渡礁され、その後、船長から、「柴田君、キビナゴかな?」「上物とキビナゴなら、スクモでもやってみる?」と声が掛かります。
今回は、二並島の方に回ってもらえるなら、イサギ狙いをするつもりでしたが、そうでなければ、キビナゴをメインにするつもりでした。
二並島の当番船は、そこそこのお客さんが乗られていたようで、どこの磯が空くか分かりません。
それなら、ここでキビナゴをした方が面白そうですし、さらに言いますと、キビナゴと上物を両方するなら、この磯(スクモ)がよいなとも思っていましたので、上げてもらうことに。

ということで、今回の磯は、三ノ瀬のスクモ
この時期の上物がどうなのかは、何とも言えない所ですが、キビナゴでの実績は高い磯ですから、ワクワクしながらの渡礁。
ちなみに、僕が渡礁した後、船は、白岩の方に向かい、さらに、二並島の方に走っていきました。
つまり、2番のウラは、誰も上がられなかったということです。
確かに、潮が下りでしたし、キツだらけである可能性が高いのも事実。
また、今回は、尾長狙いの方もおられませんでしたので、「誰か上がりませんか?」と聞かれることもなく、そもそも、ここに誰かを上げようということすら、考えておられなかったのかも。
超一級磯の三ノ瀬2番ウラも、この時期になりますと、そういう扱いになるということかなと。
実際、僕自身も、2番ウラとスクモでしたら、スクモの方を選んでいたと思いますし。

磯に上がり、早速、準備に取り掛かります。
今回は、上物とキビナゴ、どちらから始めるか。
キビナゴがメインのつもりとはいえ、万が一にでも、尾長が浮いてくるような状況であれば、そちらに切り替えることになるでしょうし、イサギの群れが見えた場合にも、上物をメインにする可能性大。
なので、確認の意味で、取り敢えず、餌を撒いてみますと、パラパラと魚が浮いてきます。
といっても、キツ、ヒブダイ、オヤビッチャなど、グレとかイサギとかではない魚ばかり。
上物を頑張ろうというような状況ではありませんし、それならと、今回は、キビナゴから始めてみることに。
もっとも、キビナゴをするために、ここに上げてもらったわけですし、今も書きましたように、余程の状況でもない限り、上物がメインになることはないわけですから、予定通りの行動です。

ということで、キビナゴの準備に取り掛かるわけですが、ここで、思わぬハプニングが発生。
竿にリールを装着しようとした際、スプールが外れ、そのまま転がって、海の中にドボン。
一瞬、何が起こったのか分かりませんでしたが、おそらく、洗った後に、スプールをはめただけで、ドラグを締めていなかったということなのでしょう。
それで、外れてしまい、転がっていったと。
ちなみに、前回(6/15)の釣行の際は、イサギ狙いのつもりでしたから、このリールは持っていくことすらしていません。
使ったのは、その前(6/9)の釣行。
そして、今回は、中4日という短い間隔での釣行。
しかも、土日を挟んでの中4日でしたし、さらには、日曜日に、腹痛で病院に行くという事態も発生していましたから、なかなか準備をする時間が取れず、前日の午後になってから、バタバタと準備をしていました。
で、その際、メインとして考えていました上物用の道具ならともかく、上がる磯によっては、使わない可能性もありますキビナゴ用の道具の確認をきっちりすることは難しく、しかも、忘れ物の確認ではなく、ドラグの締め方の確認ですから、当然のノーチェック。
ですが、その怠慢(確認不足)が、こういった事態を招いてしまったわけで、悔やんでも悔やみきれない状況。
スプールが22,990円、ドラグノブが3,410円。
大損失です。
そういえば、コメントを頂いて、思い出しましたが、この手のことを、釣行の前日のブログに書いており、道具を破損したり、紛失したりすれば、高速の深夜割引の分なんて、一発で吹き飛ぶと。
高速の深夜割引分どころか、高速道路の2往復が、一瞬で消し飛びました。
注意をしないとなどと書いてみたものの、結局は、注意などしておらず、ブログに書いていることは、単なるネタであることがバレバレです。

ですが、なくしてしまったものは仕方ないわけで、予備のスプールに交換し、気持ちも切り替え、釣りを始めます。
でも、この予備のスプールは、出発の直前になって、バッグに入れておいたもの。
キビナゴがメインの時でしたら、予備のスプールは持っていきますが、上物のついでの時とかでしたら、予備のスプールを持っていくことは希。
しかも、今回は、イサギ狙いがメインのつもりでしたので、最初は入れていませんでした。
ただ、リールに装着していましたスプールに巻いてあった道糸が8号で、一応、10号の方のスプールも
持っていっておこうかなと、入れておいたわけですが、これは本当に助かりました。
持っていなければ、この段階で、キビナゴは終了になっていたわけで、それこそ、キビナゴをしないのであれば、ここに上がる意味もありませんので、ここは不幸中の幸いとも言えるのかも。

最初から大きなハプニングが発生し、不安を感じながらの釣り開始。
潮は、下り潮のようで、北東方向から、船着きに当たってきています。
いつも書いていますように、僕は、当たってくる潮が苦手です。
なので、潮が払い出していく反対側を狙ってみようかとも思ってみたものの、それでも、キビナゴなら、上物(フカセ)よりは、何とかなる気がしましたし、こちら側の方が釣れそうな気もしましたので、敢えて、潮が当たってくる方を狙ってみますと、早々に、魚からの反応。
といっても、この釣りの魅力でもあります強烈な引きはなく、重量感も今ひとつ。
果たして、この魚は?
いや、果たしてでも何でもありません。
重量感があまりなくて、この周辺でよく釣れる魚。
掛かったのは、ほぼ間違いなくあの魚です。
アカハタ!

この魚、ルアーで釣れば、結構面白いのですが、キビナゴでは、今ひとつ。
ただ、それは、釣り味という意味での話。
持ち帰りという観点からしますと、最高の魚とも言えますので、嬉しい1匹です。
ついでに言いますと、超苦手なキビナゴの釣りを選択した時点で、完全ボウズも覚悟していただけに、ほっとする1匹でもあります。
そして、この後、さらにもう1匹。
今回は、イサギでクーラー満タンになることを夢見ながら、やってきましたが、クーラーを真っ赤にするのも悪くないかも。
そう思いながら、釣りを続けていくものの、こういう妄想が現実になった試しはなく、しかも、クーラー満タンという禁句が出た時点で、この先の結果は明らか。
アカハタからの反応は、ピタリと止まります。
もっとも、釣れなくなったのは、僕の狙い方の問題で、海の状況が変わったせいとかではないはず。
事実、他の魚からの反応はありますので。
で、この他の魚というのが、キツ以外は、完全に正体不明な状況。
バチバチと切られまくって、一体、何が掛かっているのか。
掛かった瞬間にやられたり、手前まで寄せてきても、突っ込まれてアウトだったり。

切られて、ウキを掬って、この繰り返し。
でも、頭をガンガンと振ったり、振らなかったり、突っ込むスピードが速かったり、そうでもなかったりと、色々な反応がありましたので、複数種類の魚が掛かっていたのではないかと。
ただ、確かなのは、僕が下手すぎるということと、12号のハリスしか持っていなかったのが失敗だったということ。
腕の方はともかく、ハリスの方は、何故、もっと太いハリスを持ってこなかったのかと、後悔しました。
それこそ、替えのスプールよりも、こちらの方が先だったのではないかと。
まぁ、こういう意味不明な部分が、僕の釣りなのですが。

ということで、前半戦に確保できた魚は、アカハタのみ。
もっとも、僕の場合、タマメとかモンツキとかは、ほぼ持って帰りませんので、持ち帰りという意味では、上々のスタートといえるのかも。
ただ、8時過ぎ頃から、風が強くなってきており、しかも、それが、ほぼ真正面からの風ですので、釣りにくくなってきたのは事実。
果たして、これがどう影響するのか。
ちなみに、風が強くなって、釣りにくいだろうからと、船長からは、磯代わりを勧められましたが、この程度の風なら大丈夫と格好をつけ、残ることを決断しました。
正直、あまり大丈夫な気はしませんでしたし、磯代わり先として言われましたのが、上がったことのない三ノ瀬3番でしたので、一瞬、迷ったのも事実。
ただ、ある理由により、敢えて、残ることを決断したということです。
で、その理由というのが、潮位。
これから干潮に向かっていき、潮位が下がってきますので、下の方まで降りることが可能になってきます。

となれば、取り込みがしやすくなるわけで、前半戦にやられまくった魚も、何とか出来るかも。
というのも、少しはあったものの、本当の理由はそこではなく、奇跡的に、スプールが引っ掛かったりしていないかなと。
運良く、岩の間にでも引っ掛かっていれば、潮位が下がった時に、回収してやろうかと。
まぁ、そんな理由で残ることにしたわけですが、それが良い方向に動くはずもなく、当然のように、スプールはみつかりません。
そして、真正面からの風が、思った以上に厄介で、釣りの方も散々。
潮があまり動かなくなったこともあり、当たり自体が少なく、掛かっても、前半戦と同様、取り込むことが出来ず、釣れたのアカハタ数匹のみ。

しかも、前半戦と比べて、サイズも小さくなり、20cmもないようなこんな魚まで掛かってくる始末。

磯代わりしたらどうなっていたかは分かりませんが、スプールが回収できるかもなどといったセコいことを考えず、船長の指示に従うべきでした。
というか、そもそも、海に落ちたスプールが回収できるなんて、奇跡的な話。
馬鹿なことをしたものです。
ちなみに、上物の方は、前半戦に軽くやってみただけで、風の強くなりました後半戦は、全くやっていません。
そのため、餌がかなり余ってしまい、暑い時期ですし、どうしようかなとも思ったのですが、スプールの件もありましたし、少しでも節約しようと、持って帰ることに。

まぁ、これだけでも、赤アミ2.5枚分とボイル0.5枚分くらいはありますので、数千円は浮くことになるかなと。
ちなみに、溶かしていった餌が、赤アミ3枚とボイル1枚でしたので、ほとんど使っていないことになり、金額で言いますと、1500円にも到達していないのでは。
キビナゴとあわせましても、餌代という意味では、安く上がった釣行だったかなと。

ということで、キビナゴがメインでした今回、持ち帰りは、アカハタ数匹のみ。
撃沈と言えば、撃沈なのでしょうが、強烈な魚とのやり取りは、何度も経験できましたので、上物の時のような撃沈したという感覚が薄いのも事実。
まぁ、こういうのも、キビナゴの良さの一つかなと。
また、暑い1日だったにも関わらず、僕の磯では、正面から、扇風機のような風が吹いていて、快適(?)に釣りが出来ました。
知り合いの方々とも、たくさんお話ができましたし、楽しい1日になったのは間違いありませんでしたので、今回の沖の島釣行も、大満足!!です。

そういえば、納竿が近づいてきました12時前、突然の強烈な当たり。
ただ、かなりの重量感ではあるものの、一気に突っ込むわけでもなく、また、途中には、根に張り付いたりもしましたので、これはもしかして、大きな根魚、さらに言いますと、スジアラを掛けたのでは。
そう期待しながら、慎重にやり取りをし、時間を掛けて寄せてきますと、その正体は、がっくりのカンムリベラ。

そこそこのサイズであることに加えまして、何と、スレ掛かり。

頭の部分に針が掛かっていました。
これは、引くわけだと、取り込んだ瞬間、大笑い。
ちなみに、12号のハリスは、ほぼ無傷でした。

さて、上物シーズンも残りわずか。
あと、何回行けるのか、気になる所ですが、取り敢えず、来週は、火曜日の二並島を予定しています。
今年は、イサギ祭りと呼べるような爆釣を経験していませんから、次こそは。
ただ、天気の方が微妙で、各予報によって違ってはいるものの、雨マークがついた予報が多くなっていますので、無事に出船があるのか。
まぁ、僕自身は、雨であろうとも、出船があるようなら、行こうと思っています。
それと、今シーズンの上物も、どこまでやるかは、自分のさじ加減次第。
その気になれば、7月いっぱいどころか、8月でも出来るわけですから。

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