今回は、一ツバエに上げてもらったのですが、極めて小さな尾長が数匹釣れただけで、口太はもちろんのこと、イサキも釣れませんでした。

もちろん、釣れなかった原因の8割以上が、僕の下手くそさにあるとして、潮が下りだったのも、いくらかのマイナス要素だったのかも。
今年に入って、潮が上りの日が多かったですし、前回の釣行の際も上り潮。
さらに、前日が速い上りだったとも聞いており、上り潮が本命の一ツバエを選んだ理由の一つがこれだったのも事実。
ところが、行ってみましたら、潮は下り潮。
ただでさえ釣れない僕が、こういう状況で釣れるはずもなく、残念な結果に終わったということです。
ちなみに、当然ですが、船長は下り潮であることが分かっておられ、それで下り潮が本命の平バエをすすめて下さいました。
つまり、一ツバエに上がることを決めたのは僕自身。
上手い方ならともかく、僕のような下手くそは、船長に任せるのが一番だということを再認識した次第です。
しかも、水温の方も、18度後半まで上がっていたのが、前日くらいから急に下がったとか。
どうして、僕が行く時は、いつもいつもこうなるのか。
ただ、状況がよくても釣れるとは限りませんし、それこそ、船長がすすめて下さった平バエに上がっていたからといって、結果は同じだった可能性も否定はできません。
釣れなかった時の言い訳を用意してくれていると考えれば、ある意味、運がよいと言えないことも。

なお、一ツバエは、底物でも上り潮が本命ですが、ここぞというタイミングを逃さないのが名手と呼ばれる人。
一緒に上がった友人は、66.5cmの石鯛を釣っていました。

このサイズになると迫力が違います。
格好いいというか、不気味ささえ感じるくらいです。
でも、3月の上旬に、このサイズの石鯛。
今年は、クチジロも含め、大型の狙える底物の当たり年かも?
沖の島には、一ツバエだけでなく、ムロバエ、三ノ瀬1番、三ノ瀬2番、姫島の南の磯、ヒナダンなどなど、大型の石鯛、石垣鯛が狙える磯がたくさんあります。
グレの釣果が今ひとつの分というわけではありませんが、底物のお客さんが増えてくれたらと。
というか、こんな釣果を聞けば、行きたくなる方は多いと思いますが。

で、今も書きましたように、今シーズンの口太は今ひとつのようで、釣れているのは、40cmくらいの尾長がほとんどとのこと。
何が原因なのか分かりませんが、夏場に水温が異常に高かったというのも影響があるのでしょうか。
それこそ、沖縄の方とかでは、口太がほとんど見られないとも聞きますし。
ただ、口太が全くいないわけではなく、今回も、湧きグレはたくさんいました。
釣るチャンスはあると思いますし、例年と状況が違うのであれば、逆に、ここから一気に釣れ始めるなんてことも。
まぁ、それは都合の良い想像として、沖の島の場合、産卵期がばらけていることもあり、いつでも釣るチャンスがあるのも事実。
また、イサキはよく釣れているようで、脂が乗って美味しい個体も多いとか。
ちなみに、最近は、東のハナ周辺よりも、裸島で釣れるイサキの方がサイズがよいとも聞いています。
裸島は、尾長狙いでも、これからが期待できる磯。
東のハナを避けて、敢えて、こちらに上がってみるのも、ありではないでしょうか。
いずれにせよ、ルアーも面白くなってくる時期ですし、沖の島、鵜来島が盛り上がっていってほしいものです。