今回の東のハナの高場には、たくさんのイサキがいました。
しかも、表層付近まで浮き上がってきて、一面が真っ茶色になることも。
如何にも釣れそうな感じだったのですが、釣れたのは、わずか4匹。
全く餌に反応していないわけではなく、むしろ、よく反応してきていたと思います。
ただ、口にくわえた餌をすぐに吐き出しているのか、微妙な当たりがあるだけ。
この時期のイサキは、比較的簡単に釣れるというイメージがあり、それこそ、あわせなくても、勝手に掛かってくれることも多いですから、そのつもりでいた分、このような釣果になってしまいました。
当たりがあった時に、掛けにいっていたら、もう少し釣れたのかも。
といっても、今回は、底の方こそ動いていたものの、表層付近はほとんど動いておらず、仕掛けを張るのが難しかったですから、僕の腕では、そんなに釣れていないと思いますが。
でも、イサキの数自体はいましたし、これから活性が上がってくれることに期待したいです。
ちなみに、持ち帰りました4匹のイサキは、どれもお腹がパンパン。
帰って、捌いてみましたら、2匹に白子、2匹に真子が入っていました。
ただ、お腹がパンパンだったのは、白子とか真子とかが大きかっただけで、腹回りの脂はほとんどない状態。
唯一、いくらか脂が乗っていた個体があり、それはまだ食べていませんが、他のものは、焼いてみたら、このような感じに。
脂が乗っていない時に起こる現象で、身が反り上がって、皮が破れています。
冬場に釣れたイサキとかでしたら、時々あるのですが、この時期には、滅多にありません。
しかも、今回の魚は、外れを引いたことがほとんどない東のハナで釣れたイサキ。
腹回りに脂がなくても、きっと美味しいのだろうと思ってみましたが、このような状態になるとは。
食べてみても、固くて、あまり美味しくなかったですし、少しがっかりです。
僕が持って帰った魚だけがこのような個体で、他の方が持って帰られた魚は美味しかったのかもしれません。
というか、そうであって欲しいというのが本音。
ただ、そうでなければ、問題かも。
例年であれば、これから脂が乗ってくる時期とはいえ、もう5月の中旬。
ある程度は、脂が乗っていないとおかしいはず。
さらに、先程も書きましたように、白子と真子が大きかったのも気になります。
これって、産卵寸前の状態だったのではないかと。
先月の23日に釣れたイサキが、今シーズンで一番の脂の乗りで、全盛期並の美味しさでしたし、もしかしたら、今シーズンは、例年と比べて、イサキのシーズンが早いのかも。
となれば、早めに、イサキ狙いの日を設けておくのも悪くないかなと思っている所ですが、僕の読みなんて、当てになりません。
おそらく、今年も、これから6月にかけて、美味しいイサキがたくさん釣れてくれるでしょうし、そう期待しています。