沖の島釣行 379回目(2025年14回目)
2025年6月26日(木)
岡崎渡船
赤崎の地(二並島)
スクモバエ(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客6名
曇り一時雨
最高 28.2℃ 最低 25.2℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り/下り

前回の釣行で、上物は終了。
今シーズンは、例年以上に、釣れないシーズンだったように思いますし、それ以前に、釣行が飛びまくったシーズンでした。
まぁ、そういう意味では、早々に、シーズンを切りあげ、リセットしてしまったのは、正解だった気がしますし、前回の釣行で、イサキがそこそこ釣れてくれたのは大きかったかも。
最後に、少しだけ釣れたという気になれましたので。
ということで、今回からは、夏バージョンの釣り。
尾長は駄目でも、夏の釣りなら。
いや、釣れないのは尾長だけではありません。
釣りそのものが下手くそですから、夏の釣りも、当然のように苦手。
そして、当然の撃沈スタートとなりました。
ただ、思っていた程は暑くなかったのはよかったかも。
今回は、二並島周り。
お客さんは、全部で6名。
前々日の夕方に僕が予約をした時点から、変わっていませんでした。
雨の予報だったとはいえ、気温はそこまで高くならない予報でしたし、まだイサキも釣れていますので、もっと増えるかなと思っていましたが、シーズンオフに突入された方が増えてきたということでしょうか。
まぁ、真夏のような暑さが続いており、僕自身も行くかどうか迷ったのですが。
ちなみに、今回の僕は、ルアーとキビナゴ。
昨年までは、夏場の釣りの際にも、上物用のフローティングベストを着用していましたが、せっかくならと、ルアー用の物に変えてみました。
これを着用するのは、2019年の7月以来。
実に6年ぶり。
処分せずに、取っておいてよかったです。
ただ、収納が多い分、あれこれを入れていましたら、重いこと。
磯に着くまでに肩が凝りそうだったという。

4時半に出港した船は、約50分で二並島に到着。
尾長狙いの方はおられませんので、いつもの東のハナ経由ではなく、スクモバエ経由。
というか、うねりの様子を確認されていたのではないかと。
低気圧によるものなのか、多少ザワザワしていて、大潮の満潮時と重なっていたため、スクモバエは完全に波を被っています。
また、黒ハエの船着きも、下の釣り座はアウトですし、中バエ、ヒカリの子なども、安全に釣りが出来るとは言いづらい状況。
取り敢えず、東のハナに向かい、高場と低場にお一人ずつが渡礁され、続いて、黒ハエの船着きにお一人。



どうでもよいことですが、今回、僕が行っていなければ、このパターンの渡礁はできなかったのではないかと。
高場は当然として、低場とか黒ハエとかも、渡礁が面倒な状況でしたので、年配の方とか、慣れていない方とかなら、難しかったはずですし。
この時点で残ったのは3人。
年配の二人組の方は、中バエをご希望のようでしたが、波を被って、少し危険な状態。
弁当船の見回りまでは、裸島の船着きで釣りをされるとのことで、渡礁の手伝いをして、最後の僕。
船長からすすめられたのは、赤崎の地。
上物の時に上がることは極めて少なくなっていますが、ルアーの時には何度も上げてもらった磯。
そして、僕の中では、比較的よく釣っていると言える数少ない磯の一つ。
荒れ気味の時には、ヒラスズキが狙え、広範囲に移動もできますから、これも面白そう。
さらに言いますと、主要な磯がイサキ狙いの方で埋まってしまった場合の候補として考えていた磯。
足場も高く、荷物を流されたりする心配もありませんし、ここに上げてもらうことにしました。

ということで、今回の磯は、赤崎の地。
前回上げてもらったのが、2022年の9月ですので、3年近く経ったことになります。
磯に上がって、早速、釣りの準備。
今も書きましたように、ここはヒラスズキの実績が高い磯。
まずは、ヒラスズキタックルをセットします。
愛用していましたBlack Arrow 110MHを、前々回の釣行で破損してしまい、新しいロッドは、まだ購入していない状態。
なので、今回は、既存のロッドで代用します。
といっても、そのロッドも、Black Arrow 110MH
気に入っていたロッドでしたので、2本目を購入して、交互に使用していましたので、もう1本残っていたということです。
お気に入りのロッドを2本持っておくというのも悪くないかも。
それこそ、これを2本買っても、マスターモデルⅡと大差ないわけですし。
なお、使うルアーは、Rowdy 130F Monster
沖の島で釣ったヒラスズキの半分以上が、このルアー(3フックのRowdy 130Fも含む)。
いつものロッドで、いつものルアー
よく釣れるのかどうかはともかく、気持ちが盛り上がるので、それでよいのかなと。

準備ができましたら、船着きの方から、ルアーを投げていきます。
ここは、船着き周辺の釣り座も広めなのですが、歩いていけば、かなり広範囲を探ることが可能。

ただ、ルートを間違えますと、行き止まりになったり、2m以上の高さからジャンプしたりしないといけません。
久しぶりでしたし、それこそ、こちら側まで回ってきたのは、いつ以来なのかといった状況でしたので、少し不安でしたが、意外と覚えているもので、すんなりと奥の方までいくことができました。
そして、釣果の方ですが、船着きに戻ってくるまでの1往復で、5バイトの0ヒット。
つまり、釣れなかったということです。
ヒラスズキはいたのですが、ヒットに持ち込めず、残念。
でも、ヒラスズキ狙いの楽しさを味わえることができましたし、OKかなと。
ここまでで、約30分。
このまま2往復目にいってもよかったのですが、キビナゴの方も気になったため、そちらの準備をすることに。
で、ヒラスズキ狙いをしている頃からぽつりぽつりと降り始めた雨が、少し強くなってきており、手持ち用のパラソルを準備し、タックルバッグだけでも濡れにくいようにしておきます。

でも、曇り予報ということで、パラソルを車に置いてきましたが、こんなことなら、持ってくればよかったかも。
風が弱い日であれば、パラソルは、暑さ対策だけでなく、雨対策にもなりますので。
そして、キビナゴの準備をしている時、ちょとしたハプニングが発生。
突風によりパラソルが飛ばされ、そのまま海に。
ただ、珍しいことに、慌てることもなく、冷静に対応。
置いてあったルアータックルを持って、そのルアーで、無事に救出することができました。
こんな物でも、買えば数千円しますし、何より、このような大きな物を海に捨てることになるわけで、気を付けないと。

このハプニングの後、キビナゴの釣りを開始。
釣れそうな雰囲気はあるものの、腕がなければ、どうにもなりません。
釣れたのは、
40~50cmくらいの小さいヒラスズキが3匹

大きめの金魚かと思うくらい極めて小さなアカハタが数匹

ここ最近、このような極めて小さなアカハタがやたらと釣れるのですが、僕の腕の問題なのか、海の状況のせいなのか、気になる所です。
あと、ヒラスズキにつきましては、小さいだけでなく、キビナゴで釣ったというのが問題。
僕の中で、ヒラスズキはルアーで釣ってこその魚。
嬉しくないとまでは言いませんが、ルアーで釣ったヒラスズキと比べますと、嬉しさがぐっと減るのは事実。
掛けた瞬間の興奮がありませんし、掛かったあとのやり取りも、ルアータックルよりも、バラす可能性が少なくなる分、面白さにも欠けますので。
それだからというわけではありませんが、50cmくらいのヒラスズキは、僕の中ではリリースサイズですので、すべてリリースしました。
もちろん、アカハタもすべてリリース。
小さめの魚は、リリースすることで、釣り環境の保護に繋がるかなと。
もっとも、アカハタの方はともかく、ヒラスズキの方は、帰ってから捌くのが面倒だったという方が大きいのですが。
そして、8時くらいまで、ルアーとキビナゴで遊び、磯代わりの準備。
釣れそうな気はしていましたし、残る手もあったのかもしれません。
ただ、僕の場合、ルアーとかキビナゴの時には、ムロバエとか一ツバエなどの特別な磯ならともかく、そうでなければ、そこまでの釣果に関係なく、磯代わりするようにしています。
せっかくなら、複数の磯で楽しみたいですし、上物がメインになってからは、上げてもらう磯が、かなり限定されてしまっていますので。

ということで、弁当線の見回りで、船に乗り込みますと、船長から、「柴田君、スクモバエも、そろそろいけるんやないかね」と言われます。
正直、今回の釣りで、一番上がりたかった磯でしたが、朝は完全に波を被っていて、無理だろうと諦めていました。
まさか、ここに上がれるとは。
しかも、潮は上りで、釣れなければおかしいといった状況。
興奮すると同時に、プレッシャーを感じるくらいです。

が、その前に、一人での渡礁。
先程まで、波を被っていたため、磯全体が濡れていて、非常に滑りやすくなっています。
しかも、これはよくないことなのですが、シューズのソールがビブラムソールのまま。
かなり慎重に、荷物を運びましたので、少し時間が掛かってしまいました。
そして、磯に上がって、荷物を置き直しましたら、早速、釣り開始。
ここでは、キビナゴをメインにするつもりですが、まずは、軽くルアーを投げてみようと、そのまま持ってきましたヒラスズキタックルで、ルアーを投げてみますと、その一投目に、この日最大にして、唯一のチャンスが訪れます。
まぁ、こういう書き方をしますと、釣れなかったというのが丸わかりなのですが、何か強烈なのが掛かって、ぶち切られてしまいました。
それがこの動画。
ロッドの先しか映っておらず、映像的には面白みがありません。
また、WordPressの仕様の関係で、ファイルのサイズを落としていますので、画質が悪くなっています。
ですが、ドラグ音だけでも、臨場感が伝わるのではないかと。
ヒットした瞬間は、モンツキかヒラスズキでも掛かったかなと思ったくらいですが、直後に、強烈な突っ込み。
いくらかは耐えてみたものの、最後は、根ズレでリーダーが切れてしまいました。

一体、何だったのか。
ヒラスズキの場合、70cmクラスまでは余裕のタックルですし、それくらいサイズで、ラインが出されるようなドラグ設定にもなっていません。
ヒラスズキだとしたら、割と大きなサイズだったと思われます。
それか、タマメか。
もちろん、タマメでも、80cmまでは取り込んだことのあるタックルですから、それなりのサイズだったのではないかと。
あとは、根魚か、何かのスレ掛かりか。
スレ掛かりの場合、引きが数倍になることもありますので。
でも、絶対に獲れないサイズではなかったのも事実。
掛かったのが、あと1時間くらい遅ければ、もしかしたらがあったかもしれません。
磯に上がった直後で、心の準備が出来ていなかったというのもありますし、それ以上に、磯が濡れていて、滑りやすかったというのが大きかったです。
ルアーの場合、自らが動いて、やり取りをすることも珍しくありませんが、この時は、片方の足ですら、動かすことができない状況でした。
でも、そういう意味では、早々に切られて正解だったのかも。
無理に取り込もうとして、動いていましたら、滑って、怪我をしたり、道具を破損していたりなんてことも、十分に考えられましたので。
で、先程も書きましたように、これが、唯一の見せ場。
この後は、特別なことは何もないまま、時間が過ぎていきます。
潮は本命の上りでしたが、かなり速い潮で、仕掛けがガンガン流れていき、しかも、目の前のシモリを巻き込むように流れていくため、非常に厄介。

また、潮が緩そうな場所に仕掛けを入れますと、今度は餌取りの猛攻。
おそらく、キツだと思いますが、餌が一瞬でかじられてしまいます。
まだ6月ということで、キビナゴだけでも大丈夫だろうと思っていましたが、餌取りに強い餌を用意しておくべきだったかも。
ですが、釣れなかった一番の原因は、僕の実力不足。
ここで釣れなければどこで釣れるんだというような磯に上げてもらっていて、何も釣れないとは。
で、キビナゴでは釣れそうな気がしなくて、11時くらいからは、ルアーをメインに。
もっとも、ルアーでも、釣れたのはアカハタのみ。
しかも、小さいアカハタばかりで、大きくても35cmくらいまで。

中には、20cmくらいのマイクロサイズも。

ちなみに、釣れたアカハタは、すべてリリースしていて、さすがにこれではと思い、35cmくらいのアカハタをキープした途端、ぴたりと釣れなくなり、挙げ句の果てには、根掛かりで、ルアーを2個ロストするという。
まぁ、僕にとってはよくあるパターンですので、特に驚きはありませんが。
なお、唯一クーラーに入っていましたアカハタは、知り合いの方に引き取って頂きました。
1匹だけ持ってかえるくらいなら、何もない方が、遙かにありがたいですし。

で、1時過ぎには片付けが完了し、海を見ながら、のんびりと船を待ちます。
スクモバエは、場所的に、一番最後になることも多い磯ですが、この日は、間違いなく、一番最初のはず。
中バエに磯代わりされたお二人は年配の方でしたし、他の磯も、一人では無理な方ばかり。
一人で船に乗り込めるのは、僕だけでしたので。
そして、当然のように、船は、真っ直ぐこちらに向かってきます。
でも、磯上がりの時にも書きましたが、僕が来るのを止めていた場合、どのような渡礁になっていたのでしょうか。
少し気になります。

全く釣れない日ばかりの僕ですが、少しは役に立つこともあるわけで、来る意味があるのかなと。
もっとも、意味があろうがなかろうが、楽しいから通っているという、それだけなのですが。
ということで、夏の釣りの初戦は、見事に撃沈。
ですが、強烈な魚が掛かりましたし、夏の釣りの魚と言えるようなサイズではないものの、魚は釣れました。
また、思った以上に暑くなく、後半は北西風が気持ちよかったくらい。
知り合いの方もおられましたし、楽しい釣りになったのは間違いありませんので、今回の沖の島釣行も大満足です。

さて、来週は、行けるとしましたら、水曜日のノコバエ・ムロバエか、木曜日の三ノ瀬。
もう7月になりますし、出船があるかどうかは微妙。
というか、それ以前に、暑いようなら、行かないと思います。
梅雨も明けたようですから、次回の釣行はいつになるか分かりません。
まぁ、行きたくなれば、少々暑くても、出掛けて行きそうな気もしていますが。