沖の島釣行 374回目(2025年09回目)


沖の島釣行 374回目(2025年09回目)

2025年5月08日(木)
岡崎渡船
東のハナ低場(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客15名
晴れ
最高 22.8℃  最低 15.4℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り


今回が、今年に入って9回目の沖の島釣行。
昨年の9回目は3月4日でしたし、その前の年も、3月8日。
つまり、例年と比べて、2ヶ月遅いペースということです。
釣行間隔が空くことが多くなり、しかも、それが一定でないため、体調面にも影響が出ているようで、特に、釣行後の疲労を、これまで以上に感じるようになっています。
そして、今回も、釣行の翌日は、半端ない疲労感。
前日には、3時間くらい寝ていましたし、少し早めに着いたため、出船までに、15分程度の仮眠をとることも出来ました。
また、心配していました腰痛も、釣りの間はもちろんのこと、行き帰りの運転の時も全く問題なし。
さらに、魚も釣れませんでしたので、疲れる要素があるとしたら、足場があまりよくない釣り座に立っていたことくらいだったのですが、朝起きてみましたら、激しい筋肉痛と疲労感。
6時前に目が覚めて、一旦、PCデスクに向かってみたものの、釣行記を数行書いただけで、再び眠たくなり、布団に逆戻り。
そして、これ以降も、布団とPCデスクを行ったり来たりで、二度寝どころか、四度寝、五度寝をしてしまい、まともに動き始めたのは、10時過ぎでした。
こんなことなら、中途半端に起きず、ずっと寝続けていた方が、効率的だったのではないかと思わないでもありませんが、それ以前に、ここまで疲労が残るというのは想定外。
やはり、週一のペースというのは、自分に合っていたのだと、改めて思う次第です。


さて、今回の三ノ瀬周り。
前々日(火曜日)の夕方に聞いた時点での予約は、取材の6人組の方と僕のみ。
取材の方々は、通し釣りとのことで、僕は、他の船で帰らないといけません。
もっとも、それは、帰りの船があればの話。
前々日の段階では、他の渡船やさんの出船が決まっておらず、通し釣りをするか、釣行自体をやめるかのいずれかの選択しかない状況。
幸い、前日までに、他のお客さんの予約が入り、片島港に戻って頂けることになったため、通し釣りをすることは回避できましたが、結局、他の渡船やさんの出船はないままでした。
これから先も、こういう状況が起こらないとは限りませんし、その場合の対策を考えておかないと。
なお、今回のお客さんは、全部で15名。
取材の方以外は、すべて昼釣りのみの方です。
つまり、前々日の夕方以降に、8名の方の予約が入ったということ。
途中休みながら釣りをしようかとか、あるいは、半夜の納竿時間まで船の中で休ませてもらっておこうかとか、餌をどれくらい持っていこうかとか、色々考えていましたが、意味がありませんでした。
そして、これだけの人数になれば、船長に対しても、そこまで申し訳ないと思わないでも済むかなと。


4時半に出船した船は、約40分で二並島に到着。
今回は、二並島周りの当番船の出船がないため、三ノ瀬を予定されていた取材の方も、三ノ瀬と東のハナの高場に別れて釣りをされるようです。
また、ここ最近、イサキがよく釣れているのが、この二並島周辺。
なので、他のお客さんも、底物のお客さん以外は、二並島周りの磯に渡礁されるとのこと。
で、僕は単独釣行ですし、最後の方だろうと思いながら、他の方の渡礁のお手伝いをしていましたら、船長から「柴田君低場行く?」と声が掛かります。
正直、今回は、三ノ瀬周りということもあり、東のハナは全くの想定外。
また、尾長狙いのつもりでもありませんでしたので、餌もいつもよりは少ない量しか持ってきていません。
といっても、いつもよりも1枚少ないだけで、赤アミ7枚とボイル2枚。
これなら、何とか対応できるはず。
それに、東のハナの低場は一番好きな磯。
断る理由はありませんので、上げてもらうことにしました。


ということで、今回の磯は、東のハナ低場
今、赤アミ7枚とボイル2枚を持ってきていると書きましたが、そのうち、解凍してきたのは、赤アミ3枚とボイル1枚のみ。
残りは、凍ったまま持ってきていましたので、まずは、それを使えるようにするため、日の当たる場所に並べます。
さらに、解凍してきた餌も、イサキ狙いなら問題ないだろうと、ほとんど絞らず、びしょびしょのまま、バッカンに入れてきました。
なので、これも少し水分を切って、使いやすいようにします。
何かバタバタしており、気持ちもまだ追いついていません。
でも、そういう意味では、ルアーの竿を、船に置いておいたのは正解だったかも。
中途半端な迷いがなくなりましたので。



で、一通りの準備が済んで、餌を撒いていきますと、少しずつ魚が見え始めます。
すべてが尾長というわけではないですし、むしろ、キツの方が多いようにも見えますが、結構なサイズの尾長も見え隠れしており、中には、表層付近まで食い上がってくるものも。
ただ、如何せん、見ているのが僕です。
キツを尾長と見間違えているかもしれませんし、その逆で、尾長をキツと見間違えている可能性も否定はできません。
ですが、魚が浮いてきているのは事実。
僕が東のハナに上げてもらう時は、尾長が見えない時がほとんどで、尾長どころか、キツとか餌取りすら見えない日もあるくらいです。
そういう意味では、尾長かキツかはともかくとして、活性の高そうな魚が見えているだけでも、全然違います。
もっとも、いくら状況が違っていても、釣る人間の腕はいつも通り。
下手くそな僕ではどうにもならず、たまに、キツとかイサキとかが相手をしてくれるだけで、尾長は、一向に反応を示してくれません。
でも、そんな中、釣りを始めて約2時間が経った8時前頃に、強い感触。


今になって思いますと、キツとは違うような引きでしたが、その時は、またキツだろうというのが頭にありましたので、グイグイと引きずり上げてきて、魚の姿が見え始めますと、状況が一変。
あれ?
もしかして、尾長なのでは?
そう思った瞬間、妙に緊張してきて、ドキドキし始めます。
見えた魚は、そんなに大きくはなかったのですが、尾長だと思ってしまっただけで、この状態。
これが釣り慣れていないというのか、経験の差というのか、とにかく、強気にいけなくなってしまい、ついつい、糸を出してしまう有様。
さらに、魚の方も、僕の状況が読めたのか、最初に姿を見せるまでの倍くらいのパワーで引くようになり、少しの間頑張ってみたものの、再び姿を見せることなく、糸を切って、消えていきました。


残念。
チモト付近から切れていましたので、飲まれていたはずですし、どちらにしても、獲れなかったかもしれません。
ただ、それでも、最後まで強気でいけたらどうだったのかと。
あと、ついでに言いますと、この時使っていましたハリスは、2.5号。
最初は、3号を使っていたのですが、反応がないため、2.75号に落とし、それでも反応が悪いため、2.5号に落としてみようと、交換した直後のヒット。
ハリスの太さで、どれくらい食いが違うのかは分かりませんし、2.75号と2.5号で強さがとれくらい違うのかも分かりません。
ですが、少なくとも、僕自身の気持ちを弱くさせたことは明らか。
太いままでいくべきだったのかと思わないでもありませんが、それなら、掛かることすらしていないかもしれませんし、難しい所です。
とはいえ、釣り上げることが出来なかったのは、自分の実力不足に他なりません。
尾長が釣れる日は来るのでしょうか。
ちなみに、こう書いたらお分かりでしょうが、この日のチャンスはこれだけ。
この後は、掛かることすらしていません。



そして、掛かるチャンスが高かったのは、多分、ここまで。
時間が経つにつれ、明らかに、キツと分かる魚が増えてきましたし、表層付近まで浮いてくるイサキも厄介。
といっても、魚が見えている時間はまだマシで、弁当船のあとくらいから数時間は、餌取りすら見えなくなります。
餌をガンガン撒き続けていれば、何とか魚が見え始めてはくるものの、撒く量を減らしますと、すぐに見えなくなりますので、相当な量を撒き続けていかないといけないはず。
それこそ、赤アミ7枚なんかでは全然足りないと思われます。
しかも、見えてくる魚が、確実に尾長だというのであれば、勝負に出てもよいのかもしれませんが、キツらしき魚がほとんどで、尾長かもと思えるような魚がちらっと混じる程度。
また、残り時間がまだある状況。
このあと、チャンスタイムがくるかもしれませんので、餌を残しておきたいのも本音。
なので、この時間は、お土産確保のイサキ狙いをすることに。
もっとも、イサキも見えていませんし、潮もあまり動いていませんでしたので、そのイサキ狙いも不発に終わったわけですが。


なお、昼前くらいから、再び魚が見え始めてきて、風向きが、東の風に変わってからは、さらに魚の活性が上がったように思えたのですが、風に対応できる技術がない僕では、どうにもなりません。
左斜め前方から吹いてくる風に苦戦し、チャンスを活かすことができず、釣れたのはイサキのみ。
これも狙って釣ったわけではなく、尾長を釣ろうとしていて、たまたま釣れたもの。
釣ったという感じはしませんが、お土産の確保はできたかなと。


で、結局、釣れたのは、イサキが10匹くらい。
自分で食べる分にと、6匹だけを持ち帰りましたが、釣れたイサキは、すべてたまたま釣れたもの。
餌を撒けば、結構な数のイサキが寄ってきていましたし、ハリスを長めに取ったり、ハリスにガン玉を打つなどして、イサキを狙いにいっていれば、結構な数が釣れたと思います。
ですが、東のハナに上げてもらえたのは、船長や、他のお客さんの配慮もあったような気がしますし、それならと、尾長狙いを続けたわけです。
というか、最初にも書きましたように、こんなに魚の見える東のハナは久しぶりでしたし、このチャンスを活かそうと、必死だったというのが正直な所ですが。


あと、磯の掃除のこともあり、12時45分には止めたのですが、考えてみますと、翌日は雨の予報。
餌は流さなくてもよかったかなと。
バッカンの中に残っていた餌も、ほんの少しでしたし、どちらにしても、あと15分程度しか釣りが出来なかったと思いますが、その15分でドラマが生まれていたなんてことも、もしかしたら。
それに、僕が流した餌のせいなのでしょうが、高場の前で、とんでもない数のタマメがガボガボしていました。
磯の掃除をするのが当たり前とか、磯の掃除をすることがよいことのように言われていますが、時には、迷惑を掛けるケースもあるということ。
申し訳ありませんでした。


ということで、今回の尾長チャレンジも失敗。
ただ、今回は、尾長狙いのつもりで来たわけではなく、釣れるものなら何でもといった気持ちで、極端な話、美味しいイサキが本命だったのも事実。
そう考えますと、自分で食べる分くらいのイサキは確保できたわけで、十分な釣果が得られたと言えないこともありません。
さらに、尾長狙いに関しましても、釣果こそ得られなかったものの、浮いてくる尾長らしき魚の姿も見え、ドキドキ、ワクワクできました。
元々、完全に想定外でした東のハナでの尾長狙いが、オプションでついてきたと思えば、むしろ、得した気分です。
また、取材の方々ともお会いできましたし、それ以外の方も、常連さんばかりで、これまた、僕にとっては、理想的な状況。
良い天気の中、大好きな磯で釣りが出来、今回の沖の島釣行も、当然の大満足!!です。


さて、次回の沖の島釣行は、水曜日の一ツバエ周りか、木曜日のノコバエ周り。
出船があるようなら、行きたいと思っていますが、釣行後に聞いた時点では、両日ともに予約なしの状況。
今回も、出船があったのは岡崎渡船さんのみ。
二並島周りの出船がなかったくらいですので、正直、不安です。
ただ、底物が好調ですし、ノコバエの方はともかく、一ツバエの方は、出船があるのではないかと。




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