沖の島釣行 373回目(2025年08回目)
2025年4月16日(水)
岡崎渡船
裸島船着き(二並島)
出船 04:30 納竿 13:30
乗船客15名
晴れ
最高 18.8℃ 最低 8.0℃(宿毛)
水温 ?
潮 上り/下り

もう4月中旬だというのに、1桁台前半の気温。
出船前の片島港は、冬かと思うくらいの寒さで、防寒用のウェアにした方がよいのではと思うくらいでした。
ただ、さすがに日中は暖かくなるだろうと、春用のウェアを選択したのですが、防寒用ウェアにしなくて正解。
9時くらいからは、かなり暖かくなり、昼間は、汗ばむような陽気に。
帰港後の片島港は、20℃をはるかに越えていましたし、こういう気温の差が大きいときは、いつも以上に疲れる気がします。

しかし、釣果が上向いてきません。
例年と比べ、水温が数度低くなっているからというのもあるのでしょうが、上物、底物、ルアーなど、全体的に、釣果は今ひとつの様子。
もちろん、よく釣れている日はあります。
ですが、それが継続されることが少なく、単発での釣果に終わっているということです。
そして、この4月中旬頃の釣果は、GW期間中のお客さんの数を左右する要素の一つ。
今年は、ここまで、悪天候などで、出船できなかった日が多かったと聞きますし、その分、GWの期間中は、お客さんがたくさん来て、盛り上がって欲しい所。
なので、この辺りで、良い釣果を上げて、PR出来たらと。
そう思っていたわけですが、当然のように、今回も、釣果での集客には、役立つことができませんでした。
もっとも、僕にそんなことを期待するだけ無駄とも言えるわけで、下手くそなことが知れ渡っている分、釣れなくても、マイナス要素になりにくいですから、当の本人は、あまり気にしていないという。
なお、今回は、いつも以上に何もなかったため、内容の薄い釣行記になっています。

あと、スマホのカメラが使えない状態になっており、再起動とかも面倒でしたので、9時過ぎまでは放置していました。
そのため、今回は、GoProからキャプチャした画像をメインに使っています。
でも、ちょうどよかったというのか、写真に残しておきたいような魚は1匹も釣れていません。
今回の一ツバエ周り、お客さんは、13人+2人の合計15人。
一ツバエ周りにしては多い方かなと思わないでもありませんが、15人のうちの7人がルアーのお客さんで、しかも、そのうちの5人の方は、堤防に上がられる5人組の方。
ルアーのお客さんが多いのが悪いわけではありませんし、それこそ、ルアーの方の場合、僕が上がりたいと思う磯と被る可能性が低いのも事実です。
ただ、僕がよく知っているルアーの常連さんは、ほんの数人の方だけ。
見たことがあるかなと思う方ですら少なく、基本的には、全く知らない人がほとんど。
初めての方とお話するのも悪くないとはいえ、知り合いの方にお会いすることを、沖の島釣行の楽しみの一つとしている僕にとって、ルアーの方が多い日というのは、少し残念な気持ちになることもある日。
この日も、知り合いの方は、わずかお二人だけで、そのうちのお一人が、友人(底物の名手)だったのは救いでしたが、少し物足りない気分になったことは否めません。
片島港を4:30に出航した船は、堤防にルアーの方を下ろしたあと、一ツバエに向かいます。
ここには、底物の友人が上がられることになっており、それなら、僕も便乗して、上げてもらうのも悪くないかなと。
というか、一ツバエは、ここ最近、調子が良い磯の一つ。
船長に打診してみるのも悪くないかなと思っていましたら、上物の二人組の方に声を掛けられ、その方々が、一ツバエに上がられることに。
そして、僕には、「柴田君、ちょっと待っといて。空いた所に行くから」と声が掛かります。
元々、今回は、船長任せのつもりで来ていましたし、全く問題ありません。
それに、他の方の渡礁をお手伝いしながら待っていましたら、最後の方で、「裸の船着きに行こうか」と。
これはまさかの展開。
裸島は、ここ最近、グレとイサキがよく釣れており、しかも、裸島の船着きは、春の時期に、大型尾長が良く釣れる磯。
さらに、青物の回遊も多く、ヒラスズキとか根魚とかの実績も高く、まさに、今回の僕にとって理想とも言える磯。
今回は、良い天気の日だったこともあり、ここが空くとは思っておらず、上げてもらいたい磯の中に入っていませんでしたが、正直、ここに上げてもらえるなら、一ツバエに上がれなかったのが、むしろ、ラッキーと思えるくらいです。

ということで、今回の磯は裸島の船着き。
よく上げてもらっている磯の一つで、今回で15回目の渡礁。
ただ、ここ最近は、上げてもらう機会が減っており、2022年9月以来。
上物ということでしたら、2021年の12月以来ということになります。
上がりたくなかったわけではありませんが、特に、この春の時期には人気のある磯の一つ。
極端な話、東のハナが空いていても、こちらを選択する方がおられるくらいですから、上がりたくても上がれなかったということです。

さて、ここに上げてもらったからには、尾長狙い。
といっても、尾長を狙って釣るような腕はありませんので、あくまで、尾長を狙っている気分になるというだけのこと。
そして、その中で、運良く、釣れてくれたらというのが、僕の尾長狙いです。
ただ、磯の周りには、たくさんの湧きグレ。
今回は、釣れるものなら何でもというスタイルできていますし、せっかくなら、狙ってみたいのも本音。
なので、取り敢えず、餌を撒いて、様子を見てから、どちらの仕掛けでいくか決めてみよう。
といった感じであれば、まだ釣れるチャンスがあったのかもしれませんが、僕が最初に持った竿は、尾長も、湧きグレも、まず間違いなくつれないであろう竿。
つまり、ルアーロッドです。
餌を撒いて状況を確認する前に、ルアータックルを準備し、ルアーを投げていました。

そして、これが、軽く投げてみる程度なら、まだマシだったのでしょうが、割と本気になってしまい、1時間以上投げ続けてしまい、おまけに、何も反応がなかったうという。
しかも、ルアーを投げている間に、磯の近くにいた湧きグレは、到底届かないような距離に移動していましたし、下りだった潮も、上り潮に。
自ら、釣れる可能性を狭めているようなもので、ただでさえ、釣れる可能性が低いのに、こんなので釣れるわけがありません。
下手なら下手なりに、せめて、釣れるような行動はしないと。
そして、いくら投げたくても、上物がメインの時には、ルアーは持ってくるべきではないのかも。
ということで、渡礁後、1時間以上が経過してから、ようやく、上物の準備に入るわけですが、幸い(?)なことに、湧きグレは遠くに離れてしまいましたので、尾長狙いの仕掛けを準備することに。
使う竿は、もちろん、マスターモデルⅡ尾長MH-50。
さらに、ポケットに入れてありました針、ウキなども、すべて尾長狙い用の物に交換します。
しかし、マスターモデルⅡ尾長に、BB-X TECNIUM
道糸とハリスは、ブラックストリーム。
ウキは、松山を使用し、針は、MシステムEX 尾長速攻
道具だけは一流で、腕は五流以下。
道具と腕との間に、これだけの差がある者も珍しいのではないかと。
もっとも、書いていますように、僕の尾長狙いの大半は、気持ち的なもの。
尾長狙いの道具を持って、尾長を狙っているという気分になれたら、それで楽しいのですが。
潮は、少し緩めの上り潮。
船着きの少し前を狙っていますと、掛かってきたのは、30cmちょいの極めて小さな尾長。

このあとも、2匹釣れたものの、いずれも35cm弱。
さすがの僕でも、このサイズでは、釣れたという気がしません。
ちなみに、小さい魚しか掛かってこないわけではなく、強烈なやつも、割と当たってきましたが、掛かってくるのは、これの少し先。

潮の向きの関係なのか、魚はすべて右側の方に走っていき、しかも、少し深めのタナで食ってきますので、全く獲れる気がしません。ほとんどが切られてしまい、獲れたのは、キツのみ

切られた魚の中に、尾長も混じっていたと思いますし、そう信じたいというのが本音ではあるものの、如何せん、尾長を釣った経験が極めて少ないため、当たり方とか、ひき方とかだけで、尾長かそうでないかの判断はできません。

そんな感じで、どうのこうの出来ていたのは、10時過ぎまで。
こんな魚が掛かってきた10時半頃からは、潮が動かなくなり、餌取りの姿すら見えなくなります。

湧きグレも姿を消しており、下手くそな僕には、打つ手がありません。
途中、何度か、ルアー(ワーム)を投げてみたりもしましたが、こちらも無反応。
何も釣れない時間が延々と続き、立ったまま寝そうになったことが、何度あったことか。
潮が動き始める気配もなく、目の前をエイが通過していった12時過ぎ、気持ちが切れてしまい、ギブアップ。

クーラーの中が空っぽのまま、片付けに入りました。
迎えまで、1時間半もあり、勿体ない気がしないでもありませんが、本当に釣れそうな気がしませんでしたし、それこそ、そういう時に道具を破損したりしても、悔しくてしかたないでしょうから、こういう選択もありなのかなと。

それに、ちょうど潮が引いていた時間でもあり、あちこちを歩いて回り、ルアーの時によく行っていた釣り座などにも足を運び、懐かしい気分になれました。
さらに、磯に引っかけて切れてしまっていたウキも回収できたという。

これだけでも約3000円ですから、ある意味、魚が釣れるよりも嬉しかったかも。

ということで、今回も、大撃沈。
尾長、口太はともかくとして、イサキも釣れないとは。
情けないのを通り越して、格好良さすら感じるくらいです。
しかし、いつになったら、尾長が釣れるのでしょうか。
尾長が釣れるようになる気はしませんが、ラッキーヒットすら起こる気がしません。
でも、楽しければ問題なしというのが、僕のスタイル。
今回も、良い天気のもと、尾長を狙った気分にはなれましたし、初めての方も含め、同船の方々と、たくさんお話もできました。
楽しい時間を過ごせたのはまちがいありませんので、今回の沖の島釣行も大満足です。

次回の予定は、水曜日の二並島周りか、木曜日の一ツバエ周り。
今のところ、水曜日は悪天候の予報ですから、行くとしたら、木曜日になる可能性の方が高そう。
ただ、まだ先ですし、天気もどうなるかも分かりませんので、もう少し様子をみてから、決めようと思います。