沖の島釣行 370回目(2025年05回目)


沖の島釣行 370回目(2025年05回目)

2025年3月07日(金)
岡崎渡船
一ツバエ(一ツバエ)
出船 05:15 納竿 14:00
乗船客 3名
晴れ
最高 11.9℃  最低 4.2℃(宿毛)
水温 ?℃
潮 下り


昨年12月18日以降、中20日、中14日、中21日、中10日と、釣行間隔が長くなることが続いていたのですが、今週は、無事に行くことができ、久しぶりの2週連続での釣行となりました。
ただ、無事に行くことができたとはいっても、火曜日から木曜日の出船はなく、予備日として考えていました金曜日に、ようやく行くことができたというのが現状で、しかも、最小人数での出船。
ついでに言いますと、前回の釣行が火曜日で、今回が金曜日だったため、中9日での釣行。
いつもの週一ペースという気はしていないのも事実。
尾長の活性が上がっていくのにあわせて、釣行のペースも上げていけたらいいかなと。
もっとも、尾長の活性が上がろうが、釣行の回数が増えようが、僕の腕が上がるわけではないですから、釣れる可能性の方は低いままなのでしょうが。


でも、二並島東のハナでの尾長狙いなんて、上手い人でも思うように釣れない釣り。
まぐれでも起こらないかなと、チャレンジしてきてみましたが、僕のような下手くそには、まぐれも起こらないというのがよく分かってきました。
もちろん、どんなに釣れなくても、東のハナでの尾長狙いは楽しく、ワクワク、ドキドキできますので、これからもチャンスがあるようなら、宝くじを買う感覚でやっていきたいですが、それだけに拘らず、口太狙い、イサキ狙いの日を増やし、さらには、ルアーとかキビナゴも含め、色々と楽しんでいこうと、そう思っている所です。



今回の一ツバエ周り、お客さんは、底物のお二人と僕の3人のみ。
前々日の夕方に、「柴田君と○○君なら~」ということで連絡が入り、その時点で3人。
当日までにいくらかでも増えてくれたらと、そう期待しながら、片島港に向かってみたものの、お客さんは増えておらず、3人のまま。
最少人数というより、出船がなくてもおかしくない人数での出船。
船長に対して、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ただ、その分、釣果を上げて、沖の島と岡崎渡船さんを宣伝できたらと。
まぁ、そう言って、実際に釣れた試しはないわけで、今回も、マイナスの宣伝をしただけ。
ですが、代わりに、同礁の底物の友人が、見事な釣果で、沖の島を宣伝してくれましたし、よかったとしておきましょう。


さて、片島港を出港したのが5時15分。
3月に入って、出船時間が早くなることをすっかり忘れており、気付いたのは出船の直前でした。
ですが、僕の場合、片島港に着いてすぐ、クーラーとバッカンだけは、船に積み込むようにしていますし、服も着替えてから仮眠をとるようにしています。
さらに、早い時でしたら、1時間以上前には、船に乗り込むようにしていますので、今回も、問題なく対応できました。
でも、こういうこともありますし、早めに行動するのは悪くないのかなと。


出港して約1時間、一ツバエに到着。
まずは、平バエの前に来て、ここに僕を上げて下さるようです。
ただ、今回は、出船前に、友人と話をし、一ツバエに上げてもらう話になっていましたので、それを船長に伝えます。
今も書きましたように、お客さんは3人のみ。
まとめてしまった方が、船長にとっても都合がよいのではないかと。
さらに、ここなら、釣れなくても磯代わりする可能性は低いわけで、弁当船の見回りも不要と伝え、底物のお二人と一緒に、一ツバエに上げてもらうことになりました。
もっとも、ここに上げてもらうことにしたのは、潮が上りで、釣れそうな気がしたからというのも大きいのですが。



ということで、今回の磯は、一ツバエ。
底物で有名な磯ですが、上物、ルアーなどでも実績が多数。
さらに、ここ最近こそ、あまり聞かなくなったものの、尾長も釣れる磯で、過去には60オーバーの尾長も。
まさに、名礁と呼ぶに相応しい磯で、僕も、大好きな磯の一つです。


今も書きましたように、ここはルアーでの実績も高く、ヒラスズキもよく釣れます。
今回は、ルアーも持ってきており、磯の周囲には、サラシもありますので、早速、準備をして。
が、その前に、シューズのソール交換。
一ツバエは、初心者の方でも大丈夫なくらい足場の良い磯で、ビブラムソールでも問題なのですが、それは、乾いている場合の話。
磯が濡れていますと、随所に、滑りやすい場所が出来てしまい、特に、僕が釣り座にします南向きの船着きは、かなり滑ります。
ということで、フェルトスパイクに交換。


でも、磯が濡れていることは、前日からの天気予報をみれば、容易に想像できるわけで、最初から、フェルトスパイクにしていてもよかったはず。
こういうのも、感覚がズレているということではないかと。
最近は、天気予報を見る頻度も低くなっていますし、干満の時間も頭に入っていないことが多くなっています。
釣果がどうのこうのだけでなく、安全面にも影響してくることですし、気を付けないと。


ソールの交換が済んだら、いよいよ釣り開始。
上物がメインになった今でも、ヒラスズキは釣りたい魚の一つですし、サラシの中にルアーを投げる時はワクワクします。
ゴン!とくるのに期待して、ルアーを投げてみるわけですが、残念ながら、反応なし。
また、水温が高くなってきたとはいえ、まだ17~18度。
モンツキが釣れる時期ではなさそうですし、沖向きの青物狙いも不発。
さすがに、この段階で、ワームとかを投げる気にはなれませんでしたので、30分程度で切りあげ、上物の準備に入るわけですが、ルアーを投げている時に、決定的なことに気付きます。
それは、潮が上りではなく、下りだということ。
釣りを開始する前から、薄々感じていましたが、やはり、下り潮だったようです。
先程、潮が上りで、釣れそうな気がしたと書いたのは、事前の情報からそうだと思い込んでいたというで、実際に見て決めたものではありません。
そして、帰港後に聞いたのですが、船長が、平バエに上げようとしてくれていた理由がこれだったようです。
一ツバエでの上物は、上り潮が本命。
下り潮でも釣れないことはないものの、潮の向き、速さなどによっては、釣りづらくなり、釣果も大きく変わってきます。
やはり、釣果を上げたければ、船長の指示に従うのが正解だと再認識させられました。
さらに、自分自身でも、潮を見る目をもっと鍛えていかないといけないなと。
もっとも、今回の渡礁時は、まだ薄暗くて判断しづらかったですし、それ以前に、ワクワクして、何も見ていなかったというのが正直な所ですが。



で、ここからは上物。
本命の潮ではないものの、魚影の濃い一ツバエ、きっとチャンスはあるはず。
というか、少なくとも、東のハナでの尾長狙いよりは、釣れる可能性が高いのは間違いありません。
この段階では確認できていませんでしたが、湧きグレの多い場所ですし、狙えそうな範囲にくれば、本気で狙ってみても面白そう。
また、前回持ち帰りましたイサキ(の一部)が思った以上に美味しくて、これも釣りたい魚の一つ。
潮の向きから、流していくことは出来ませんが、モンズマにも期待できるかも。
そんなことを考えながら、上物を始めた直後、底物の友人から声が上がります。
そちらを見てみますと、竿が曲がっており、どうやら、石鯛が掛かった模様。
しかも、かなりのサイズとのこと。
玉網を持っていた僕にヘルプの要請があり、掬った魚がこれ。


かなり大きな石鯛。


60cmをゆうに越えています。
この友人、本当によく釣る人で、今シーズンも、足摺で65.5cm、古満目で60.5cmを釣っているとのこと。
凄すぎ!
でも、僕が底物を始めようと思ったら、この友人の存在が非常に大きくなるのは間違いないと思います。

このビッグな釣果に刺激され、僕にも、グレが釣れるような気がしたのですが。
現実はそんなに甘いものではなく、掛かってくるのはキツのみ。
掛けても、掛けても、キツばかり。
まぁ、良い磯だろうが、良い状況だろうが、腕がなければどうしようもありません。
そして、そのキツも掛かってきていたのは、最初のうちだけ。
途中からは、反応がなくなり、磯際にも魚がほとんど見えません。
一ツバエは、餌取りとかキツとかも多い磯で、普段であれば、磯際に餌を撒きますと、たくさんの魚が寄ってくるのですが、今回は、たまに見えるだけ。
これが、潮が逆の状態ということでしょうか。


ということで、ここからは、何もない時間。
タナを深くしてみたり、狙う場所を変えてみたりと、色々してみますが、キツすら釣れません。
湧きグレも、いるのはいたのですが、かなり遠方で、しかも、風があったため、全く届かず。
さらに、風のせいで、後方から波を被ることがあり、寒くて仕方ありません。


ちなみに、これは、かなり穏やかになってからの写真。
風が強かった時間は、こんなものではありませんでした。



で、何も釣れない時間がしばらく続き、状況が変わってきたのは、12時半頃。
潮の向きが変わってきて、磯際にも魚が見え始めます。
大半がキツのように見えますが、何もない時間が長かったため、キツでもよいので竿を曲げたいという気持ちになり、見えているキツの中に仕掛けを入れてみますと、小さなグレが釣れました。


いや、小さなグレではなく、35cmを少し越えたくらいの相当小さいグレ。
魚の種類としては尾長ということになりますが、さすがの僕でも、これを釣って、尾長が釣れた!とは喜べません。
そして、この魚の処遇。
今回は、35cmくらいの魚でも持って帰るつもりだったものの、イサキなども含め、他の魚も釣れている上での35cmと、35cmの魚1匹だけというのでは、状況が違います。
なので、一旦、この生けすの中に入れておいて、釣りを再開することに。


どうやら、魚の活性が上がったようで、頻繁に当たりが出て、キツ、キツ、グレくらいのペースで、釣れてきます。
ただ、キツが大小様々であるのに対し、グレ(小さな尾長)は、固定したような同じサイズ。
3匹釣れましたが、三つ子かと思うくらい同じサイズ。


上から、56cm、56cm、57cmなら格好良いのですが、実際には、36cm、36cm、37cm
20cmずつ足りません。
なお、この魚、結局、持ち帰るのが面倒になって、すべてリリースしました。

そして、13時半頃から、再び、風が強くなってきて、しかも、朝のうちよりも強い風。
我慢できない風ではなかったものの、底物の友人は既に竿を片付けておられましたし、僕もやめて、早めに迎えを呼ぶことに。
こういうのも、一つの磯に集まったメリット(?)かも。



ということで、爆釣に期待した今回の一ツバエも、見事に撃沈。
釣れたのは、尾長とはとうてい呼べないような小さな魚だけ。
口太はもちろんのこと、イサキすら釣れませんでした。
ここまで、釣れないと、自分の下手くそさが格好良く思えてくるくらいです。
そして、途中にも書きましたように、釣りたければ、船長の言うことを聞くことだなと。
もっとも、船長がすすめて下さった平バエに上がっていたとして、僕が、その期待に応えられたかというと疑問ではあるのですが。
ただ、大好きな磯での釣り。
しかも、友人と一緒でしたし、もう一人の方も感じの良い方で、たくさんお話ができました。
楽しければ、釣れなくても問題なしというのが僕のスタイル。
今回の沖の島釣行も、当然、大満足!!です。


さて、次回は、水曜日から金曜日のどこかで行く予定にしていますが、今のところ、天気が微妙。
週の前半は、荒れ気味になりそうですし、雨の予報になっている日も多く、またしても、釣行に黄色信号といった所でしょうか。
ただ、そろそろ、ルアーのお客さんも動き出される頃だと思いますし、それこそ、友人が良い型の石鯛を釣ったことで、底物のお客さんも増えてくるはず。
どこかでは行けると信じて、準備をしておこうと思います。




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