沖の島釣行 368回目(2025年03回目)


沖の島釣行 368回目(2025年03回目)

2025年2月14日(金)
岡崎渡船
・東のハナ高場(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 5名
晴れ
最高 13.6℃  最低 3.6℃(宿毛)
水温 16.8℃
潮 上り/下り

3週間ぶりの沖の島。
夏の時期でしたら、2週行けないなんてことは珍しくないのですが、この時期は、毎週行けて当たり前のはず。
しかも、出船の可能性が高いであろう二並島周りの日を選んでいたわけですから、2週連続で釣行が中止になるというのは、完全に想定外でした。
ただ、そのためなのか、いつも以上に久しぶりな気がして、新鮮な感覚を味わえました。
さらに、行き帰りの運転も含め、非常に楽しくて、たまには釣行が飛ぶのも悪くないのかなと思ったくらいです。
とはいえ、今はシーズンの真っ只中。
毎週、予定通りに行けるのが一番。
来週以降も、無事に行けることに期待したいです。


さて、今回の釣行記ですが、本当に書く内容がありません。
釣るどころか、掛けてもいませんので。
いや、当たりすらなかったと。
もっとも、当たりがなかったというのは、僕が気付いていないだけであることが濃厚ですし、掛けることができなかったのは、僕の実力不足ということ。
また、これといったハプニングもなく、怪我はもちろんのこと、道具の破損・紛失などもありませんでした。
なので、正直な話、今回の釣行記はこれで終わりにしてもよいくらいなのですが、せっかく高場に上げてもらえたわけですし、一応、軽く書いておこうかなと。
ただ、いつものような時系列にはなっていませんし、本文も短かめで、写真も無関係なものを貼っていますので、ご了承下さい。


ここ最近、悪天候の日が続いており、出船がない日も多かったようで、岡崎渡船さんも、ほとんど出船されていない状況。
まぁ、先週は雪の日もありましたし、それこそ、高速道路が通行止めになりますと、県外からは行きづらくなります。
実際、僕自身も、仮に出船があったとして、下道を通ってまで行ったかというと、正直、行っていないだろうなというのが本音。
高速道路の通行止めに関しましては、通行止めになる基準が厳しい気もしますし、冬用タイヤ規制にしてくれたらと思わないでもありませんが、安全に走行できるということが大前提ですので、仕方がないのかなと。
また、釣行の前日の沖の島は、25m超の大風。
そして、この日も。11~13mくらいの風が残る予報。
ちなみに、この時期の沖の島では、この程度の風なら珍しくありませんし、むしろ穏やかな日といってもよいくらい。
しかも、沖の島には、北~北西風に強い磯も多く、この程度の風であれば、皆さん、普通に来られるわけですが、それはお客さんが多かった頃の話。
ガソリン代、餌代などが高くなったことに加え、今年は例年以上に不調な年。
この程度の風であっても、足が遠のいてしまうようで、この日の片島港はガラガラ。


着いた時の車の少なさにびっくりしたくらいです。
また、岡崎渡船さんのお客さんもわずか5人。
しかも、そのうちのお二人は、他船から回ってこられた方。
つまり、実質3人だったということ。
この時期の二並島の日で、さすがにこれは酷すぎます。
なお、お客さんが少ない件につきましては、後日改めて書くつもりです。



5時半過ぎに出港した船は、約1時間で沖の島に到着。
今も書きましたように、お客さんは、全部で5名。
他船から回ってこられたお二人の方は、一ツバエを希望されているお客さん。
また、岡崎渡船の僕以外のお二人は、低場を希望とのこと。
ついでに言いますと、おそらく、(56歳の)僕が最年少。
つまり、高場に上がろうとされるお客さんは、他にいらっしゃらないということ。
なので、聞くまでもなく、高場に船が着き、「柴田君、行こうか」と。


ということで、今回の磯は、二並島東のハナ高場。
しかも、一人での渡礁。
この時期は、高場に上がること自体が困難なはずが、運がよければ、こういうこともあるということ。
実際、昨年の2月にも、一人で高場に上げてもらっています。
これが誕生月キャンペーンの特典ということでしょうか。
出来れば、釣果という形での特典が欲しかった所ですが、ここからは自力で何とかするしかありません。
その自力というのが、下手くそな僕には、難しいという。
僕でも釣れるような、高活性状態だったらよいのですが。
それと、東のハナの高場に一人というのは贅沢な話ではあるものの、それが果たしてよいことなのかは何とも。


で、東のハナの高場に上がり、荷物を移動。
この磯も、今回で実に48回目。
まったくと言ってもよいくらい釣っていませんが、これだけ上がっていますと、磯の上の移動はお手の物。
ロープを掴まなくても、荷物を運べるくらいです。
もっとも、そういう油断が危険なわけで、慣れていても、細心の注意を払って、慎重に荷物を運びます。
こんな水温の低い時期に落ちたら洒落になりませんので。


そして、荷物を運び終わったら、早速の餌撒き。
最初は、北東の先端を釣り座にしてみます。
今、一人で高場に上がるのがよいことなのかと書きましたが、まさにこれなんです。
荷物の運搬は一人でできますので、全く問題ありません。
魚の取り込みにつきましても、9mの玉の柄も持っていますので、何とかなるはず。
というか、そもそも、掛けるまでが難しいわけで、僕の場合、取り込みの心配をする機会なんてそうそうありません。
ただ、他に誰もいなくて、餌を一人で撒かないといけないというのが、とにかく厄介。
東のハナの高場の場合、船着きから北東側まで、複数の釣り座があり、尾長が見える場所は日によって違います。
さらに言いますと、その日のうちでも、潮の向きや速さなどによって、頻繁に変わることも珍しくありません。
潮が読めて、ここでの尾長の狙い方も熟知しておられるような上級者の方であれば、状況にあわせて釣り座を変えられる状態というのは好都合なのでしょうが、僕のような下手くその場合、釣り座を固定してあった方が楽なのも事実。
もちろん、ここだと決め打ちして、その場所を徹底的に攻める手もあるのでしょうが、魚が見えなかったら、他の場所が気になってきますし、優柔不断なことに加え、自分のしていることに自信が持てていませんから、頻繁に移動を繰り返してしまうわけです。
また、一人で餌を撒かないといけないわけで、餌が足りるかどうかという心配も。
今回持ってきた餌は、赤アミ8枚とボイル2枚、それに前回余っていました0.5枚分くらいを追加したもの。
普段であれば、東のハナでであっても、余ることが多いくらいなのですが、一人で撒くとなれば、少し不安のある量。
実際、13時過ぎには、完全に撒ききりましたので。
もっとも、これは餌の撒き方にも問題があるわけで、撒いても無駄な時間、撒いても無駄な場所が分かっていない僕に原因があるのでしょうが。


さて、本題の今回の釣りに関する内容。
ただ、最初にも書きましたように、本当に何もありませんでした。
朝のうちこそ、潮が動いていたこともあり、魚は見えていたものの、時間が経つにつれ、段々と深くなっていき、弁当船の後からは、全く見えない状態に。
潮もあまり動いておらず、撒いた餌がほぼ真下に沈んでいくような時も。
さらに、磯の周りには、これがたくさん。


クラゲの仲間でしょうか。
これがいる状態がどうなのかは分かりませんが、あまり良さそうな状況でない気がします。
実際、餌を撒いても魚が見えてきませんし、深く沈めてみても、魚からの反応はありません。
こんな時間が延々と続き、昼過ぎに、潮が変わったタイミングで、わずかな時間魚が見えていましたが、そこで何とかできるような腕は持ち合わせておらず、さらに言いますと、ここで見えていた魚の大半はキツ。
尾長も混じっているようでしたが、少なくとも、ほとんどが尾長という状況ではなかったように思います。
なお、朝のうちに見えていたのは、尾長が中心だったのではないかと。
ただ、少し深めだったこともありますし、魚の動きをよく見てからという話を聞いたばかりでもありましたので、それで結構な時間を使ってしまい、魚が見えている時に仕掛けを入れていた時間は長くありませんでした。
魚が浮いてくる状態も作れませんでしたし、こんなことなら、最初から深いタナで狙っていった方がチャンスがあったかも。
まぁ、済んだ後ではどうしようもないわけで、こういった判断力も重要なのでしょう。
で、当然のように、尾長は掛けるはもちろん、尾長の当たりを感じることすらないまま終了。
釣れたのは、数匹のイサキのみ


キツとか餌取りすら釣っていません。
また、あまりにも釣れないため、卑怯とは思いつつ、太いハリスで、磯際を攻めてみましたが、こちらも無反応。
普段でしたら、尾長かどうかはともかく、強烈な何かが食ってくるような場所。
沈めてみても、餌はついたまま。
ちなみに、海中映像には、色々な魚が映っており、その中には、尾長の姿も。
ただ、潮なのか、僕の狙い方なのか、魚が食ってくることはなかったということです。


あと、一度だけ、竿が大きく曲がりましたが、これは、上物の竿で取り込むのが困難な魚。
いや、魚ではないやつ。
早い話、カメというやつです。
仕掛けの側によってきたので、回収しようとしましたら、甲羅に引っ掛かってしまいました。
幸い、ウキは回収できましたが、こんなのでロストしていたら、洒落にならなかったかなと。


ということで、今回の尾長チャレンジも見事に撃沈。
東のハナでの尾長狙いが難しいことは分かっていますし、僕の腕では、釣り上げるのが相当困難なのも知っています。
ただ、チャンスくらいはあってもとよいかな思っていたのも事実。
今回は、そのチャンスすら作れず、完全な敗北となりました。
途中にも書きましたように、今回が48回目の東のハナの高場。
大型尾長の実績が高い超一級磯でも、僕にかかればただの磯。
いや、磯ですらない状況。
ここまでに、高場で釣った尾長は、35cmくらいのをあわせましても、ほんの数匹。
率にしますと、ピッチャーの打率くらいでしょうか。
さらに言いますと、完投勝利目前の8回裏二死ランナーなしで打順が回ってきたピッチャーの打率くらい。
ホームベースから離れた位置に立って、投げられるボールを見送るだけ。
それが、僕のここでの尾長狙いということです。
もっとも、打つ気がなくて、バットを振らないのと、釣る気満々で、竿を曲げられないのは大きく違うのですが。
でも、夢のある場所というのは間違いないわけで、ここで釣りができただけでも十分。
天気もよく、久しぶりの沖の島釣行は、大満足といってもよいでしょう。


来週の沖の島釣行は、火曜日の二並島周りか、木曜日のノコバエ周り。
魚が釣れる可能性ということなら、木曜日。
風裏で快適に釣りをするということでも、木曜日。
また、火曜日なら中3日での釣行。
普段でもきつい中3日での釣行を、この時期に強行することは可能なのか。
しかも、火曜日に行く場合、日程の調整も必要になります。
なので、日程面を考えましても、木曜日の方。
というか、今回の釣行で、さすがの僕でも、少しダメージを受けている状況。
もちろん、これからも、東のハナでの尾長にはチャレンジしていくつもりですが、他の磯回りでの釣行も増やしていこうかなと。
そういう意味でも、次回は、二並島周りを避けようと思っており、火曜日の二並島周りという選択は極めて低いと思います。
ただ、二並島周り以外の日の場合、出船の心配が出てくるのも事実で、来週は、再び寒波という予報にもなっていますので、出船があるかは少し不安。
また、釣りに行くためには、予定の仕事が済んでいることも条件ですし、まずはそれを片付けてしまわないと。




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