沖の島釣行 365回目(2024年35回目)
2024年12月18日(水)
岡崎渡船/三ノ瀬
・三ノ瀬2番ウラ(三ノ瀬)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 4名
曇り
最高 11.3℃ 最低 5.5℃(宿毛)
水温 20.1℃
潮 下り/上り
今回は、とにかく寒い釣行でした。
宿毛に向かう途中の外気温表示は、先週よりも高いくらいでしたが、片島港に着いて、荷物を積み込もうと車のドアを開けた瞬間、今シーズン一番であろう冷気が入ってきて、慌ててドアを閉めたくらいです。
また、磯に上がってからは、ずっと曇天で晴れ間が覗かず、それに加えて10mを越える風。
飛沫を浴び続けたこともあって、気温以上に寒く感じましたし、途中には、雨が降っていた時間も。
そういうわけで、寒さとの戦いでもあったわけですが、身体よりも寒かったのが心の方。
あまりにも釣れなくて、体感気温を1~2度、いや、10度くらい下げていた気がします。
いくら釣れないことに慣れているといっても、ここまで釣れませんと、気持ちが凍り付いてしまいそうです。
もっとも、釣れなくても楽しいですし、僕くらいになれば、釣れないこと自体も楽しめてしまうという。
今回の三ノ瀬周り、お客さんは全部で4名。
三ノ瀬周辺は尾長が狙える磯も多く、口太の数釣りに期待できる磯もあります。
さらに、現在は北西風の風裏になる姫島南とセットになっており、人気のある磯周りのはずなのですが、この人数というのは寂しい限りです。
また、翌日の二並島周りも、昨日聞いた時点では出船が決まっていないとのこと。
世間一般には、年末の忙しい時期ですし、ある程度は仕方ないとはいえ、もっと盛り上がって欲しいというのが本音。
そのためにも、釣果で貢献したい所ですが、僕には荷が重すぎます。
少し遅めに出港した船は、約1時間で三ノ瀬に到着。
今回は、風が強い予報になっていたため、風裏になる姫島に行くのだろうと思っていましたし、一応、そのつもりで、ルアーなども準備してきていました。
ただ、姫島に向かう前に、三ノ瀬の前で一旦止まり、「柴田君、三ノ瀬行く?」「姫の方がよければそっちに行くけど」と声が掛かります。
ここ最近、三ノ瀬2番での釣果は全くと言ってよいほど聞いていません。
というか、そもそも、三ノ瀬周辺の磯が使われること自体が極めて少なく、情報がほとんどないのが現状。
大型尾長の実績が多数の超一級磯とはいえ、昨シーズンの状況から考えましても、キツだらけであることが容易に想像できます。
60cmなどといった夢のようなことを考えなければ、尾長でも、姫島の方が期待できるかもしれません。
また、ここしますと、モンズマの釣果にはほぼ期待できませんし、ルアーでも期待度が高いのは姫島の方。
さらに、三ノ瀬2番のウラも、ダツが多い場所。
前回の釣行で、ダツには酷い目に遭わされていますから、これも気になります。
風裏ということも考えますと、姫島の方が無難なのは明らか。
ですが、この三ノ瀬2番ウラは、なかなか上がる機会の少ない磯。
そして、釣果が少ないといっても、昨シーズンも60cm超の尾長が釣れており、夢のある磯であることは間違いありません。
実際に釣り上げる腕のない僕にとって、如何に尾長狙いの気持ちになれるかが重要なわけで、そうなりますと、答えは明らか。
三ノ瀬2番に上げてもらうことにしました。
ということで、今回の磯は、三ノ瀬2番ウラ。
前に上げてもらったのが、昨年の4月27日ですから、久しぶりの渡礁です。
ちなみに、この磯の船着き前はゴツゴツしていて、滑りやすい場所もあるため、今回のように、暗い中での渡礁には危険が伴います。
一人では難しかったと思いますので、手伝って頂いて助かりました。
さて、ここに上げてもらったからには、もちろん尾長狙い!
ただ、磯に上がった時はまだ薄暗い状態。
以前、暗い中で準備をしていて竿先を折ってしまったことがあり、それ以来、はっきりと見えるようになるまで準備をしないようにしています。
なので、明るくなるのを待ってもよかったのですが、せっかくならと、ルアーを投げてみることに。
ルアーなら少々薄暗くても準備ができますし、潮の流れを確認する意味も込めて、投げてみようかなと。
というか、単純にルアーを投げたかっただけ。
この周辺は、ヒラスズキの実績が高い場所。
さらに、ほとんどがフカセによるものとはいえ、冬場にヒラマサが釣れることもあります。
あわよくばという気持ちで、ルアーを投げてみるわけですが、この時点で尾長狙い失格。
仕掛けの準備ができなくても、やるべきことは他にもあるはずですし、そもそも、沖の島で尾長を釣ろうと思えば、余計なことを考えず、尾長だけを狙うくらいの心構えが必要なはず。
こういう部分も、僕が釣れない原因なのではないかと。
なお、ルアーにつきましては、オモテの方に回って、投げてみたものの、一度何かが追ってきただけで、ヒットには至らず。
逆に、ルアーが岩にヒットし、真っ二つになったため、約15分で撤退しました。
で、ここからは、尾長狙い。
使う竿はマスターモデルⅡ尾長、ウキは松山、そして、針はこれ!
新しく発売された針を、、来る途中に買ってきました。
割と高価な針で、気軽に使えないのが難点ですが、腕のなさをいくらかでも補ってくれるのであれば、むしろ安いとも言えます。
また、結び方につきましては、パッケージの裏側に記載してありますし、着いてから、車の中で動画も観ましたので、おそらく大丈夫。
なので、これを使って尾長を。
もっとも、普通の人の半分以下、いや10分の1以下の腕しかない僕が使っても効果があるのか。
腕のなさを補ってくれるならと書きましたが、逆に、釣れなくなったりしないのか。
まぁ、僕の場合、これ以上釣れなくなる心配もありませんし、そこは気にしなくてよいのかも。
そして、今回の問題は、そんなことではなく。針自体がないこと。
買ってきた針は、ダッシュボードに置いたまま。
せっかく買ってきて、結び方まで予習したのに、なければ使えません。
こういうのも、釣れない原因のひとつなのでしょう。
しかも、釣りの技術ならともかく、こんなミスをしているようでは、尾長なんて、いつまで経っても釣れない気がします。
ということで、いつもの針で釣り開始。
今回の釣り座は、北側の先端(船着き)。
三ノ瀬2番ウラは、北西風の風裏になる磯で、荷物をそのまま置いていても大丈夫なくらいなのですが、この先端は、まともに吹き付けてきます。
ただ、ここの場合、荒れた日の方が釣果が出ることも多く、それこそ、僕のような下手くそでも、間違いが起こりやすいはず。
そう信じて、ここで尾長を狙っていくものの、間違いなんてそうそう起こるものではありません。
竿を曲げてくれるのは、キツばかり。
大、中、小
色々なサイズのキツがガンガン掛かってきます。
朝のうち、底の方に魚の影が見えており、尾長かと期待してみましたが、尾長ではなくキツだったのではないかと。
もちろん、朝見えていた魚は尾長だったかもしれませんし、仮にキツだらけだったとしても、尾長が混じっていた可能性も否定は出来ません。
ただ、少なくとも、僕に釣れるのはキツだということ。
一応、30~35cmくらいの魚は何匹か釣れましたが、堂々と尾長と呼べるようなものではなく、しかも、狙って釣ったわけではなく、たまたま掛かってきたもの。
ちなみに、そのうちの1匹を釣ったとき
抜き上げて、
針を外そうとしましたら、その前にポロッ
海に落ちたならともかく、岩の間に落ちたため、放置するわけにいかず、下に降りて
岩の隙間から
無事に回収
少し傷つけてしまいましたが、無事にリリースできました。
そして、その際、水溜まりで、こんなのを発見。
ウツボです。
これがどう猛なやつなのかは分かりませんが、迂闊に手を突っ込んだりしたら危ないはず。
気を付けないと。
あとは、強烈なやつに数回切られたくらい。
キツとは違う感触でしたが、海中映像にはたくさんのサンノジも映っていましたし、タマメもいました。
それこそ、一番積極的に餌を食い上がってきていたのはタマメでしたし、その可能性も十分あると思います。
ただ、切られたのが尾長であろうが、それ以外の魚であろうが、取り込めなければ同じかなと。
それと、モンツキ。
途中、ルアーの竿を片付けようと思った際、最後に投げてみようと思い、ブレード系のルアーを投げてみましたら、これが掛かりました。
12月にモンツキを釣ったのは初めてです。
ということで、今回も大撃沈。
一体いつになったら釣れるのか。
身分不相応な尾長狙いをしているのが悪いのは分かっていますが、モンズマとか口太とかを狙いにいったからといって釣れるわけではありません。
また、これだけやって上手くならないのであれば、上達する見込みもありませんし、たまにやってくるラッキーな日を待つしかないというのが現状。
そうなりますと、竿とかウキとか針とかの道具で腕のなさをカバーするというのも意味がないわけで、水晶玉とかラッキーストーンとかを買った方がよいのではと思えてくるくらいです。
ただ、釣れなくても楽しいのが僕の沖の島釣行。
今回も、三ノ瀬2番ウラという一級磯に一人で上げてもらい、尾長狙いの気持ちにはなれましたので、それで十分。
大満足の釣行となりました。
さて、次回の沖の島釣行は24日の二並島周り。
冬期講習の直前ということもあり、日程の変更が非常に難しくなっていますし、年末年始も授業を入れてありますので、次に行けるのは、年明けの8日以降。
そのため、この日に行けなければ、自動的に、今回がラストということになります。
最後は釣って終わりたいとかそういうのはありませんが、釣り納めにするにはまだ少し早いかなというのが本音です。
ちなみに、昨日聞いた時点では出船が決まっているとのこと。
なので、行こうと思えば行けるのですが、せっかく行くのであれば、尾長狙いをしたいという気持ちもあり、尾長狙いの磯に上がれるチャンスがなさそうなら、行かないかもしれません。
ただ、いずれにせよ、まだ数日ありますし、天候とか仕事の進捗状況とかとあわせまして、直前に決めようと思っています。