沖の島釣行 362回目(2024年32回目)
2024年11月29日(金)
岡崎渡船/二並島
・東の1番(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 11名
晴れ時々曇り
最高 14.7℃ 最低 10.7℃(宿毛)
水温 23℃台
潮 下り
今回は、とにかく寒い釣行でした。
そこで、釣れていれば、多少なりとも寒さが和らいだのかもしれませんが、釣果も極寒で、より寒さが強まったという。
というわけで、寒さと、それから来る精神的なダメージにより、いつも以上に疲れました。
今日は土曜日ですし、早めに起きて、釣行記を書いてしまおうと、最初に目が覚めたのは6時過ぎ。
ただ、身体が重く、起き上がることができず、そこから寝たり起きたりの繰り返し。
先に今日の授業の準備を済ませてしまったこともあり、釣行記を書き始めたのは10時
そのため、今回の釣行記も、かなり簡単に書いています。
もっとも、釣行記が短くなった一番の原因は、書くような内容がなかったことなのですが。
今回の二並島周り。
前々日の夕方の時点では、僕を含めて3人とのことでしたが、行ってみましたら11人まで増えていました。
確かに、前日に一気に増えるのはここ最近のパターン。
ただ、今回は、北西風が強い予報になっていましたし、サイトによっては雨マークもついており、あまり増えないかもと思っていましたので、少しびっくり。
確かに、少人数での出船は心苦しい面もありますし、知り合いの方とお会いできるのも沖の島釣行の楽しみですから、普段であれば喜ぶような状況。
ですが、今回は、増えていた8名の方が全て知らない方。
しかも、上物の3人組の方がおられたのは想定外。
さすがに、前回のような低場に一人という状況は難しいとして、低場の端っこか、高場の船着きにも差し込んでもらえらたらと、そう期待して出掛けてきた分、がっくりです。
ということで、今回上げてもらうことになったのが、東の1番。
尾長狙いということなら、裸島という手もあったのですが、この日は、そこそこ(15m前後)の北西風が吹いており、船着きならともかく、ハナレの方はまともに風を受けます。
頑張れば(我慢すれば)出来ないこともないでしょうし、それこそ、尾長狙いをしていきたければ、こういう状況は避けられません。
また、いざという時のためにルアーも持ってきており、ルアーを投げるなら裸島の方が面白いのは間違いないわけで、風を覚悟でチャレンジしてみようかと思ったのも事実ですが、船長のおすすめは東の1番。
というのが、前日に、高場の北の地向きで、大型の尾長が見えていたとの情報が入っており、北の地向きに位置している東の1番でもチャンスがあるのではということ。
さらに、この情報源は、本物の尾長ハンターからのもの。
あまり来られない方からの情報の場合、キツの見間違いも否定はできず、半信半疑といったことも珍しくありません。
ですが、今回の情報はかなり信憑性が高く、それならと、最終的には、自分でこちらを選択しました。
ちなみに、この東の1番。
見ての通り、東のハナの高場のすぐ近くに位置しており、ここでの尾長の実績もたくさんあります。
ただ、潮の向きなどによっては、かなり厳しい状況になることがあるのも事実。
大抵の磯は、本命の潮があるにせよ、本命の潮でなくても、それなりにチャンスがあることが多いのですが、ここは本命の潮でなければ、かなり残念なことになるとのことで、それが、この磯があまり使われない理由の一つではないのかなと。
そして、この日の潮は、本命の潮。
ではなく、本命の潮を待つ潮。
流れている下りの潮の向きが変わってくれば、チャンスが訪れるかもしれませんが、この時点では、あまり釣れそうな雰囲気を感じません。
実際、餌を撒いてみても、尾長どころか、キツすら見えてこず、底の方で、小さめの餌取りがちらちら見える程度。
元々、魚が多い場所ではないものの、これはさすがに酷すぎかも。
もっとも、後になって分かるのですが、魚はいましたし、その中に尾長も。
僕が見落としていたのか、餌の撒き方が悪かったのか。
いずれにせよ、魚が見えないことで、やる気が一気に落ちてしまい、上物を後回しにして、ルアーから始めることを選択。
いくら水温が高めとはいえ、もう11月の後半。
あまり期待できそうにありませんが、それでも、潮がなくて、魚が見えていない海に仕掛けを入れるよりはマシかなと、ルアーを投げてみますと、この魚が連発。
ほぼ一投一匹のペースで掛かってきます。
干物にすると美味しい魚。
数匹だけでも持ち帰ろうかと思ってみたものの、帰ってからの手間を増やすだけですし、それに、こんなものをキープしてしまいますと、何を狙いにきたのか分からなくなりそうで、止めておくことにしました。
なので、少しの間、小刻みな引きを楽しんだ後、ルアーは一旦終了。
そして、ここからは、上物。
今も書きましたように、魚は見えていません。
潮も本命の潮ではありませんが、僕の場合、尾長を狙っているという気分になれるかどうかが大きいのも事実。
マスターモデルⅡ尾長をはじめとする、いつもの道具類を準備。
ただ、魚が見えていないということで、ハリスはいつもよりも長めの2ヒロからスタート。
魚が見えてきたら短くしようと、そう思いながら釣りを開始するものの、魚も見えてきませんし、深いところを攻めてみても、一向に反応なし。
餌も残ったままで、結局、当すらないまま、弁当船の時間を迎えます。
しかし、東のハナの高場、低場の方では、キツが多かったものの、尾長も見えていたようですし、何度か当たりもあったとのこと。
すぐ近くの磯で、こうも違うものなのか。
ここは、いくら餌を撒いてみても、キツすら見えてこなかったですし、餌取りもちらちら見えた程度。
地形、潮が如何に重要かを改めて感じました。
なお、弁当船での磯代わりはなし。
北西風が弱くなる気配もなく、尾長が狙える磯で、磯代わりできるような磯もありませんし、しかも、前日に大型の尾長が見えたというのも、昼頃からだったようですから、潮が変わってくれることに期待して、ここで続行することに。
あと、東のハナ向きにあるこの釣り座。
潮位が低い時しか渡礁できず、これまでにここで釣りをしたことはありませんが、船長の話では、ここで釣りをする人が多いとのこと。
ここから潮位が下がってきて、ここに移動できれば、高場の方向を狙うこともできるはず。
それこそ、前日見えていたという70cmクラスの大型尾長を。
いやいや、僕でも取り込めそうなサイズが掛かってくれたら。
そう思って、10時半頃に、この釣り座に移動してみるわけですが、これがなかなか厄介。
行く時はまだマシではあるものの、戻る時がなかなか大変。
こう見ますと、一見簡単そうに感じますが、波が来るとこの状態。
波のタイミングを見てということなのでしょうが、ほぼ常に波が来ており、基本的にはこの間を飛ばないといけないということ。
ロッドホルダーだけ持って飛んでみて、割とギリギリでしたので、餌の入ったバッカンを持って飛ぶには、室伏広治さん並みの身体能力が必要。
まぁ、それは冗談として、体力のない僕には難しそう。
万が一にでも落ちてしまいますと、濡れるだけでなく、大けが、場合によってはそれより酷い事になる可能性も否定はできません。
釣りは、釣果よりも安全が優先。
止めておくことにしました。
でも、今も書きましたが、船長の話では、ここで釣りをされる方が多いとのことで、みなさんの身体能力の高さと、僕の身体能力のなさを感じた次第です。
ということで、元の足場で釣りを続けるわけですが、餌取り以外の釣果はなし。
キツすら釣れませんでした。
ただ、それでも、強烈な当たりが5回。
すべて切られてしまいましたが、もしかしたら、その中に、尾長が混じっていたかも。
帰ってから確認しました海中映像に、口太混じりで尾長の姿も映っていましたので。
ただ、掛かったのは、表側ではなく、裏側。
こちらの浅い方ということ。
海の中はこんな感じになっています。
これの底付近で掛かりますので、僕の腕では、取り込むことが出来ませんでした。
せめて、表層付近まで浮いてきてくれていたら。
いや、それでも難しかったはず。
こういう場所で尾長を取り込むには、まぐれでというわけにはいきにくいでしょうし、相当腕を磨かないといけないようです。
というか、僕には無理かも。
なお、ルアーで翌日に食べる分の魚は確保できました。
上物の合間に、ワームで底付近を狙ってみましたら、そこそこ掛かってきましたので、根魚狙いならまだいけるのかも。
これが釣れてくれたおかげで、ボウズを回避。
そう言いたい所ですが、上物の釣果がゼロだったのは事実で、情けない限りです。
ということで、今回も見事に撃沈。
今も書きましたように、磯の上からは(僕の目からは)魚が見えていなかったものの、海中に魚はいましたし、僕の餌の撒き方が悪かった可能性も否定はできません。
本命の潮になることもなく、状況が今ひとつだったとして、釣れなかったのは、あくまで僕の腕のなさが原因。
いつもながら、情けない限りです。
そして、最初にも書きましたように、とにかく寒い1日でした。
気温も低かったですし、風があったため、それ以上に寒く感じ、さらに、この壁のせいで、晴れているのに、僕の磯は日陰になっていたという。
寒くて仕方なかったのですが、一番の原因は釣れなかったことでしょう。
釣れていれば、いや、せめて、尾長が見えていてくれたら、寒さなんて感じなかったはず。
次回は、そういう展開に期待したい所です。
でも、怪我などもなかったですし、高場に上がられていたお二人は、よく知っている常連さん。
楽しい1日だったのは間違いありませんので、今回の沖の島釣行も大満足です。
次回の沖の島釣行は、水曜日の二並島周り。
ただ、それは尾長狙いの磯に上がれる可能性がある場合の話。
これまでは、上がれたらラッキーくらいの気持ちで通っていましたが、餌代などが高くなっていることに加え、今は仕事がたくさんあって、しかも、それが楽しい時期ですから、無理してまで行く必要はないかなと。
なので、前日の午後に聞いてみて、尾長狙いの磯が難しいようであれば、他の日に変更するか、場合によっては、この週の釣行を見送るかもしれません。
もっとも、そんな事を思うのは、釣行後の疲れている状態だからというのも間違いないわけで、明日以降、疲れが取れてくれば、状況に関係なく、行きたくなる可能性も高そうですが。
ということで、取り敢えず、いつでも行けるように準備しておきます。