沖の島釣行 361回目(2024年31回目)
2024年11月20日(水)
岡崎渡船/一ツバエ
・東のハナ低場(二並島)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 8名
晴れ
最高 19.9℃ 最低 11.8℃(宿毛)
水温 24.2℃台
潮 上り/下り
上物のシーズンに入ったとはいえ、まだ11月。
始動されていない方も多い時期ですし、大賑わいというのは難しいとしても、さすがに、二並島周りの日であれば、出船があると思っていました。
なので、急遽、予定を変更し、一ツバエ周りの日に行ってきたわけですが、8名のお客さんのうち5名がルアーの方。
さらに、この日の二並島周りの当番船の出船もない状況。
賑わってくるのは、もう少し先になりそうな感じです。
ただ、釣れ始めたということになれば、一気にお客さんが増えてくるはずで、実際、尾長が釣れています鵜来島の方では、この日も結構なお客さんだったとのこと。
沖の島も、そういう状況になって欲しいものですが、そのためには、僕も釣果を上げて、貢献しないと。
そう思って臨んだ今回でしたが、当然のように釣れず、貢献度はゼロ。
僕の場合、釣れないことが通常状態ですので、釣れなくてもマイナスイメージがないのは幸いとして、なかなかプラスに出来ないのが残念です。
5:30に出港した船は、約50分で二並島に到着。
途中、船が揺れていましたので、うねりが心配でしたが、この周辺は問題なく使えそう。
で、まずは、二並島の当番船から回ってこられたお一人の方が高場に渡礁され、それを手伝った後、「柴田君、低場行こうか」と声が掛かります。
最初にも書きましたように、この日の一ツバエ周りは、一ツバエ周辺の磯に上がりたくて選んだものではなく、出船があるのがこの日だけだったため、仕方なく選んだもの。
出来れば尾長狙いをしたいというのが本音で、朝の段階で、そのことを船長に伝えていました。
幸い、この日は、他に尾長狙いの方がおられず、僕的には幸運と言えるのですが、お客さんが多い時なら考えにくい状況でもあるわけで、少し複雑な気分なのも事実です。
なお、二並島周辺の磯に上がるのは、高場の方と僕のみ。
そのため、渡礁後に船長か「柴田君、ずっとここでやるよね。迎えは14時半」と伝えられます。
つまり、弁当船の見回りがないということ。
もちろん、僕自身、波とかで危険な状況になるのならともかく、尾長が見えようが見えまいが、磯代わりをするつもりはなく、全く問題ありません。
ここで、やり切るつもりです。
もっとも、尾長が見えるか見えないかなら、見えてくれた方がよいのですが。
ということで、今回の磯は、二並島の東のハナ低場。
沖の島の中で、一番好きな磯です。
取り敢えず、渡礁した直後は、まだ薄暗い状態で、こういう時に仕掛けの準備をしてもろくなことになりませんので、使わない荷物をを高い方に運んだりしながら、時間を潰し、はっきりと見えるようになってから釣りを開始しします。
果たして、尾長は見えてくれるのか。
1週間前に上がった時はキツしか見えませんでしたが、その日の前日には朝の1時間だけ尾長が見えていたとも聞いており、ワクワク、ドキドキしながら餌を撒いてみますと、すぐに、かなりの数の魚が食い上がってきます。
そして、中には、身体の半分くらいを海面から出すようにして餌を食っているものもいて、魚の活性は高そう。
これなら僕にでも奇跡が起こるかも。
そう思えるような状況なのですが、それは、尾長ならばの話。
見えている魚は、どう見ても、すべてキツ。
尾長と確信できる魚はもちろんのこと、尾長らしき魚の姿も見えず、ほぼキツと断言できるような魚ばかり。
尾長をまともに釣ったことがない僕が言っても信憑性がないと思われるかもしれませんが、東のハナは、高場も含め、相当な回数上げてもらっており、尾長がよく見えている日、尾長が全く見えない日など色々と経験しています。
尾長を釣る腕は素人以下だとしても、尾長とキツの判別は、人並みには出来るはず。
しかも、海面までの距離がある高場ならともかく、低場の場合、すぐ目の前に魚が見えますし、まだ日が昇りきっていない時間ですので、太陽光の邪魔もありません。
なので、見落としはともかく、見間違いはないと思います。
もっとも、見間違い、見落としで、実際には、たくさんの尾長が見えている状態だったらというのが本音ですが。
しかし、何という数のキツ。
これがすべて尾長というのはさすがに無理として、半分くらいでも尾長が混じっていれば。
いや、10分の1でも尾長だったら、どれだけ気持ちが盛り上がることか。
尾長が全く見えておらず、仮に混じっていたとしても、キツに埋もれてしまう程度のもの。
見えていても釣れない僕に、この状況は厳しすぎます。
を打破する手立てはありません。
また、前回は、練習という意味も込めて、キツを釣って遊んでいましたが、無駄に仕掛けを入れるのはマイナスなはず。
そう思い、しばらくの間、餌だけを撒き続けてみるものの、尾長が見えてくる気配はなし。
また、尾長狙いの磯に上がれるかどうかが分からなかったこともあり、持ってきている餌は、赤アミ5枚とボイル2枚のみ。
見えるまで撒き続けられるような量ではありません。
というか、いくら撒いても出てこない時には出てこないわけで、さてどうしたものか。
先日は、この東のハナでもモンズマが釣れたと聞いており、沖の方を狙うなら、尾長狙いの邪魔にはならなさそう。
正直、釣りたいのは尾長であっても、食べたいのはこっちの方。
手前の方の状況を確認しながら、沖の潮目でモンズマを狙ってみるわけですが、当然のように不発。
まぁ、狙ってみるといっても、僕の場合、モンズマがいる場所をピンポイントで見つけるなんて出来ませんし、モンズマがいそうな場所を狙ってみるだけ。
運良く回ってきてくれないと釣れません。
ちなみに、モンズマは掛かりませんでしたが、沖の方にキツがいるようで、小さなキツが頻繁に掛かってきました。
あとはダツ。
今回は、ウキを交換するのが面倒で、松山のまま、沖を狙っていましたが、モンズマならともかく、キツとかダツとかを掛けて松山をロストするのは洒落になりませんし、沖の方を狙うなら、面倒でも交換するべきでしょう。
手前に見えているのは、キツばかりで、尾長の姿はなし。
相変わらず、ソウシハギも大量にいますし、状況は良くなさそうですが、潮が変わる時、潮が緩む時、潮が動き出す時、どこかのタイミングで尾長が出てきてくれるかも。
そう期待して、今は待つことにし、次に取り出したのがルアー。
東のハナに上がれると分かった時点で、船に置いてくることも考えたのですが、これがありますと、ウキパラソルが投げやすいですから、一応、持ってきていました。
ルアーのタックルを準備し、根魚でも釣れてくれないかと、PB-30をつけて探ってみることに。
なお、ウキパラソルを投げるのに役立つと書きましたが、底付近の潮の流れを確認するのにも、ルアーは役立ちます。
尾長狙いをしていますと、1ヒロ前後くらいまでしか沈めないことが多いですし、東のハナの周辺は潮の流れがバラバラで、2枚潮、3枚潮になることも珍しくありません。
魚が釣れなくても、それが確認できたらプラスかなと思い、投げてみるわけですが、何と、一投目から根掛かり。
しかも、本線(PE)の方から切れてしまったため、リーダーの再結束も面倒で、ルアーはこれで終了。
PEにウキパラソルを結んで、ここからは、ウキ救出用の道具として、立てかけておくことに。
そして、こういう時には、切られることがないという。
高場の方に聞いてみましても、尾長は見えていないようですし、さて、どうしたものか。
良い天気のもと、海とか島とかを見ている時間も悪くはないものの、基本的には、じっとしていられない性格。
我慢が出来なくなり、手前のキツの群れの中に、仕掛けを入れてみることに。
もちろん、キツの群れの中に仕掛けを入れれば、キツがガンガン掛かってくるのは当然として、中にはキツ以外の魚も。
ツムブリ
35cmくらのい小さなネイリ
そして、待望のモンズマ
沖の方を狙っていましたが、すぐ手前にいたとは。
小さいですが、嬉しい1匹。
なお、モンズマは、この後、さらに2匹釣れました。
あと、11時くらいからは、イサキの群れが寄ってきて、これも数匹。
そして、モンズマとイサキがいれば、そのセットとも言えるあいつも登場。
もっとも、あまり攻撃的ではなく、気にならないレベルでしたが。
こんな感じで、13時半頃まで、尾長が出てきてくれることに期待して頑張ってみたものの、尾長が姿を見せることはありませんでした。
ただ、潮が上りから下りに変わるタイミングで、それまで表層付近まで浮いてきていたキツが、2ヒロくらいの所をウロウロするようになり、その中に尾長かもと思える魚が混じっていたような気がしますので、もしかしたら、そこがチャンスだったのかも。
ということで、今回の尾長狙いも撃沈となりましたが、僕の腕ではどうしようもなかったかなと、割と清々しい気分であるのも事実。
また、キツとかも含め、魚の引きは楽しめましたし、美味しいお土産も確保できました。
それに、東のハナの低場で釣りが出来たのであれば、それで十分とも言えるわけで、今回の沖の島釣行も大満足です。
来週は、金曜日の二並島周りを第一候補にしていましたが、今回の状況を見る限り、まだ厳しいような気がしており、前日の三ノ瀬・姫島南に変更しようかなと思い始めている所です。
ただ、鵜来島の方ではよく釣れているようですし、突然、スイッチが入ったように、釣れ始めることも否定はできません。
それに当たりたければ、通い続けないといけないわけで、悩みます。
ですが、いずれにせよ、まだ1週間あり、天気とか出船状況とかも分かりませんので、当面は様子見かなと。