沖の島釣行 359回目(2024年29回目)
2024年11月08日(金)
岡崎渡船/三ノ瀬
・カバ(姫島南)
出船 05:30 納竿 14:30
乗船客 14名
曇り
最高 22.9℃ 最低 16.2℃(宿毛)
水温 25.1℃
潮 下り
2週間ぶりの沖の島。
最初のうちこそ、釣りに行けないもどかしさを感じていたものの、ここまで休みが多くなりますと、2週に1回くらいがちょうどよいのかとさえ思えるようになってきます。
実際、週に1回のペースよりは、2週に1回の方が、時間に余裕ができるのも事実ですし、お金の面でも楽になるのは間違いありません。
ただ、時間がある分、集中力が落ちて、仕事の効率が悪くなっているのは否めませんし、身体が慣れていないせいなのか、釣行後の疲労感が大きく、回復にも時間が掛かっています。
また、週1のペースで通っている時の方が、メリハリもでき、体調も良いような気がしていますので、可能であれば、そうした方がよいのかなと。
というか、単純に、週1のペースで釣りに行きたいというだけの話なのですが。

さて、完敗だった前回の釣行(10/25)をオープン戦とみなし、今回が今シーズンの開幕戦。
幸先良く白星スタートといきたいところでしたが、またしても敗北。
しかも、前回以上の酷い負け方でした。
ということで、今回の釣行もオープン戦扱いとなり、次回が今シーズンの開幕戦。
とまぁ、これを続けていって、釣れた日を開幕戦と決めるとすれば、開幕白星スタート!とすることが可能というわけです。
いつも書いていますように、僕の釣りの大部分を占めるのは運。
そういう意味では、初戦が白星なのか黒星なのかは、意外と気になったりもします。
それに、どの日を開幕戦にするかは、あくまで僕の問題。
他の人には何の影響もないわけで、好きに決めればよいのかなと。
ただ、こんなことをしていますと、僕の場合、開幕が12月以降にずれ込むなんてことも十分に考えられますし、それどころか、開幕しないまま、6月のシーズン終了を迎えるなんてことも否定はできませんが。
今回の三ノ瀬周り。
お客さんは、全部で14名。
平日にこの人数なら盛り上がってきているのか、そう思いたいところですが、実際はそうでもなく、沖の島で出船があったのは岡崎渡船さんのみ。
複数の渡船やさんからお客さんが回ってこられていて、それをあわせた人数ということです。
例年よりも海水温が高いようですし、本格的なシーズンインはもう少し後になるのかなと。
ただ、活気のある片島港、お客さんがいっぱいの船内、そんなシーズンになって欲しいと強く思うのも事実。
そういう意味でも、下手くそな僕が釣って、釣れることをアピールしたかったのですが、なかなか上手くいきません。
11月になったということで、出船は5時半。
ここ最近は、ぎりぎりまで仕事をしてから出掛けるようにしており、この30分、1時間は割と大きく、今回も、港に着いてから、1時間ほど仮眠をとることができました。

片島港を出た船は、約50分で二並島に到着し、他船から回ってこられたお客さんが、東のハナの低場に渡礁されます。
平日とはいえ、二並島周りでこんな状況というのは寂しい限りです。
で、二並島の当番船から回ってこられたお客さんは、お一人のみ。
東のハナの高場が空いており、それもあってか、船長から「柴田君、三ノ瀬、姫の方に行くけど、そっちでいいかい?」と聞かれます。
前回(10/25)の釣行からちょうど2週間。
状況がどれくらい変わったのか気にならないでもなく、空いていれば、東のハナに上げてもらうのも悪くないかなと、来る前にはそう思っていたのも事実ですが、数日前に全く見えていなかったという情報も入っており、船長のおすすめも三ノ瀬、姫島の方でしたので、それに従うことに。
そして、その後、ルアーの方が堤防、キビナゴの方が岬のハナ、底物の方が三ノ瀬2番に上がられ、船は姫島に向かいます。
ちなみに、今回のお客さん、全部で14名と書きましたが、上物5名、底物4名、ルアー3名、キビナゴ2名とバラエティに富んでいました。
まぁ、この辺りも、シーズンの初期というのを物語っているのかなと。

そして、僕が上げてもらったのは、カバ。
尾長の実績も高く、特に、シーズンの初期には尾長の釣果を聞くことが多く、昨年も、この時期に50cmクラスの尾長が釣れていたはず。
さらに、モンズマにも期待でき、ルアーも楽しめますので、今回上がりたかった磯の一つ。
ワクワクしながら渡礁し、早速準備に取りかかります。
渡礁の段階で分かっていましたが、磯の周りには湧きグレがたくさん。
これが釣れる湧きグレなのかは分かりませんし、釣れる湧きグレだったとしても、僕の腕では釣れないかもしれません。
ただ、グレという魚はしばらく釣っておらず、これを狙わない手はないはず。
そう思って準備をしたのは、ルアーロッド。
今回は、姫島の磯に上げてもらうつもりで、ルアーロッドを持ってきていた部分もあり、朝一のチャンスタイムはルアーかなと。
が、残念なことに、全くの無反応。
本命のカツオ、ネイリ(カンパチ)どころか、ダツすら掛かってきません。
さらに、ルアーを投げている間に、湧きグレの姿が見えなくなっているという。
いきなり、裏目に出た形ですが、それが僕の釣り。
思い通りにいったことなどほとんどありませんし、それを少しでも防ごうと思えば、ルアーを持っていくのをやめて、上物だけに集中するべきなのでしょうが、11月の上旬というのは、過去にルアーでよい釣りができたことが何度もある時期。
どうしても、ルアーを持っていきたくなりますし、朝一はルアーを投げたいというのが本音。
結果釣れなかったとしても、楽しければ問題ありませんし、そもそも、湧きグレを狙っていたところで、釣れた可能性は低いのではないかと。
で、湧きグレがいなくなったのであれば、尾長狙い!
正確に言いますと、餌を撒いたら大量に寄ってくるキツの中に、もしかしたら含まれているかもしれない当たり(尾長)を引くことに期待してのくじ引き。
腕のない僕にとって、くじ引き状態というのは、むしろチャンスとも言えるわけで、運良く尾長が釣れてくれたらと、そう期待しながらくじを引いていきますが、出てくるのは、キツばかり。

分かっていたことですが、僕は、腕がない上に、運もないですから、このような結果になるのは必然。
しかし、そもそも当たりが入っているのかどうかも疑問で、当たりがないくじを引いても当たりは出てきません。
実際、前回(10/25)の東のハナの高場は、海中映像に尾長の姿が映っておらず、当たりのない(入っていても限りなく少ない)くじをひいていたことが濃厚。
今回は当たりが入っているのか気になるところです。
ちなみに、僕は、磯の上で海中映像を見ることはしません。
GoProとスマホの接続があまり安定していないというのも理由の一つですが、海中の様子を見ても、それに合わせて戦略が組めるわけでもないですし、中途半端に迷うくらいなら、見ない方がマシかなと。
それに、帰って片付けが済んだ後、干し芋とか豆菓子とかを食べながら、撮ってきた海中映像を見る時間も、沖の島釣行の楽しみの一つ。
それをなくすのは勿体ないですから。
で、結局、弁当船までに当たりを引くことはできず、キツ以外に釣れたのは、
ヒブダイと

ソウシハギのみ

そういえば、前回の東のハナの高場もそうでしたが、これがやたらと多いです。
ウスバハギが多い状況というのは何度も見てきていますし、その中にこれが混じっていることも珍しくありません。
ですが、前回も今回も、ウスバハギはほとんど(全く?)見当たらず、いるのはこのソウシハギばかり。
しかも、かなりの数がいるという。
もしかしたら、これも、海の状況が違っている合図なのかも。

なお、今回は磯代わりはせず、カバに残ることにしました。
隣の磯ではモンズマが釣れていましたし、僕自身も、それらしき魚を掛けていましたから、チャンスはありそうでしたので。
ちなみに、僕が掛けたのは沖の方。
全力で投げて届くか届かないかの距離に良さそうな潮目があり、そこを狙っていましたら、モンズマと思われる魚が掛かったものの、寄せてくる途中で、サメに持って行かれました。
姫島の場合、サメがいるのは仕方がないこと。
ある程度は割り切っているのですが、沖の方で掛けた場合、かなり厳しいのも現状。
しかも、今回はなくしてもよいウキを持ってきておらず、リスクを負いたくないため、沖の方を狙うのは断念しました。

で、後半戦ですが、最初のうちは、当たりの引けないくじを引いて、60cm近いキツに遊んでもらっていたのですが、姿を消していました湧きグレが姿を見せるようになったため、そちら狙いに変更。
ただ、何をやっても、一向に掛かる気配なし。
また、下り(正面に向いて右に流れる)が、途中から左に流れるように。
沖の方を見る限り、潮は下りのままのようですので、反対に流れているのは手前の方だけ。
しかも、流れているといっても、かなり緩く流れていて、隣の磯との間はゴミだらけ。
磯際に餌を撒いても、寄ってくる魚が極端に少なくなりましたし、あまり良い状況ではなさそう。
というか、ルアー(PB-30)をフルキャストした先でヤガラが掛かってくる状態。

ヤガラは、潮があまり動いていない時に見かけることが多く、それが沖の方で掛かってきたということは、本当によくない状況だったのかも。
ただ、湧きグレも狙い方次第ではチャンスがあったと想いますし、キツの中に、グレ(尾長か口太かが不明)らしき魚がちらっと見えたような気もしました。
なので、釣れなかった一番の原因は僕の腕のなさ。
情けない限りです。

というわけで、開幕第2戦、いやオープン戦の2戦目も、見事なまでの敗戦。
持ち帰りが出来るような魚は1匹も釣れませんでした。
状況がどうのこうの以前に、ここまで下手くそだとは。
下手くそなのは理解しているつもりでしたが、今回は、自分の思っているそれを遙かに超えていた気がします。
ただ、50cmを越える大きなキツとかヒブダイなどは相当な数が釣れ、強い引きは堪能できましたし、それなりに練習にはなったかなと。
そう思うことにしましょう。

そして、いつも書いていますように、僕の沖の島釣行における重要なポイントの一つでもあります知り合いの方とお話をする時間。
今回も知り合いの方がたくさんで、しかも、そのうちの数名の方は、特によくお会いする大好きな常連さん。
色々なお話が出来、楽しい時間を過ごすことができました。
なので、当然のように、今回の沖の島釣行も大満足です。

来週は、木曜日の二並島周りで行こうと思っていましたが、今のところ、仕事(授業)の調整ができていません。
なので、今回のリベンジも兼ねて、水曜日の三ノ瀬周りを本命に考えているところです。
ただ、昨日聞いた段階では、問い合わせなしとのこと。
それに、水曜日に行くとなれば、中4日。
しかも、土日を挟んでの中4日となるわけで、週1のペースで通っている時ならともかく、釣りに行けないことに慣れてきているこの状況で、それをこなすことができるのかは少し不安です。
また、天気が読みにくく、見るサイトによって、雨のマークがついている日もバラバラ。
おまけに、台風の影響も否定ができず、またお休みになる可能性が高くなっている状況。
冗談抜きで、隔週釣行が定着しそうです。