沖の島釣行 358回目(2024年28回目)
2024年10月25日(金)
岡崎渡船/二並島
・東のハナ高場(二並島)
出船 05:00 納竿 13:50
乗船客 5名
曇り
最高 24.3℃ 最低 21.2℃(宿毛)
水温 26.2℃
潮 下り
なかなか出船が決まらず、船長から連絡が入ったのが、前日の10時過ぎ。
今週も行けないのかと諦め始めた頃でした。
10月後半いえば、上物のお客さんが動き始められる時期。
二並島周りの日ということもあり、大丈夫だろうと思っていましたが、ここまでギリギリになるとは。
また、片島港も閑散としており、沖の島で出船があったのは岡崎渡船さんのみ。
しかも、わずか5名での出船。
天気が不安定というのが一番の原因として、今年は、これまでと違う雰囲気を感じているのも事実。
となれば、釣果もいつもとは違う結果になり、普段釣れない僕が、何故かよく釣れたりとか。
そんな中、今シーズン初めての尾長狙い。
結果は、いつもと同じでした。
そして、釣行後の激しい筋肉痛。
これもいつもと変わりません。

5:00過ぎに出港した船は、約1時間で二並島に到着。
上げてもらう磯は、東のハナの高場!
尾長狙いの初戦には最高の舞台です。
ということで、早速準備をして釣りを始めたかったのですが、この日は曇っていたこともあり、磯に上げてもらった時はまだ薄暗い状態。

暗いうちに仕掛けの準備をしてもろくなことがなく、実際、2年前のこの時期、まさにこの東のハナの高場で、暗い中で仕掛けの準備をしようとして、竿先を折ったこともあります。
たださでさえ、視力が弱く、細かな作業が苦手な僕ですので、それ以来、暗い時には仕掛けの準備をしないと決めており、この日も、ブログを書いたりしながら、明るくなるのを待つことにしたわけですが、その途中、ふと気付いたのが、9mの玉の柄を受け取っていないこと。
久しぶりの高場ということもあり、すっかり忘れていました。
そして、持っている玉の柄は6.5mの物。
干潮直後ということで、潮位が低くなっており、低い場所に降りていって、ギリギリ届くかどうかといった状況。
取り敢えず、確認しておこうと、玉の柄を伸ばしてみましたら、ポチャンという音。
あれ?と思い、引き上げてみますと、玉の柄の口ゴムがなくなっています。
さっきの音は、それが落ちた音だったようです。
口ゴムがなくても使えないことはありませんが、使いにくくなるのも事実。
玉網を装着してからこの作業を行っておけば、落ちることはなかったはず。
完全に不注意でした。

いきなりのハプニングに不安を感じずにはいられませんが、口ゴムがなくても、使えないことはありませんし、気を取り直して、今シーズン初戦のスタート!
尾長は見えるのか、そして、釣れてくれるのか。
ドキドキ、ワクワクの時間の始まりです。
まずは北東の先端を最初の釣り座に決め、餌を撒いてみますと、たくさんの魚が浮いてきます。
いや、浮いてくるというより、撒いた餌に猛烈な勢いで寄ってくるといった方が正しい表現でしょうか。
そして、この寄ってきている魚、ほぼ間違いなく尾長!!
ではなく、キツ。
尾長と確信できる魚はもちろんのこと、尾長っぽい魚すら見えません。
ただ、見ているのは僕。
見間違い、見落としがあることも十分に考えられます。
それに、尾長が見えていても、それを狙って釣る腕なんてないわけで、僕の釣りの基本は運。
このたくさんのキツの中から、当たりとなる尾長を引く、いわゆるくじ引きのような状況は、むしろ好都合なのかも。
当たりが引けることを信じて、キツの群れの中に仕掛けを入れてみますと、いきなりキツとは違う感触。
といっても、当たりとも違う感触。
上がってきたのはこの魚。

磯の周囲に、このツムブリがたくさんいるようで、この後も、頻繁に掛かってきました。
といっても、掛かってくる魚の大半は、小さなキツ。
掛けても、掛けてもキツ。
一向に当たりが引けません。
もちろん、確率が低くても、当たりが入っているのが分かっているのであれば、引き続ける気になれます。
ただ、当たりの存在は確認できておらず、もしかしたら、当たりの入っていないくじかもしれません。
また、撒き餌から外れていても掛かってきますし、合わせなくても勝手に掛かってきますので、練習にもなりそうにない状況。
となれば、くじを引き続ける気にはなれず、一旦休憩。
ルアーを投げてみることにします。
高場に上げてもらえると分かった時点で、ルアーの竿は置いておくことも考えたのですが、仕掛けが切れて、ウキの回収をする際、ルアーロッドがあったら便利かなと、一応持ってきていました。
高場でルアーを投げることに多少の抵抗は感じるものの、あまりのキツの多さに心が折れかかっていましたし、気分転換にはよいかなと、ヒラスズキタックルにPB-30をつけて投げてみましたら。一投目からいきなりのヒット!

掛かってきたのはオオモンハタ

小さいですが、煮付けにはちょうどよいサイズ。
上物では持ち帰りに期待できそうにない状況でしたので、ありがたくキープさせて頂くことに。
なお、オオモンハタは全部で3匹(そのうちの1匹は20cmくらいの超ミニサイズ)、アカハタも2匹。
ルアーは合間合間に投げただけで、トータルで1時間も投げていないと思いますが、これだけの釣果。
何とも複雑な気分ですが、お土産も確保できましたし、ルアーを持ってきてよかったということにしておきましょう。

で、肝心の上物の方は、さっぱり。
尾長を掛けるどころか、尾長の姿を見ることすらできず、チャンスすらない状況。
また、途中、尾長狙いを諦めて、湧きグレを狙ってみましたが、こちらも不発。
湧きグレの代わりに、タマメと思われる魚が掛かり、ウキを1個なくしただけでした。
なので、尾長は当然として、口太もイサキも釣れない完全敗北。
ただ、大半がキツとはいえ、頻繁に竿が曲がってくれましたし、

抜き上げが出来ないような魚も含まれていましたので、

よい運動になり、汗びっしょり。
さらに、朝見た天気予報では、夕方くらいから雨の予報になっていたため、磯の上の餌を流さなくてよいのではと、割とギリギリまで釣りをしていたところ、迎えの30分くらい前に見た予報では、雨のマークが消えており、慌てて磯の掃除をする羽目に。

これでさらに体力を使い、帰った時には、出発前より1kg以上痩せていました。
なので、今回は、減量に来たと思えば、大成功の釣りになったと言えるのかも。
いやいや、そんなはずはありません。
尾長狙いの初戦は見事なまでの完敗。
もちろん、釣れなかった一番の原因は僕の腕だと思いますが、状況もあまり良くなかったのではないかと。
実際、尾長と確信できる魚は一度も見えませんでしたし、尾長かもといった魚すらほぼ見ていませんので。
そして、その一方で、キツと確信できる魚はたくさん。
後日、海中映像のブログなども更新する予定ですが、尾長狙いにはまだ早すぎたかなと。
モンズマ狙いにするべきだったか、あるいは、ルアーとキビナゴでくるべきだったか。
ただ、それは、結果として思うこと。
餌をたくさん用意し、尾長狙いのつもりで来ていましたら、東のハナの高場を敬遠するのは無理な話。
仕方ありません。
それに、東のハナの高場で、マスターモデルⅡを握って、尾長を狙っているという気分になれただけでも、十分楽しいのも事実ですので、今回の沖の島釣行も大満足です。

来週は、水曜日の二並島周りの日を本命に、水曜日から金曜日のどこかで行きたいと思っていますが、予報を見る限り、かなり厳しそうな状況。
水曜日がギリギリいけるかどうかといった感じで、木曜日以降は無理なのではないかと。
なので、来週はまたまた休みになりそうです。
ちなみに、火曜日に堤防での取材が入っているようで、その日の出船は決まっているとのこと。
火曜日への日程変更は可能ですし、行こうと思えば行くことが出来ます。
ただ、火曜日に行くことになれば、中3日での釣行。
しかも、土日を挟んでの中3日ですので、かなりきつい状況。
さらに、月曜日は授業が終わるのは22時半で、出発できるのは0時前。
普通に考えて、行かないのが無難かなと。
となれば、台風の進度が遅くなったり、コースが変わったりして、水曜日に行けるようになることに期待。
もっとも、台風の進み方が遅くなりますと、これに影響が出る可能性が出てきます。

僕は参加するわけではありませんし、知ったことではないと言えばそれまでですが、たくさんの方が参加される大会ですし、沖の島、鵜来島が盛り上がっていく起爆剤にもなり得る大会ですので、無事に開催されることを願うばかりです。